【DLWLシート】先攻/後攻別のデータを取りながらデュエルするための記録シートを作りました(入力が簡単!)
皆様こんにちは。初めまして。
無課金でデュエルリンクスをやっておりますShunSと申します。
2019年11月のKCカップ、お疲れ様でした。私はデュエルの実力は全然大したことがないのですが、誰かのお役に立てればと思い、noteに初投稿します。
お急ぎの方へ:記録シートのリンクはこちらです。
以下では詳しいコンセプトや使い方などを説明しています。
(最初にこの記事を書いた時には意識していませんでしたが、この記録シートの強みの一つは、面倒くさがりが面倒くさがりのための作ったスコアシートなので、入力が非常に楽だということです。シートは随時更新しており、多くの改善を加えています。最新の変更履歴については「変更履歴(新しい順)」セクションをご覧ください。)
この記事は以下のような方におすすめです
・先攻と後攻で勝率に差があるデッキを使っている方
・自分の対戦データを詳しく分析したい方
・自前の記録シートをアップデートするヒントを探している方
なぜデータを取るのか
そもそもなぜデータを取る必要があるかというと、私はバイアスに影響されないようにするためだと考えています。自分の感覚のみに頼ってしまうと、
・改善のしようはあるのに自分の運が悪くて負けただけだと思ってしまう
・実際はそれほど勝率が悪くないのに、負け試合の印象が強すぎてそのテーマに対して不利だと思い込む
・疲れて集中力が切れてきていることに気がつかず、勝てないのにデュエル開始ボタンを押し続けてしまう
という状況に陥りかねません。統計上の揺らぎはあるにせよ、客観的なデータに基づいた判断の方が望ましい場合が多いと思います。
先攻/後攻別の勝率を計算するためのGoogleスプレッドシート
デュエルの記録を取るシートとしては、マツDさんとking haloさんの「おマツシート」が有名です。
それを参考にしつつも、自分が使いやすいシートを作りました。2019年4月のKCカップから少しずつ改良をしてきて、それなりに形になりましたので、どなたかの役に立てばと思い、公開します。
名前は適当に付けたのですが、DLWLシートと呼んでいます。Duel Links Win Loseシートという頭の悪そうな名前の略です。以下からアクセスできます。
再掲:コピー用のまっさらなDLWLシートテンプレート↓
この空のシートをコピーしてこのまま使っていただいてもいいですし、盗める部分をご自分のシートに取り入れていただいてもいいですし、ご自由に活用してください。
また、「ここをこうした方がいい」といった提案も寄せていただけるとありがたいです。
参考:私の2019 Nov KCのDLWLシート(以下のスクリーンショットは、このシートから切り抜いたものです。現行バージョンと比べると表示が異なりますのでご注意ください。新しめの例については、テンプレートの「_Readme_」シートにあるリンクを参考にしてください。)
DLWLシートの特徴、できること、できないこと
「おマツシート」にはない機能
・先攻か後攻か、手札の良し悪し、手応え(圧勝や接戦など)を記録できます。
・勝敗を「1」「0」で表現することで、ドラッグするだけでその区間の勝率がわかります。
「DLWLシート」にはない機能
・対戦相手の名前を記録する欄はありません。4月のKCカップで試しに名前を入力してみたのですが、300戦して「プレイヤー」以外、2回以上戦った相手はいなかったので、効果に対して入力にかかる手間が見合わないと判断しました。
先攻/後攻別のデータを取ることでわかったこと
私は空牙団を使っています。空牙団は、(私の構築・プレイングでは)後攻に強いデッキです。
先攻/後攻別のデータを取ることで、以下のようなメリットがありました。
・先攻/後攻の勝率は具体的には何パーセントなのかがわかる
・先攻/後攻によって手札の揃う感覚値を数値化できる
・DPが伸びないとき、単に勝てなくなっているのか、それともたまたま先攻が続いているからなのか、理由を見極められる
・札や戦術を変更するための判断材料になる
先攻が続いているときには一目瞭然なので、運悪く先攻が続いてDPが落ちているだけのときに焦ってカードを入れ替えることがなくなり、また単純に負けているときにはカードや戦術の変更が必要であることが明確になるので、心の平和と勝率の維持に少しばかり貢献します。
今回のKCでは、勝率が5割を切った201〜300戦目では先攻の試合が56%、最後に勝率60%以上でDPを上げた301〜344戦目では後攻が61.4%と、かなり運に偏りがあったことがわかりました。もし201〜300戦目に先攻/後攻を記録していなかったら、「なぜ勝てないんだろう?」と焦ってデッキの構築を大きく変えたりしていたかもしれません。
また、私の構築の空牙団の場合、先攻時の手札は「良: 43%、中: 45%、悪: 12%」、後攻時の手札は「良: 69%、中: 27%、悪: 4%」でした。先攻時に手札が事故っている確率が10%以上もあり、またBF戦では先攻の勝率が低すぎたので、耐えるためにカナディアとか聖杯を多く入れようという判断材料になりました。
シートの簡単な使い方
1. 上記のコピー用シートを、自分のGoogleアカウントで「ファイル」>「コピーを作成」から複製します。数式が多数使われているため、シートを開いたあとの読み込みに少し時間がかかります。
2. (KC前)「Table(旧称Analysis)」シートのデッキ名、「Dropdown」シート(旧称「Characters」「Skills」の各シート)の情報を補充しておきます。ずっと同じデッキを使う場合は「Records」シートの「自分デッキ」列を埋めておきます。
3. (KC当日)1戦ごとに「Records(旧称List)」シートの各行に入力していきます。「DP増減」と「勝敗」が自動的に入力されます。
4. 適宜「Table」シートやチャートのシートを見てデータを確認します。
5. Googleシートのフィルター機能や、簡単な集計機能や、「データ探索」機能を活用します。
シートの詳細な使い方
1. 私はシートを切り替えずにDPの折れ線グラフを常時確認したいので、「Records」シートにもグラフを表示しています。デュエルが進むにつれて手動で下にドラッグしていきます。
2. 私は100戦を1区切りとして環境の推移を大まかに判断しています。データ範囲をカスタマイズできます。
3. 「Table」シートでは自分のデッキごとのデータを切り替えられます。
4.「Table」シートは合計対戦数順に並び替えると見やすくなります。「データ」メニューから普通に並び替えてもいいですし、自動的にソートするマクロも設定してあります。(ここでも権限の付与を求められます。)
5. お好きにカスタマイズして使っていただいて大丈夫ですが、Recordsシートの右端に列を追加するとTableシートの参照が崩れる場合があるのでご注意ください。
6. ピボットテーブルが使える方は、もっと便利にデータを活用できると思います。私はよくわからないので使っていません。例えば、特定のデッキに負ける時に、「完敗」が多いのか、「接戦の末に敗北」が多いのかをすぐに確認できることによって、どのデッキに対して対策をして、どのデッキは捨てるのかという判断もしやすくなると思います。
7. スマホからの入力もできないことはないですが、おすすめはPCからです。私はデュアルディスプレイで、1画面でデュエルリンクスを、もう1画面でDLWLシートを開いてKCカップを戦っています。
変更履歴(新しい順)
2022年6月24日
・_Dropdown_シートの名前を_Skills_に変更しました。
・6月のKC 2ndの直前にTableシートをいじってセルの参照範囲を壊してしまいました。申し訳ありませんでした。
2021年11月29日
・Recordsシートの「手応え」に「敗北 - 通信エラー」を追加しました。
・Tableシートの勝率を小数第一位まで表示することにしました。
・Lineシートに「最大連勝数」や「最大連続先攻数」などを追加しました。
・Screenshotsシートを追加しました。
2021年11月15日
・Recordsシートにタイムスタンプ機能を追加しました。
・Tableシートに「ソート」ボタンを追加しました。
・勝率の円グラフのChartsシートの名前をPieシートに変更しました。
・DPの折れ線グラフのLineシートを追加しました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
2021年6月21日
・Tableシートに「プレミ率」という項目を追加しました。
2021年4月5日
・シートの名前をList→Records、Analysis→Tableと変更しました。
・RecordsシートのDP列でランク戦のランク推移も追えるようにしました。
・Recordsシートの手応え列とDP増減列が矛盾する場合、R列に入力チェックの警告が表示されるようにしました。
・Tableシートで120列目まで使用するようにしました。
2021年3月4日
・「使い方のヒント」をシート内で表示するようにしました。
2020年11月30日
・「すべてのデッキ」の結果が見られるようにしました。
・Chartsシートを作成しました。
2020年11月1日
・Tableシートがデフォルトで「自分が使ったすべてのデッキ」の勝率を表示するようにしました。引き続きドロップダウンからデッキ別の勝率も表示できます。
2020年9月21日
・Tableシートをソートするマクロが、Tableシートでのみ実行されるようにしました。
・相手のデッキ枚数の方がスキルより先にわかるので、デッキ枚数列をスキル列の左に移動しました。
2020年9月10日
・相手のデッキ枚数とターン数もドロップダウンで選べるようにしました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
おまけの自己紹介
子供の頃に初期の遊戯王カードで遊んでいましたが、まったく本格的にはやっていませんでした。デュエルリンクスは、一度課金してしまうと際限がなくなってしまうのが怖くて、無課金縛りでプレイしています。
私はデュエルリンクスを2017年7月に始めて1年くらいはテキトーにプレイをしていました。ブラックマジシャンガールが可愛いので、「黒・魔・導・爆・裂・破」を使うことをメインの目標にしたファンデッキを組み、ランク戦でも、よくてレジェンドに上がれるくらいでした。
機械天使が無課金でも組めたので一時期使っていましたが、規制が入ったのでまたブラマジガールデッキに戻っていました。
しかし、2018年の夏頃にタッグデュエルイベントでNPCが空牙団を使っているのを見て、「何これ強い。しかも可愛いし。」と思い、その後ミニボックスとして実装されたのでさっそく揃えました。すると初めてデュエルキングになることができ、今まで1年以上連続してキングになり続けることができています。
その後、つんつんさんの動画を見てトッププレイヤーや配信者の存在を知り、「こんなに考えてプレイするものなんだ」と感銘を受けました。それ以来、下手なりにも考えてプレイするようにしたら、デュエルリンクスがずっと楽しくなりました。
そんなこんなで、考える材料をもっと集めたいと思ってランク戦の対戦データを収集し始めたのが、DLWLシートの始まりです。
今の目標は、KCカップで空牙団でDP4万点、順位2000位以内を達成することです。
関係ないですが、もう一つの目標はカード集めです。「魔道化リジョン」と「空牙団の剣士 ビート」はシャイン以上が欲しくて、それぞれのミニボックスは6〜7周ずつしているのですが、運に恵まれずにノーマルしか手に入っていません。ランク戦/KCカップの報酬のジェムはすべて空牙団のパックに使うと決めているので、今の目標は、せめてビート以外の空牙団のカードをすべてシャインにすることです(あとはシール1枚)。
今後ともマイペースにデュエルリンクスを楽しんでいきます。
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