W杯 スポーツは最高だ。

一瞬で、人間の奥底にある美しくも汚くもある本能的な喜怒哀楽を呼び起こす。

世界の何十万、何億という人間の心を揺さぶる。

なんと素晴らしく。なんて美しいのだろうか。

なんと素晴らしく。なんて儚いのだろうか。

人間の体躯が躍動し、命が燃えたぎる姿が与える日常の中の非日常は、刹那、圧倒的な美しさで人々の心を掴む。

そう、それがスポーツなのだ。

スポーツは最高だ。








昔、イタリア代表にロベルトバッジョという選手がいた。代表の中心選手で強豪イタリア代表を率いたファンタジスタは1994年のアメリカW杯決勝のpk戦で失敗してしまう。

引用元: https://vlog.gca.bz/2020/06/03/%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%A7/


こちらがその時の写真だ。

「最も美しく最も儚い写真」

と呼ばれている。


いつでも散り際に美しさを求めていたのは日本特有のものだと思っていたが、世界中でこの言葉が使われているとなると、やはり同じ感性は持っているのだと再認識できる。

今回日本代表はドイツ代表とスペイン代表という2010年、2014年のW杯覇者を破ってグループリーグを首位通過した。

だれか想像できただろうか。数人はできたかもしれないが、ほとんどはイメージできなかったことだろう。

だが覇者を2チーム破っても、尚、ベスト8には届かなかった。

敗れた日本代表からは敗者の美しさが煌めき、人の心を揺さぶった。私も揺さぶられたその1人だ。

しかし私は4年後また違った煌めきを見せてくれると信じている。

彼らはまた、揺らぐことなく前進していくのだろう。

だからこそ見せてくれると。

勝者の美しさを。

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近藤俊太郎@地方のプロ野球選手
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