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エキゾチックアニマルの治療を勉強するぞ〜!(ただの決意表明)
今回は、前回あげた2025年の目標のひとつについて決意表明の意味も込めて自分の感情の遷移をまとめてみました。
エキゾチックアニマル、といきなり言っていますがピンと来ていない人も多いのではないかと思います。
Wikipediaによると「エキゾチックアニマルとは伴侶動物として飼育されている特殊な動物に対する呼称である。」とあります。
つまり、ザックリと犬猫以外で一般の方が飼育されている動物みーんなエキゾチックアニマル。ってわけです。
ウサギもフェレットもハムスターも鳥もカエルもトカゲもヘビも。
獣医師として臨床に携わるようになって9年目になるわけですが、ウサギやフェレットあたりはまだしもそれ以外の動物たちを診察することはほとんどないまま来ました。そしておそらく多くの臨床獣医師もそうだと思います。
犬猫と比べて飼育数が少なく、絶対的に出会う機会が少ないというのももちろんですが検査、治療について体系化がほとんど進んでいない動物たちの治療を扱うことに抵抗感があったのかもしれません。怖かったんだと思います。
こういった考えが変わったキッカケはビーガンの方とビーガンについての話をしていた時でした。
人間が人間の利己のために、他の動物を不当に搾取するべきではないと思うが、なぜこの考えを理解してもらえないのだろう?という彼らの問いを一緒に考えている時にその人と問題との距離感なんじゃないか。という仮説が生まれました。
例えば普段から犬猫と暮らしている人にとっては犬猫≒動物はその人にとって近い距離感にいる自分の仲間のような存在。
だからビーガンの方が感じているような人間によって動物が不当に搾取されているかもしれない。という問題をよりリアルに、より重大な問題として捉えられるのではないか。と考えたのです。
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私はビーガンではないですが、生き物のことが好きで人間が人間以外のあらゆる生き物ともっと上手に一緒に生きていける未来を創造していきたいと考えています。
だとしたらより多くの方にそんな未来って素敵だね!と思ってもらうにはより多くの方達の生き物との距離感を縮めていくような取り組みが必要になるはずです。
人によって住んでいる環境、ライフスタイル、好みは違います。
だとしたら犬猫の治療ばかりが一般化して整備されている現在の環境は不十分である。とも言えるのではないでしょうか?
カエルが好きな人が、亀が好きな人が、メダカが好きな人だってたくさんいるはずです。
そんな人達が、診てもらえる医者がいないことが理由で自分が好きだと思える生き物たちとその距離感を今以上に縮められなくなっているのではないか。
だとしたら一般の一臨床医の自分はもっと積極的になるべく広い生き物に対しての知識を怖がってないで取り入れて少なくとも一緒に考えられる獣医師を目指していくことが自身の目標なのではないか?と思うに至ったわけです。
こんな変に難しく理論風に書いていますが、結局はずーーーーっと興味あったし自分も好きだから診察できるようになりたい!って思っただけなんですけどね。笑
長々と好き勝手にすみません。
声高々と主張できるほどまだ何かを成し遂げたわけでもないのですが、これから挑戦する自分に向けて、「ここまで言ったら引き下がれないぞ。」と発破をかけてやろうと思っています。
がんばれ、自分。