春の味覚 ふきのとう
春の訪れの味
春の訪れを感じるふきのとうが、たくさん採れました。今年はちょっと遅めの収穫ですね。
苦味は、嫌いという方も多いと思いますが、私は五行の中で、火が少ないので、バランスを取るためには、コーヒーや佃煮のような苦味を積極的に取ると元気になります!
早速、待ちにまった天ぷらを楽しみました。
天ぷらは、ついつい、せっかくならあれもこれもと、しいたけ、レンコン、他の野菜も一緒に揚げすぎてしまいます。でもなかなかこうゆう時でないと、天ぷらってやらないですよね。とっても美味しく頂きました(#^^#)
そして、もう一品・・・定番のフキ味噌
フキ味噌づくり
私のレシピをご紹介しますね。
材料
ふきのとう 100g
みそ 80g A
酒 大さじ1 A
みりん 大さじ1 A
砂糖 大さじ2
油 大さじ1
まずふきのとうを、よーく洗って、細かく刻んでいきます。
山菜は、汚れがたくさんついているので、しっかり洗います。
フライパンに油を注ぎ、炒める。しんなりしたら、弱火にする。
Aの調味料を加えて混ぜる。
最後に砂糖を加える。少し緩めたいのなら、水を加えて煮詰めて調整する。
粗熱をとって、出来上がり!
すぐに食べられますが、1日くらい置いてからの方が美味しい気がします。
懐かしい味と記憶
私がふきのとうを食べるようになったのは、結婚してからです。
実家が田舎の人と、結婚し、その家の周りで採れる様々なものは、私にとって未知のものばかりでした。
義母は、外で働いてきた人で料理が好きでなく、家の周りの自然や、田舎料理の事を教えてくれることはありませんでした。私に田舎のこと、田舎料理の事を教えてくれたのは、その近くに住んでいた夫のいとこのお嫁さんでした。
亡き彼女は、竹を割ったような方で、私も何度も厳しく注意をされたことがありますが、でもその根底に深い愛情をもっている人で、裏表のないさっぱりとした性格、明るい笑い声がとても好きでした。
彼女の作る料理は、どれも美味しくタケノコ、フキ、茗荷や栗、、
季節を感じる身体の喜ぶその味を、なんとか真似たいとしてきました。
彼女のフキ味噌は、口に一口入れると、ふわっと身体に広がりもう一口、もう一口と手が伸びてしまうのです。
この味の記憶をなんとか手繰り寄せながら、作っているのですが、どうしても同じ味にはならないですね。
料理とは、本当に方程式でははかれない、その作る人のエッセンスが大きく作用すると感じています。
メディカルハーブとしてのフキ
フキは、昔からとても親しまれている和ハーブです。
ふきのとうと、フキは、別の植物と思っている方がいるのですが、フキのつぼみをふきのとうと呼んでいます。
ふきのとうの花が咲き、その後葉が伸びてきます。私たちは、そのつぼみや葉を山菜として食べていますね。
ふきのとうを干して、煎じて咳止め、地中の茎を干して、胃の働きを整える、などの手当てがされてきました。
水分の少ない場所のフキは赤みを帯びていますが、多い場所のフキは柔らかくて筋がすくなかったりしますので、是非美味しく利用してみてください。
スーパーで売っているふきのとうは、少しの量で、とても高価ですね。田舎へドライブへ行く機会がありましたら、地元の直売所で出会えることがあると思います。
この時期だけの季節の味覚、是非興味のある方は、楽しんでください(^^♪