第13回ラッシュCS BEST8 アルセウスギラティナ
はじめまして。しゅんと申します。チームポッチャマというチームに所属しております。
この度、第13回ラッシュCSにてBEST8に入賞できましたのでこの記事を執筆します。
本記事では今回使用したアルセウスギラティナについて記載しようと思います。
ただし私は感覚でプレイすることが多く、合っているか分からないので間違いあれば教えていただけると幸いです。
自己紹介
私がポケカを始めたのは2020年3月ごろでした。ちょうどボスの指令が初収録された反逆クラッシュの発売が控えている時。職場の先輩に誘われたことがきっかけでした。先輩は甥っ子と2人で自宅で遊ぶ程度。そう聞いていたのですが私はマジックザギャザリングを20年近くやっていたためTCGプレイヤーの血が騒ぎ当時環境のど真ん中だったピカゼクを組むだけでなく何度も1人回をして基本的な回し方の習得までしてしまったのです。
その結果後日迎えた先輩との初対戦、完膚なきまでにボコボコにしてしまいそれ以来二度とポケカで遊んでもらえなくなってしまいました。
申し訳ないと思う反面、仕事では全く歯が立たない先輩にポケカで土をつけることができ嬉しかったのも事実です。
その後対戦相手を失った私は都内のジムバトルへと繰り出し今の仲間に出会うことになります。
公式大会での主な成果は
2023CL京都7-2day2進出(ルギア)
2024CL福岡6-3プロモ獲得(アルギラ)
2024シティS2 BEST8(アルギラ)
2024シティS3 BEST4(アルギラ)
2024シティS4 BEST4(アルギラ)
アルギラを使用しての直近の自主大会の戦績は
3/23夢幻杯BEST16
3/30ドラマ下北沢BEST16
3/31トレカスタート杯2-4予選敗退
4/28やまがた杯BEST8
4/29ラッシュCS BEST8
優勝こそできていませんが脅威のトナメ進出率80%という上振れっぷり
デッキについて
選択理由
①簡単
アルギラは基本的な動きが単純で扱いやすいデッキだと思っています。
今の環境どのデッキを選択してもいい成績を残すには多かれ少なかれ引の強さが必要です。
引き込んだ運をドラパルトやリザードンなどでうまく活かせるほどプレイングに自信がなかったため比較的簡単なアルギラを選択した訳です。
②意外と環境に刺さりが良い
Tier1程ではないですが五分~有利を取れるデッキが多くマッチ運や引き次第では勝ち残ることができます。
また、アルギラ自体が環境に少ないため明確なメタカードの採用がほぼ無いという事。
さらに動きが安定しているため環境トップ対策に寄せたメタデッキに勝ちやすいという利点もあります。
③レアリティを統一しやすい
これは完全に個人的な趣味ですがデッキを組むうえでレアリティを統一したいという強いこだわりがありこの点においてアルギラはそのほとんどをURとSR・SARで統一できるという素晴らしいデッキなのです。
デッキレシピと各カードの採用理由
あまり珍しいカードの採用はありませんが強いて言うなら
■スグリ
主に先2でVを落とす上振れプランのために採用しましたが1度しか決まっていません。しかしうまく決まればゲームを支配できる破壊力を持ちます。
■2枚目のロストスイーパー
ロストしたい道具が多すぎるので2枚採用。(おまもり、ヒーローマント、こだわりベルト、まけんきハチマキ、)2枚目を使うと嫌な顔をされます。以前は3枚採用でしたが枠が無く2枚に縮小。
■チェレンの気配り
回収系はフトゥーのみの採用が多いですがドラパルトやロスギラが増えることを予想してこちらも採用しました。これのおかげで何度か勝ちを拾えたのでお勧めです。
■ビワ
落とせるとゲームを決めるほど効果的なカードが多いので採用。(ふしぎなアメ、すごい釣り竿、ミラージュゲート、スーパーエネルギー回収など)
採用検討カード
■キャプチャーアロマ
進化できず泣くことがあるので追加のボールとして欲しいところですがURが無いのと他にもっと優先するカードがあるため見送り。
■ロストシティ
キーポケモンを釣り竿で回収できなくできるため欲しい場面が多いですがURが無いのがちょっと・・・
■ジェットエネルギー
エネルギー兼入れ替え札のため便利ですがURが・・
各対面との相性や戦い方など
・デッキ名
・直近の公式・自主大会での戦績
・有利不利の体感
・戦い方
の順で記載しています。
対リザードン
戦績:9-5
体感:微不利
サイドを取らないように極力トリニティチャージで場を作り序盤に小物を2体、その後リザードンex、最後にリザードンexまたはかがリザ+小物で6枚というサイドプランが基本です。
サイドを取り始めるタイミングはギラティナがVstarになってからが望ましいです。
ギラティナがVのままだとペパーからまけんきハチマキとカウンターキャッチャーで倒されてしまいます。
対ドラパルト
戦績3-1
体感:微有利?
Vstarをワンパンされないのでタイミングよくチェレンやフトゥーを使いたいところです。
こだわりベルトやまけんきハチマキを付けたドラパルトに2パンで4枚取られる可能性があるため安易に緊急ボードをロストせずに上記2つのためにスイーパーを温存しましょう。
また、ホシガリスは出さずビーダルを倒されたら2体目以降は立てません。
上級者はそれを理解していて初めからVポケモンにダメカンを乗せてくることが多いようです。
(別の考えかもしれませんが)
対ルギア
戦績:5-4
体感:不利
もともと不利でしたがレガシーエネとゼイユの登場でさらに手が付けられなくなりました。
ただしリソースがカツカツなデッキなので常に相手のアタッカーとエネの残数を確認しあと何回誰が何点火力を出してくるかを計算しながら立ち回ればサイドを取り切られずまくれる場合もあります。
アッセン前ピンのルギアVを取れる場合を除きチラーミーを優先的にとり280アタッカーの残数を減らしましょう。
かがやくサーナイトも重要な役割があります。ストームダイブの火力を200に軽減しVをワンパン圏外にする事とチラチーノを倒しつつサイド1枚を押し付ける事です。
対ロスギラ
戦績:3-2
体感:微不利
かがやくサーナイトでロストインパクトの出力を260に抑えチェレンで回収といきたいところですが熟練のロスギラ使いにはばれています。
ウッウまたはヤミラミでダメカンをばらまきロストインパクトで2枚、スターレクイエムで2枚、ガチグマorロストインパクトで2枚と2-2-2プランを取られがちです。
手札干渉で相手のプランの要求を上げるかビワでミラージュゲートや釣り竿を落としましょう。
いかに新品のギラティナVstarを残せるかが勝負です。
上振れとしてはアビスシークをしてきたギラティナⅤをこだわりベルト+スグリのトリニティノヴァで倒すというプランもあります。
対ロスバレ
戦績:4-2
体感:微有利
以前は有利でしたがガチグマの登場で怪しくなりました。相手の火力を一度受け止めチェレンやフトゥーで回すのが基本戦略です。余裕があればビワで重要パーツを落としましょう。しかし今回のラッシュCSではミラージュゲートを1回も使われずに負けてしまったのでビワは通用しないかもしれません。Vは必ず進化させ場のHP総量を上げましょう。(自分への戒め)
対サーフゴー
戦績:2-2
体感:不利
比較的低い要求で2-2-2を取られるため不利です。
相手の事故以外ではビワでスーパーエネルギー回収を2枚を落とす位しか勝てるプランがありません。
対パオジアン
戦績:無し
体感:不利
基本サーフゴーと同様ですがセグレイブを落とせば止まることがあるのとマキシマムベルトを付けたアルセウスでパオジアンを倒せるのでいくらかマシですが。
対カビゴンLO
戦績4-0
体感:有利
盤面はアルセウスvstar1体とギラティナv1体の計2体だけを育てましょう。
エネルギーはそれぞれに基本エネを3枚つけることを目指します。
エリカの招待やおはやし笛カウキャで非アタッカーを呼び出された場合スターバースが残っていればフトゥーとスイーパーを持ってきて回収したポケモンをロストしつつ相手のヒーローマントなどをロストしましょう。
トリニティノヴァに繋げるために安易にスターバースを切ることは控えましょう。
対アルセ○○
戦績:5-0
体感:五分
先攻ゲーです。ただしチェレンやフトゥーで逆転できる事も考慮しましょう。ミラーではかがやくサーナイトとこだわりベルトがキーになるのでうまく活用しましょう。
対黒古代
戦績:4-0
体感:五分
序盤に準備中のアルセウスを落とされない限り有利が取れます。
上記を防ぐため初ターンの手貼りはできれば後ろのアルセウスにしましょう。後1カラミティストーム220の確率はかなり高いです。
序盤に落とされた場合もナンジャモトリニティチャージができればつながる場合もあるのであきらめずに続けましょう。
対古代ビート
戦績:2-0
体感:有利
序盤の火力をフトゥーやチェレンで回しつつ順当にサイドを進めれば難しくない相手です。終盤の火力が280を超えてくるのでブーエナをスイーパーでロストし火力を軽減しましょう。ブーエナ付きを倒さないために後ろのアルセウスにもダブルターボを貼ると良いでしょう。
対ゲッコウガ
戦績:0-1
体感:不利
ルギア以上に無理ゲーです。相手の大事故以外では勝てないので当たったら諦めましょう。
対メタングディアルガ
戦績:2-0
体感:五分
メタルメーカー次第です。直近の試合ではたまたま平均1枚を切っていたため勝てましたがここが上振れると相性は逆転します。ダンバルを優先して狩りたいところですがメタングが2体立ってしまった場合は後続のディアルガVstarが立たないことを願って前を殴りましょう。
対戦を振り返って
今回ラッシュCSの配信卓での試合やその後のインタビューという貴重な経験をさせていただきました。
予選は苦手対面の事故にも助けられ5-1の12位で突破。
ドラパルト 先 〇
ロスギラ 後 〇
レガシールギア 後 〇
エレキコントロール(?) 後 〇
レガシールギア 後 ×
黒古代 後 〇
トナメ1回戦目、超有名選手ソイさんとの対戦では強者の圧に気圧されながらトップボスしか許されない展開まで追い詰めらます。自ターンドローで勢いよくトップをめくるとそこにはボスの指令サカキが。運よく勝つことが出来ました。しかし実力では負けていたと思うのでどこかで再戦を挑みたいところ。
↑迎えた準々決勝。対戦相手は招待選手のこうはいさん。
↑いまいちなスタートの中苦し紛れに打ったビワでまさかのミラゲ2枚!前のターンに1枚ロストしてるので残りは1枚。勝ったかなと思いました。
↑その後もジャッジマン、チェレンの気配りなどロスバレが苦手なカードを使って試合を進めていきます。
↑ここでこうはいさんエーススペックのシークレットボックス使用!しかし浮かない表情で「無い・・・」と。最後のミラゲがサイドにいるようです。勝ったかなと思いました。
↑ここで私が痛恨のプレミ!持ってきたギラティナVstarを進化させず技を打ってしまいます。準々決勝まで来て情けない・・・
↑ギラティナを進化させなかったせいでチェレンで新品に戻したアルセウスにもダメカンを乗せられガチグマの圏内に入ってしまします。
↑ガチグマでアルセウスを取られ残サイド相手1自分2。返しにナンジャモを使用し手負いのアルセウスでガチグマにトリニティノヴァ。ガチグマがもう一度攻撃できればアルセウスは倒れてしまいますがナンジャモで相手の手札を1枚にしたので入れ替えの要求はかなり高いはず。勝ったかなと思いました。
↑しかし相手の方が何枚も上手でした。極限まで薄くした残り2枚の山にはアクロマが眠っていてナンジャモの1枚とドローの1枚で必ずアクロマを引ける状態だったのです。アクロマから入れ替えカートにアクセスされ再びガチグマで攻撃ゲームセット。まさかミラージュゲートを1枚も使われずに負けるとは思いませんでした。準々決勝で敗れBEST8。間違いなくここ最近で最も印象に残る試合の1つになりました。
負けたのは悔しいですが素晴らしいプレイを目の前で見られたことと著名な大会の配信卓で戦えたことは大きな収穫でした。負けたのは悔しいですけどね。
その後インタビュー席に呼んでいただきシャロンさんこうはいさんと楽しくトークさせていただきました。ありがとうございました。
チームポッチャマについて
私が所属するチームポッチャマ通称チムポチャとは都内を中心に12人で活動するポケカチームです。名前の通りチームア〇ャモ様をリスペクトしオマージュさせていただいたチームです。とあるTCGバーの常連で結成され、発足時6人→7人→9人→12人と人数を増やし今の形となりました。
主な活動内容は
火木:定期練習
土日:公式・自主大会出場
不定期:自主大会チムポチャ杯開催
めでたい時:飲み会
定期練習は火木ですが月水金も誰かの声掛けで自然と集まり練習しているので大体週7でポケカをしてます。
メンバー紹介
※解説部分は個人の感想のため事実と異なる場合があります。
こばもん
チムポチャのボスにして最強の男。常に環境の最先端を突き止め自分のものにする。それを共有する事がチームの強さの根源になっている。しかしチームラインに連発するギャグはだいたい滑っている。
りんがべ
自称マスコットキャラの17歳。論理的思考と計算が苦手なのになぜかチームで一番強い。コミュ力お化けで外部とのつながりの多くが彼女の功績。
八戸佳利
チームのブレイン。デッキチューン、環境読み、プレイング、ティーチングに長け一見完全無欠だが圧倒的な引きの弱さという弱点を持つ。ハイレア信教の理解者。
にしの
ラッシュ2連覇のバケモノ。堅実なデッキ選択と正確なプレイングでその他にも安定した成績を残す。彼と感想戦をすればいかにスキルが高いかがわかるはず。
ゆめみん
天才デッキビルダーその1。いつもリスト公開時点で正解に近いものを形にしている。しかしまれに調整で余計な味付けをして足元をすくわれることも。方向音痴。
ぬ
創立メンバーにしてトップクラスの実力者。練習頻度が減った今でも瞬時に正解の手に辿り着く思考の速さは健在。人懐こい性格で多分一番女にモテる。
KAZ
天才デッキビルダーその2。ゼロからデッキを造る構築力とシティ優勝などの実力をあわせ持つ天に二物を与えられた男。一番楽しそうにポケカをする。
シル
上品なしごでき男。強いデッキを満遍なく使える安定感の塊。チーム1の常識人なのでチムポチャってみんな変?と思うのは彼を見てからにしてほしい。
100
ロストとパオのプロ。環境外の独自のレシピで結果を残す。そのハンサムな外見からは想像できないほどギャグセンスがある。たまにデッキを忘れる。
sky
コントロールの鬼にして鬼コーチ。1時間も後ろについてもらえば新たな世界が見えるはず。大会の企画や運営の腕も一流。コンビニのお茶感覚でアルコールを飲む。
それいゆ
短い練習時間で環境デッキを使いこなす実力者。チームの安定剤で彼がしばらく練習に来ないとチーム内で深刻なそれいゆ不足が多発する。
しゅん
私しゅんは光る右手の持ち主でよく格上相手に引きの強さで勝っている。これだからポケカはやめられない。
最後に
いつも楽しくポケカを遊べるのはチームメンバーや仲間をはじめ対戦してくださる皆さまとその場を提供してくれる運営様のおかげです。
ありがとうございます。