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先攻/後攻の確率計算に基づいて空牙団デッキを組んでみた

こんにちは。ShunSです。

空牙団の新しい団員が追加され、自分なりに納得感のある構築を考えたいと思い、確率計算をしてみたので、その過程をアウトプットします。強いプレイヤーはすでに当たり前に確率計算をしていると思いますが、Googleスプレッドシートの表だけでも、見やすいと思ったら活用していただけたらと思います。

お急ぎの方へ:シートのリンクはこちらです。コピーしていただければ数値を自由に変更していただけます。

注意:当たり前ですが、「絶対に正しい構築はこれです」と言いたいわけではありません。確率表を見て、自分の好みでどのような判断をしたのかという話です。

課題

新ボックスが実装されて、すぐにブラーヴォを1〜2枚入れるのがいいだろうと思いました。その時に、代わりにどのカードを減らせばいいのかと迷いました。

私は、空牙団モンスター以外のカードは、大きく分けて
1) 先攻を引いたときに次のターンの相手の動きを妨げるカード(底なし、カナディアなど、以下「先攻用カード」)と、
2) 後攻で攻めるときに相手の魔法・罠を回避するためのカード(聖槍、コズサイなど、以下「後攻用カード」)の、2つのカテゴリーを考えています。

モンスター、先攻用カード、後攻用カードの割合は正解のないトレードオフだと思います。今までは感覚的に各カードの採用枚数を決めていましたが、この機会に数字を見て考えてみようと思ったのです。

考えていたこと

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以前書いた記事リミット緩和された空牙団はどのくらい安定するようになったのかは、限定的すぎるし有効性も怪しい記事でしたが、今日の記事は一般的に適用できる内容になっています。

既存の確率計算

既存のサイト・情報には以下のようなものがありました。

その他、複雑な条件も指定できるBotを見たこともあります。
これらは複雑な組み合わせも計算できますが、一覧性が低いのが気になりました。

自分でまとめた確率表

今回は一応自分でも原理から考えてみることにしました。

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これをGoogleスプレッドシートにまとめました。
縦軸(左の目盛り)が投入枚数、横軸(右の目盛り)が引ける枚数です。

工夫したこと

変数は変更可能にしました。以下のデッキ枚数「20」と書いてあるところを別の枚数にすれば、すべての結果が更新されます。

個別の結果だけだと、1枚以上引く確率とか2枚以上引く確率を考えるのに脳のリソースを消費するので、0枚以上、1枚以上、2枚以上の列を設けました(以下の薄オレンジのセル)。

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判断したこと

この表を見て考えたことは以下のとおりです。

1. まず、先攻用カードと後攻用カードの枚数を個別に考えました。

先攻用カードはできれば先攻で1枚、後攻用カードはできれば後攻で1枚欲しい。ただし、どちらも初手に2枚以上ダブるのは弱いかも。

上の青枠と赤枠を見ると、先攻の場合は3枚、後攻の場合は2枚入れておけば、おおよそ50%の確率で引けます。もう1枚追加すると、今度は2枚以上引く確率が15%ほどに増えてしまうので、ちょっと多すぎる気がしました。

先攻用カード3枚と後攻用カード2枚を入れると、その他の魔法・罠カードか、空牙団カードを1枚減らさなければいけません。

2. 次に、メインギミックの空牙団カードが2枚以上引ける確率を考えていました。上記の紫枠で、後攻なら11枚あれば90%の確率で2枚以上引けますが、先攻では13枚以上必要です。

空牙団モンスターを1枚減らすと、事故の確率が増えますが、今回はリコンを1枚ブラーヴォに入れ替えることで、初手「リコン、リコン、聖槍、コズサイ」みたいな事故の確率が下がるので、よしとしました。

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以上から、最終的には空牙団カードを13枚、先攻用カードを3枚、後攻用カードを2枚、先攻後攻どちらでもそこそこ嬉しいカードを2枚入れることになりました。

結果・考察

先攻時も後攻時も、欲しいカードが「そこそこの確率で、過剰に来すぎることもなく」来ることを実感できました。課題セクションで感じていたカードの多い少ないの感覚が実際の計算に合っていたこともわかりましたが、自分の計算に基づいてこの構築が最適だとはっきりと思える安心感が一番のメリットです。今月のランク戦でキングに昇格したデュエルが、まさにそれを象徴する手札で始まり、このターンにワンキルで終わりました。

今月のデュエルキング昇格時の初手

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ただし、空牙団モンスターを減らしたことによる事故がやはり少し増えたので、今後モンスターを1枚増やし、魔法・罠をどれか1枚減らすかもしれません。

こうして考えてみて、初動に2枚必要な空牙団はそれだけで不利だなと改めて思いました。例えば不知火は物部1枚から大きく動けるので、罠カードをたくさん投入できるのは強いですね。

今後

アレイスターと召喚魔術はもともと2枚ずつ持っていて、昨日デュエルキングになった200ジェムでプルガトリオが引けたので、しばらく召喚獣空牙団を試してみようと思っています。ずっきーさんZeluさんの動画を見て、守りも攻めも強化できるのは強いと思いました。

守りに関していうと、例えば先攻で「シール、ブラーヴォ、聖槍、聖杯」のような手札のとき、次のターンに空牙団モンスターを引けない可能性を考えると、モンスターは両方とも手札に持っておきたいけれど、場がガラ空きになるのも不安です。そんな時に代わりにアレイスターを引いていれば、アレイスターをセットエンドで少し安心できます。

攻めに関していうと、今までの空牙団は初動を1回止められたら簡単にゲームエンドになるのが弱みでした。空牙団モンスターが止められても、その後に続けて召喚獣を出せれば、攻め続けることができます。(余談ですが、プルガトリオは強すぎる気がします。)

引き続き空牙団カード(ビート以外)のシャイン加工化をしたいので、プルガトリオをもう1枚引いたら、ブラーヴォをシャイン加工にします。

最後に

確率計算やその考察について、何かあればぜひコメントいただけたらありがたいです!

2022年5月23日更新

これは有料記事でしたが、購入者がほぼいないため、有料プラン部分を削除して無料化しました。ご購入いただいた方、ありがとうございました!有料部分はメールで届いていると思いますが、問題がありましたらご連絡ください。

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