ファスナー合流はズルい?そんな部分最適な感情ではなく全体最適で考えましょ!
またファスナー合流のことが話題になっていた。年末年始に車で出かける人も多くなるだろうしね。注意喚起の意味も込めての記事かな?
近年よく聞く言葉に「ファスナー合流」という言葉が増えてきた。高速道路の本線への合流の際に合流線の一番前まで行って1台ずつ合流していくという方法のことだ。
これ、自分が高速道路の本線のドライバーだとしたら、たしかにイラっと感じてしまうこともありそうだ…。だって合流する人が自分を横から抜かしていくんだからね…。
私個人の感情としては、先に行かれるとモヤモヤする。私だけでも先に行きたいと思う。しかしこれは私だけが得をする部分最適の考え方だ。
ファスナー合流が「ズルく思える」としても、それをみんながやることによって渋滞が減少する。結果みんなが速く進めるようになる。
全体の流れが良くなれば結果として自分も目的地に早く着くことができるはずだ。だったらファスナー合流を気持ちよく受け止めた方がいいし、自分もやった方がいい。これが全体最適の考え方。
とはいえ聖人君子でもないし、部分最適の考え方にどうしても陥ってしまう。そんな時どうしよう?「全体最適全体最適」と念仏のように唱えるのも一つかもしれないね。
自分が、自部門が、自社のみが良くなるのではなくて、その時々で必要な「全体」を考えて行動する。全体最適を考えて行動することが社会が活力を持つ一つの方法ではないかと思っている。
全体最適は「仲よくしよう」というような言葉ではない。全体の利益が増えることで、自分の利益も増やす。そんな方向を目指すものだ。
全体が良くなったから自分も良くなった。そんな社会を目指したいよね。
会社でも同じだ。営業部門ばかりが頑張って注文取ってきても製造部門が追い付かず納期割れになったらクレームになる。
逆に製造部門が最大限頑張ると売れない在庫が溜まってしまう…。どちらも会社全体にとってはいいことではない。
それより会社の業績が伸びてボーナス増やしてもらった方が良くない?
ファスナー合流は社会全体の最適を考える行為だが、会社員の一員としては会社を全体と見立てるのも良い。
部分最適ではなく全体最適
つねにこの意識を持っていきましょう!
最後まで読んでくれてありがとう!
vol.2050
意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎
まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
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この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!
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