見出し画像

空飛ぶバイク研究開発の会社が自己破産?研究開発段階で100点を目指してはダメなのだろう

空飛ぶバイク!それは夢があるよね。
だけど、その空飛ぶバイクを開発していた企業が自己破産を申請したようだ…。残念…。

自己破産に至った理由というのが「資金が続かなかったから」。そうだね研究開発投資ってお金がかかるよね…。ベンチャー企業だったらそんなにお金はないか…

と、思ったら!この会社さん、初期の段階でかなりの金額の資金を調達できていたそうだ!まだ期待値の段階の初期段階で何十億円も調達していたとか!

そんなに調達していたのに、最後は社員さんのお給料も払えず自己破産とはこれまたなんで…?

企業経営をしていくうえで「研究開発」というのは非常に重要だ。研究開発を行って、他社よりも性能が良かったり、見た目が良かったり、そんな「良い商品」を作ることが競争に勝つ原動力となる。独自資源とも言う。

しかし、その独自資源も選ばれる理由(=強み)にならなければ、お客様から選ばれない(=買ってもらえない)。

この記事で言えば、いくら空飛ぶバイクの開発を行っていたとしてもその開発の過程での知識や技術は独自資源にしか過ぎない。

7,700万円で売り出す予定だったのかな?その商品という形にならなければお客様は選べない(=買うことができない)

いくら資金があっても無限ではないだろう。実際何十億円も調達したはずのお金は最後には給与すら払えない程枯渇していたようだ。

「見た目重視して高コストになっていた」と記事にも書かれていたが、この空飛ぶバイクは最初に資金を集め過ぎたばかりに100点満点を目指し過ぎたのではないかと思う。

そこまで集まらなかったら、今あるお金の範囲で、見た目はちょっとダサくても70点くらいの商品を市場に投入できた可能性もあるのでは?

そうすればその商品が売れている間により改良した次の商品の開発ができたのではないだろうか?

iPhoneも最初の頃は「全然使えない」という声も上がっていた。最初から100点満点の商品なんてない。市場にないものだったら特にね。

そもそも100点の基準って何?
という話だ。

この記事を読んで、研究開発が大事といっても、100点に固執するのは危険なのだろうと思った。70点だと思っても、まずは出すこと。スピード命

研究開発するのは大事だけど、そこは忘れないようにしよう。

最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2091


意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎

まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!

ご質問等ある方はコチラまで!

いいなと思ったら応援しよう!