バスロケシステムの選び方

  1. 車載機材

    1. 価格

    2. 大きさ

    3. 取付工事

  2. 導入時の作業

    1. 路線情報の登録

      1. バス停

      2. 時刻表

      3. 走行ルート

    2. 車両と便の紐付け

  3. 運用時の操作

    1. 運行開始時の操作

    2. バス停での操作

    3. 運行終了時の操作

  4. バス停通過判定

    1. 逆T経路の処理

    2. 電波や電源が一時的に途絶えた後の自動復旧

  5. 表示

    1. 地図上での表示

    2. 時刻表上での表示

  6. 通知

    1. LINEで遅延情報などの自動通知

    2. メールで遅延情報などの自動通知

バスロケシステムの選び方

自治体向けバスロケーションシステム選定ガイド

はじめに

近年、公共交通機関における利用者サービス向上へのニーズが高まっています。その中で、バスロケーションシステムは、バスの運行状況をリアルタイムで提供することで、利用者の利便性を大幅に向上させる重要なツールとして注目されています。

本資料では、自治体向けバスロケーションシステムの選び方について、以下のポイントを詳細に解説します。

1. 車載機材

1.1 価格

車載機材の価格は、システムの規模や機能、メーカーによって大きく異なります。一般的には、1台あたり数十万円から数百万円程度です。

☆G-Nexの端末価格は、端末10台までで初期費用50万円

1.2 大きさ

車載機材の大きさは、バスの種類や設置場所によって考慮する必要があります。小型軽量な機材であれば、設置場所の自由度が高くなります。

☆G-Nexの端末は、手のひらサイズの超小型

1.3 取付工事

車載機材の取付には、専門知識や技術が必要となる場合があります。自前で取付工事を行う場合は、事前に必要な資格や技術を確認する必要があります。

☆G-Nexの端末は、シガーソケットに挿すだけ。
※電源をヒューズボックスから取り、GPSアンテナをフロントガラスに貼り付ける必要がある場合もあります。

2. 導入時の作業

2.1 路線情報の登録

バスロケーションシステムを導入するには、まず路線情報を登録する必要があります。登録内容は、以下の項目などが含まれます。

  • バス停情報(名称、位置情報、停留所間距離など)

  • 時刻表情報(発車時刻、到着時刻、運賃など)

  • 走行ルート情報(経路、停留所間の走行時間など)

  • 車両と便の紐付け情報(車両番号、便名、運行日など)

これらの情報は、手動で登録することも、CSVファイルなどの形式で取り込むこともできます。

☆G-NexではGTFS-JPデータと、運行コース表(バスの割り当て管理表)を頂ければ初期設定を行います。データによっては別途費用が発生する場合もあります。

2.2 作業の負担

路線情報の登録は、時間と労力がかかる作業です。職員だけで行う場合は、事前に作業量を把握し、スケジュールを調整する必要があります。

☆G-Nexでは全ての作業を当社で承ることも可能です。2ヶ月程度で運用開始可能です。

3. 運用時の職員の作業

3.1 運行開始・終了時の操作

バスロケーションシステムは、運行開始時に操作を開始し、運行終了時に操作を終了する必要があります。操作方法は、システムによって異なりますが、一般的には車載機材やパソコンで行います。

☆G-Nexは、車両点検などで入れ替えがある場合以外は、運行開始時および運行終了時の操作は一切不要です。

3.2 バス停での操作

バス停到着時や発車時に、車載機材で操作を行うシステムもあります。操作内容は、停留所情報送信や遅延情報入力などです。

☆G-Nexは、運転手さんの操作は一切不要です。

4. バス停通過判定精度

バス停通過判定精度は、システムの性能によって異なります。高い精度であれば、利用者はより正確なバスの到着時間を確認することができます。

4.1 逆T経路の処理

逆T経路とは、バスが同じ停留所を複数回通過するような経路です。逆T経路を処理できるシステムであれば、利用者はバスの現在位置をより正確に把握することができます。

☆G-Nexは、逆T経路のような複雑な運行経路の路線でも正確に通過判定を行います。

4.2 電波・電源途絶後の復旧時間

電波や電源が一時的に途絶えた場合、バスロケーションシステムは自動的に復旧する必要があります。復旧までの時間は、システムの性能によって異なります。

5. 利用者画面

5.1 地図上での表示

利用者画面では、バスの現在位置や運行状況を地図上で確認することができます。地図の種類や表示項目は、システムによって異なります。

☆G-Nexでは、地図上に路線のルート、バス停、バスの位置を表示します。また、バス停をクリックすると、そのバス停の直近3本の発車時刻が表示されます。

5.2 時刻表上での表示

利用者画面では、バスの時刻表を確認することができます。表示項目は、システムによって異なりますが、一般的には発車時刻、到着時刻、運賃などが含まれます。

☆G-Nexでは、時刻表(定刻)と、実際の通過時間の表示、および、現在のバスの位置(どのバス停の間にいるか)を表示できます。

6. 通知機能

6.1 LINE/メール通知

バスロケーションシステムの中には、LINEやメールで遅延情報などの通知機能を提供するものがあります。この機能により、利用者はバスの遅延情報などをリアルタイムで確認することができます。

☆G-Nexでは、一定の時間以上定刻からバス停通過が遅れた場合に、自動でLINEやメールで利用者に通知することが可能です。

7. 導入前に確認すべきポイント

バスロケーションシステムを導入する前に、以下のポイントを必ず確認しましょう。

  • 必要な機能がすべて備わっているか

  • 予算に合致しているか

  • 運用に必要な人員やスキルが確保できるか

  • アフターサービスが充実しているか

8. まとめ

バスロケーションシステムは、利用者サービス向上に貢献する重要なツールです。本資料を参考に、自治体のニーズに合ったシステムを選定してください。

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