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(ネタバレ注意)SAKANAQUARIUM 2019 “834.194"4/6イベレポ
昨日、
「サカナクション SAKANAQUARIUM 2019 “834.194" 6.1ch Sound Around Arena Session」@幕張メッセ国際展示場9-11ホール
に行ってきました。初めてのサカナクション体験でした。
公演が終了した時、まず自分が思ったことは
「この感動を誰かに伝えたい」
そんな思いで、勝手にイベレポ書いてみました笑
サカナクションファン向けではなく、誰が読んでも
「そんなすごかったんだ」
「面白いな」
と思ってもらえるような内容にしたので、ファンの方の中で「これはイベレポではない!」と思う人もいるかと思いますがご容赦ください。
伝えたい感動を、いくつか要点にまとめてみました。
①影ナレ噛んじゃう事件
開演前にアナウンス(影ナレ)が流れるじゃないですか。「本日はお越しいただき誠にありがとうございます〜」みたいな。今回も通常通り影ナレが開演前に流れたのですが、
「本日は『サカナクション SAKANAQUシャリ、
SAKANAQUARIUM 2019 “834.194" 6.1ch Sound Around Arena Session』
にお越しいただき誠にありがとうございます。」
なんと、影ナレのお姉さん、噛んでしまったのですね笑
「録音じゃないんや!」とも思ったけど、その噛み方が非常に可愛くて和んでしまいました。イベレポの最初にこんなこと書いてすみません。
②ダンスミュージックだけじゃない、ギターロック魂感じた
実は自分、そんなにサカナクション通ではなく、有名な楽曲をちょっと知ってるだけでした。そんな自分のサカナクションに対するイメージは
「ダンスミュージックメインで、もはや楽器を演奏しないDJバンド」
っていう感じで(ファンの人すみません...!!)。
でも、冒頭の二曲(アルクアラウンド、夜の踊り子)のギタープレイを観て
「かっこよ。。。ギターロックや...!!」
と感動。繊細さだけではなく、荒々しさ、ライブならではのアドリブ感などもめちゃくちゃ大切にしているのが伝わりました。それもおそらく計算済みなのでしょうけど。。。
素人目の意見ですが、サカナクションの楽曲は
・ダンスミュージック(エレクトロ)
・歌謡曲
・短歌のテンポ、日本語のリズム感重視
・ギターロック
・日本ポップスのAメロ、Bメロ、サビのルールを無視
などの要素を「そんなにマッチする!?」みたいな感じで並べてくる印象。
これらの不自然な組み合わせが自然なように聴こえてしまうのがすごい、という感想を僕は抱いています。
(引用:https://spice.eplus.jp/articles/150596)
③演出の幅がすごい、紗幕と照明と背景スクリーンのトリオ
これは自分が演出オタクということもあって、人より細かいところまで注目してしまうが故の感想です。
ただ、今回の演出に関しては誰が観ても「すごい」という感想は出てくるのではないでしょうか。
まず、紗幕(ステージ上に設置された、パフォーマーが透けて見える幕。そこにスクリーンなどを投影して演出をする)の数と機能性がすごかった。自分の目で確認できたものだけでも4枚は設置されていて、楽曲によって出したり戻したりしてステージの形を幕で変形させていた。紗幕によってステージの高さを生かした演出をしていた。
そして何より、紗幕に映る映像が綺麗なこと。
次に照明の数。ステージ上のサス(ピンスポ)の数、レーザーの数、会場のサイドに設置された照明の数、会場が大きいとしてもあんなに盛りだくさんなステージはなかなかない。
最後に背景スクリーンの数とVJ。VJはプロなのですごいのはまぁわかるが、背景スクリーンの映像と、紗幕のリンクした演出がもう言葉にならないほどすごかった。普通表現できないような演出を、背景スクリーンと紗幕という2つのスクリーンで生み出していた。観たことない演出に、ずっと独り言のように「すごい」「どうやってんのあれ」と呟いていた。
この3つの要素が生み出す演出、全部初体験でした。
④6.1chサラウンドすごい
イベントタイトル「サカナクション SAKANAQUARIUM 2019 “834.194" 6.1ch Sound Around Arena Session」にもある通り、6.1chサラウンドを用いた今回のライブ。赤字で実現をさせたそうですが、その分の凄みはやはりありました。
その前にまず6.1chサラウンドとは?ってことなのですが、要はこういうことです。(引用:http://sakanaction.jp/feature/tour2019)
チャンネルが6つ(ステージに左右、会場左右、会場後方左右の計6つ)と、0.1ch(低音のみを流すスピーカー、ステージ前方に設置)という組み合わせで音を流している、という仕組みになっています。
これのすごいところは、
・音の流し方を場面ごとに変えることで、立体感のあるライブサウンドになる
・音の偏りがないため、変にハウったりしない。ライブあるあるの大きな音で耳を痛める、ということがない
これらは実際に体験しないとすごさが伝わらないですが、より音楽の、ライブの価値が上がると感じた瞬間でした。
はい。たくさん自分勝手に書かせていただきましたが、要は
「このすごさを伝えたい」
という思いだけです。めちゃんこよかった。楽曲もっと聞き込んで研究したいとも思いました。
サカナクションを見てると、次は何をするんだろう?という期待が溢れてきます。音楽、ライブ企画、動画コンテンツなど様々な取り組みをしてきて、エンタメコンテンツは全部やるようになるのでは、なんて思ってたりもします。
今回のライブを通じて、演出のインプットやコンテンツ作りのヒントを得ることができたので、自分もいろんなコンテンツを今後発信していこうと思います。
今後のサカナクションの活躍に目が離せません。