久しぶりの寄席でした
どうも、おはようございます。落語芸術協会所属の春風亭昇市です。落語をしたり、音声配信をしたりしております。10月より巣ごもり寄席という若手の落語会に出演させて頂くことになりました。(より多くの先輩と後輩の高座聞けて良いです)
先日7月6日〜10日は池袋演芸場で師匠昇太が主任で寄席に出演しました。密を防ぐためにお客さんの入りを満席で39席の興行でした。
私も寄席の出番はめちゃくちゃ久しぶりでした。持ち時間15分。この時間が久しぶりだから緊張する。出番前に何話そうかなぁと考えてた矢先、前座さんがマクラを話し始めました(基本、前座さんはマクラ特に自分エピソードを話しません)←なぜなら先輩に怒られるから!
私も前座の時に一回ウケたマクラを話してたら、舞台袖から視線を感じその先を見たら、前座の先輩にめちゃくちゃ睨まれてたことがあります←人ってあんな眉間にシワ寄るのかってぐらい睨んでました。動揺して肝心の落語大失速!
話しを戻しまして。私は前座さん、ナイス、好き!と思いました(だっていじれるんだもん)池袋は落語慣れした人が多いので、前座さんがマクラを話さないことも知っている人多いからね。で、前座さんをイジる。ウケる。何が言いたいかと言うと、こーゆーのも含めて
お客さんと作れる空気とライブ感、久しぶり!
もちろん、それだけじゃないんですけど。沢山の演者が出演する寄席番組の面白さでもあるような気がする(違うかもしれない)出番後に「兄さんイジってくれて有難うございます」って前座さんに言ってもらえたのも良かった(二人とも違うのかもしれない)
後は、楽屋がいいですね。密にならないように師匠方もすぐ帰ったり、出番ギリギリに楽屋入りするので、賑やかではないんですが、色々な話しが聞けてうれしいんです。もう何ひとつ為になる話しがないんです。←いい意味ですよ!いい意味!
師匠昇太とも久しぶりに会いました。何を話すってのはないんです。ないんですが、師匠が着替える様子を見てるだけでいいんです。←手伝えよ!(昇太一門は、師匠の着付けにつかない一門だよ。ただ風呂敷はたたむ。後、出番前に師匠が着替えやすいように風呂敷の中身を着る順番にしたりもしてた。前座の頃思い出す)
時々、そーゆー自分なりの工夫をして、師匠から「サンキュー」って言ってもらえる。これが嬉しかった。一時期私は、どうしたら師匠から「サンキュー」がもらえるかばっかり考えてた。懐かしいサンキュー時代!←なんだそれ
久しぶりに師匠の高座も見れました。驚きました。何がって、マクラ話しながら横にビョーンって飛んでましたからね。いや師匠らしいんですけど、落語芸術協会の会長ですよ。
会長がビョーンですよ!
改めて、おもしろ!って思いますし、カッコイイ高座見れました。
楽屋で、師匠がオンライン配信についての考えを話してたのを聞けたのも、勉強になりました。
ちなみに八月も新宿で師匠昇太は主任を務めます。
私も八月は寄席、若手のハコ、地方、自分の会と24回落語ができるので存分にライブ感を楽しみます。
それでは失礼しますー
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