僕がAGESTOCKを3年間続けてみて思ったこと(新入生向け)
はじめに
このnoteを書こうと思ったきっかけは、
自分がこれまでお世話になった後輩たちが新歓やイベント制作を頑張っている、という話を聞いて
「何か彼らに対して自分でもできる恩返しはないか」
と考えた時に
「新入生が、現在所属をしているメンバーの声を聞く機会はあるかもしれないけど、引退したメンバーから活動を続けてみてどうだったかという話は聞く機会がないのでは」
とふと思ったからです。
もちろん、現役メンバーの話は熱もこもっていて伝わるものもあるだろうけど、それとはまた違った、引退した身だからこそ新入生に伝えられる団体の魅力というものがあるのではないか。多少現役メンバーより客観的な、団体の魅力を伝えられることができるのではないか
とも思ったりもして。
新入生のみなさんが、このnoteを読んで、少しでもAGESTOCKの理解を深めて、自分の大学生活の選択肢の1つとしてこの団体を選んでもらえたら幸いです。また、AGESTOCKだけではなく、今後の大学生活の1つの参考資料にもしてもらえる内容になっていると思います。
引退した先輩がこんな風に筆を走らせるくらいには、この団体は面白いと思っています。
AGESTOCKでの経歴
僕は、AGESTOCK実行委員会(http://agestock.jp)(以降Age)に2016年~2018年の3年間所属をしていました。大学1年生の春から大学3年生の冬まで。
Ageでは当時5つの活動チーム(イベント制作チーム/フリーペーパー制作チーム/広報担当チーム/営業担当チーム/団体運営担当チーム)があって、
1年生、2年生→イベント制作チーム
3年生→代表
という経歴をたどりました。
もう少し説明すると、
1年生→早稲田祭トークショー企画の企画チーフ(ゲスト:ピエール中野/凛として時雨)
2年生→春に開催されたイベント@赤坂BLITZ のステージ企画チーフ(ジャズバンドによるステージ)
&学祭トークショーの新入生教育担当
3年生→代表。活動としては
営業:イベント制作:フリーペーパー・広報・団体運営=5:3:2
くらいの割合でした。
という感じです。
3年間活動を続けてみて気づいたこと
団体の活動内容や、これまで開催したイベントなどについてもお話ししたいところですが、そういった点は現役のみんなが熱く伝えてくれていると思うので、ここでは3年間活動を続けて気づいたこと、感じたことをまとめていこうと思います。あくまで自論なので、全てを鵜呑みにはせず、参考にしながらみなさんのサークル選びの判断基準の1つにしてもらえたら幸いです。
トピックは以下の5つです。
①エンタメのど真ん中にいるのがAGESTOCK
②社会の縮図、会社体験みたいな
③大は小を兼ねる
④やりたいことが見つかる
⑤あくまでサークル、縛られないで
(昨年12月に開催したイベントがめざましテレビに取り上げられました)
①エンタメのど真ん中にいるのがAGESTOCK
まず、これがAgeの一番の魅力なのではないかと思っていることです。
調べてもらうとわかる通り、この団体が開催するイベント、制作するフリーペーパーには有名芸能人、アーティスト、大企業など、エンタメ業界のトップが関わっていることが多いです。
「イベントに日向坂46、乃木坂46出たの!?すごいな〜」
くらいのテンションでいてもらえればいいのですが、実際参加してもらえるとわかる通り、これって当たり前の現象ではなくて。
これまで団体で活動を続けてきた先輩方や、多くの関係者の方々のご尽力があって成り立っています。もちろん、現役メンバーの頑張りも含めて。
ここで言いたいのは、そんなみんなの頑張りから成立するこの環境が目の前にたまたま現れたのなら、そこに寄生して甘い汁をすすらせてもらうのもまた良いのではないか。せっかくエンタメだったり、営業に興味があるんだったら、より有名なアーティストと関わりたくない?より有名な大企業と商談を組みたくない?って。
これは後ほども説明しますが、会社に就職する理由って
「会社の名前を使って影響力のある、大きな仕事をするため」
だと思っていて、そんな考え方とこの話って一緒なんじゃないかな。
もちろん、無名アーティストが悪い、中小企業が悪い、というのが言いたいわけではなく、自分の可能性を広げるという意味でこの話をしています。
あと、団体で扱っているものが
イベント
フリーペーパー
ウェブマガジン
ということもあって、エンタメについて考える機会がたくさんあります。
「この番組面白いな〜。あ、トークショーで活用できるかも。」
「この記事みんな読んでるな。なんでこんなたくさん読まれてるんだろう。」
って感じで、普段の生活で触れるものから、自分の扱うエンタメコンテンツに変換しようとする頭ができるのも、Ageで活動する良いことの1つだと思っています。いわゆる「職業病」ってやつです。でもそれって、その職業に就かないとかからない病なので、自分からこの病にかかりにいくのは大学生活において1つ効果的な戦略なのではとも思ったり。
②社会の縮図、会社体験みたいな
さっきもちらっと出てきた話ですが、Ageって、ピーク時には500人以上もメンバーがいる団体です。それって、大学生目線からも、大人目線からもすごいことで。
だって、会社として考えたらその規模って大企業(社員300人以上)なんですよ。びっくり。
そんな大学生版大企業だからこそ、体験できることも大企業と似ている点がたくさんあります。
その1つとして、「組織社会を体験できる」というのがあります。
タイトルに書いた通り、Ageは社会の縮図、会社のようなものです。代表が一人いて、各部署にリーダーがいて、活動ごとにチーフがいて。。。どんな小さなサークルでも組織ではありますが、ここまでしっかり組織立ったサークルってないんじゃないかなぁ。
だから、「大学生活の間に大企業の雰囲気を軽く感じてみたい」「大きな組織ってどうやって動いているんだろう」みたいな気持ちを持っている人は、気軽にそんな体験ができるかと思います。あくまでその体験には、ポジティブな面もネガティブな面もありますが。それはどっちも楽しんでほしい!笑
自分が3年生の時にこの団体の代表に立候補したのも、
「大企業のような規模の組織のマネジメントが、この歳でチャレンジできるなんてめちゃ素敵やん」
と思ったからでした。
(イベントにソフトバンク社のスポンサーがついた時に撮影しました。聞いてたサイズの倍くらいの像がイベント当日に届いてびっくり。)
③大は小を兼ねる
これっていろんな話に通じると思うんだけど、サークルで言えば、
「大きいサークルにはその中にもまたいろんなグループがあるから、小さいコミュニティを求めている人も、またその逆も満足できる機会がある」
と思ったりもしました。
「小さいコミュニティでひっそり楽しみたいんです」
みたいな意見も全然共感するし、どっちかっていうと自分も根がインキャなのであれなのですが、
3年間大学生活を経験してきて強く思ったのは、
「環境は人の性根を変えはしないが、変わろうとしている人にチャンスを与える」
ということ。
ちょっとスポ根入るけど、人って環境が良くても自分を律することができなければずっと怠けっぱなしだと思うんです。月に1億円支給される生活なら、たとえ電通には入れたとしても働かないであろう、みたいな。
でも、「今の自分を変えたい」「やりたいことがあるけどチャンス(お金、道具、パートナーなど)がない」みたいな人には環境ってめちゃんこ大事で。そういう人にとってはより良い環境が与えられるべきだと思っています。
話を戻すと、
大学生って、「ちょっと背伸びしたい」「高校生までの自分とは違う経験をしたい」と思っている人が大半なのではないでしょうか。そんな背伸びしたい年頃のみなさんには、背伸びができる環境が必要です。それは機会があるかないかもそうだし、どんな道具を使えるかもそうだし、いろんな意味で。
そんで、Ageにはエンタメ、広報PR、営業、団体運営に関して背伸びができる「環境」と「ノウハウ」と「メンバー」があります。
これまで整えてきた組織としての「環境」と培ってきた「ノウハウ」、そしてそれらによって成長してきた「メンバー」である先輩たちがいます。
なので、「小さいコミュニティでひっそり楽しみたい」と思っている反面、「大学生でこれまでとはちょっと違うことをしたい」と思っているのなら、大は小を兼ねるので大きなサークルや組織に入ることをお勧めします。大きいサークルと小さいサークルを掛け持ちするのもお勧めします。そうすれば絶対どっちも楽しめるので。
また、Ageにはそういう「大学生でこれまでとはちょっと違うことをしたい」と思っている人がやはり集まります。なので、大きいサークルだけどみんな考えていることは同じで、思ったよりウェイウェイしていないというか、言葉を飾らずに言えば「おとなしい子、真面目な子、インキャ、芋が多い」です笑。自分もその一人なのですが。
(※あくまで自論です。都内生まれのシティーボーイやお嬢様、面白いやつ、盛り上げるのが上手なやつもたくさんいますし、イベント当日や普段の活動時のみんなはいつも真剣でめちゃくちゃかっこいいです。)
大は小を兼ねる、という話をもう少し説明すると、飲み会が1つ例としてあげられるのかなと思っていて(アルハラではありません)。
新入生の中には「飲み会めっちゃしたい!大人数でわいわいしたい!」という人もいれば「大人数苦手だから少ない人数でおしゃべりできる会がしたい」って思っている人もいるでしょう。
Ageでは、どっちもできます。人数多いので笑
夏に開催する沖縄合宿は150人くらいで飛行機乗って日本一のどんちゃん騒ぎができるし、普段の活動ではミーティングの後とかに少人数のメンバーでご飯食べに行ったりもします。
人数が多いからこそいろんな人がいるので、自分の好きな時に好きな人と好きな時間を過ごすことができるのではと思います。
そういう意味で、「大は小を兼ねる」と思った次第です。
④やりたいことが見つかる
大企業に入る理由の1つに
「やりたいことがわからないから、なんでもできる御社を選ぶ」
「いずれやりたいことが変わった時に変えられるような会社を選ぶ」
というのがあると思います。Ageもそこは共通していると思っていて。
今は「イベントがやりたい!」って人も、活動を続けていくうちに「自分って実はデザインに興味があったんだ。。。やってみたいな。。。」ってなることも大いにあると思います。そんな時、選択肢がたくさんあるのがAGESTOCKなのかなと。
自分も、2年間くらいイベントのステージの内容(どんなパフォーマーに出演してもらって、どんな構成で、どんな演出をするかなど)を企画する部署で活動をしていたのですが、3年生で代表を務め、そこで初めて営業をやってみて「おれって営業向いてるんだな」と思ったし、初めてウェブマガジンの記事を書いてみて「記事書くの楽しいな。noteやろ。」と思ったし、初めて広告やメディアに触れて「SNSって面白いな。事業の一環にしよう。」とも思ったのです。
そんな風に、「まだ大学生活で何をしたいか、何をするべきかが分かっていない人」にこそAgeが、大きなサークルや組織があってるのかなと思います。
⑤あくまでサークル、縛られないで
色々言ってきましたが、これが一番言いたいかも。
Ageも、他のサークルも「あくまでサークル」です。
サークルって要は、「複数人でおんなじことをして楽しむコミュニティ」。別にそこに義務や縛りがあるわけではない。
もちろん、望んで責任を取りに行くことも大切だし、責任の伴うこともあることにはあります。ただ、それも全て自分が決めれば良いのです。
なので、「サークル選び難しいな。これで大学生活決まっちゃうのかな。」なんて思わずに、気楽に無理のない範囲でこの時期を楽しんでもらえたらと思います。
サークルなんてすぐに辞めれるし、すぐに新しいとこに入れるし(実際自分も2年生から始めたサークルもありました)、1つに絞る必要もない。
一番大切なのは、「直感」です。
「直感でこのサークル良いと思った。」「直感でこの人と一緒にサークル活動してみたい」っていう気持ちはだいたい正解です。
これからサークルを決める人も、Ageに入って活動を決める人も、直感にしたがって楽しいことに飛びついて欲しいです。
まとめ
はい。すっごい真面目にだらだら書いてしまいました笑。なので、「なんだよこのサークル、つまんねぇな」みたいに思った方もいるかもしれません。つまらないのはあくまで僕のことであって、Ageはそんなことありません笑。
そんな心配も吹っ飛ばすくらい、Ageは面白いと思いますし、引退後もこれだけ文章を起こせるくらい自分は楽しみ尽くしました。
もちろん、合う人合わない人それぞれいるのも事実です。みんな真剣にイベント、フリーペーパー制作に向き合っているし、遊びにも真剣です。その真剣さが性に合わないっていう人も出てくるとは思います。なので全員にAgeを勧めたいとはハナから思っていないことをここで伝えておきます。
でも、あなたが真剣になれるものがAgeにあるのであれば、真剣になれるものを見つけることができたのであれば、AGESTOCKはどんな環境よりも素敵な居場所です。それだけは、自分も責任を持って保証できます。
ここで伝えたことを、みなさんのサークル選びとかインターン選び、AGESTOCKの入団を決める物差しの1つにしてもらえれば幸いです。
まずは説明会に足を運んで、たくさんの先輩とそこに集まる新入生と触れ合ってみてください。
みなさんの大学生活、Age生活が素敵なものになることを願っています。
p.s.Age現役・同期メンバーへ
お疲れ様です。そしてお久しぶりです。
勝手ながらこんなものを書いてみました。ちょっとでもみんなの力になれればと思っています。みんなの頑張ってる話をちらほら小耳に挟んで、いてもたってもいられなくなってnoteを開いた次第です。
今回は新入生向けに書いてみたけど、今後時間ができたら現役・同期・オフィシャル向けの「Ageを3年間続けてみて」を書こうと思います。自己分析の一環ですが。
もし投稿された時には、ぜひそちらも読んでもらえると嬉しいです。
春新歓、春イベ頑張ってください!