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師匠に教わった落語
どうも、おはようございます。落語芸術協会所属の春風亭昇市です。落語をしたり、音声配信をしたりしております。9月9日の勉強会が制限人数に達しました。有難うございます。初めてやる演目も含めてがんばります。
先日は、「明烏」という演目の稽古をつけて頂きました。(ウブな若旦那が、強制的に吉原へGOする噺です←かなり雑な説明)9月にネタ下ろしといって、初めてお客様の前で実演します。他に何やろうかと考えて、一年前にやったきり、やっていない演目がある。
「ちりとてちん」(好かれていない男が隠居さんに罰ゲームみたいな仕返しを受ける噺です)←これも雑な説明
この「ちりとてちん」という演目は、たいへんに思い出深い落語です。なぜなら、唯一、師匠昇太に目の前で稽古をつけて頂いた噺だから。(昇太一門は他の一門に比べて師匠から噺を教わる数が少ないのです)
この落語は、師匠昇太も得意としているネタ。私も初めてみた時に衝撃だった演目のひとつです。落語はやり方によってこんなに面白くなるのかと思いました。(後、「壺算」もね!)
4年前、兄弟子が稽古をつけてもらうから、お前もついでにいいよという流れからだったと思います。嬉しかった。当時まだ前座で楽屋で絶賛修行中で何かしらモヤモヤしている時期。めちゃくちゃ喜んだ記憶があります(スラムダンクの山王に勝った時ぐらい)
ちなみにこれも前座の時、師匠と楽屋でふたりきりで師匠の風呂敷をたたんでいると師匠がふいに「お前、俺の牛ほめいる?」うれしすぎて「うぃぃります!」って言った記憶があります。
話を戻して、「ちりとてちん」9月の落語会ではこれをやろうかと考えています。暑い時期にやるのがいい落語なので、残暑があるうちにやりたい。
少し忘れているので台本を見ようと思ったのですが、どこに保管しているかわからなくなり、改めて音声データから台本の文字起こしをしました。師匠の落語は何というか言葉が要約されていて、わかりやすくて、18分ぐらいを文字起こしするのですが、めっちゃ早くできちゃいます。
これ、何かがすごいのですが、何かわかりません!←何だそれ!すみません。どうしても言いたくなって
そんな「ちりとてちん」や「明烏」。二つ目になりたてに作った新作とか9月はやっていきます。
それでは失礼しますー
追伸:マンションの管理人さんがアンタの落語会行くよと言ってくれています。(謎に私のことを気にかけてくれます)
昇市と竹紋のほぼ10分の音声配信はコチラです↓↓