INFJが日本人に多い理由
INFJの数の多さ、実数ではなくほとんどが無料診断の結果なんですよね。というわけでどうも、春眠ねむむです。ねむむが自動変換で「にゅも」って出てぐぬぬとなる今日この頃……
今回は、ちょっとINFJに喧嘩売る内容になります。別に理由もありませんし、イラっときたわけでもありませんが。
ただ、周囲を見渡してみると、INFJを名乗る人がそこそこいるんですよね。希少タイプという文言と明らかな矛盾が発生しているので、そこを小突かせていただければと。
かくいう私の周りにも、知り合いや知り合いの知り合い、果ては友人の中にも、診断でINFJが出た人がいます。
で、そういう人の一部には、どうにもMBTI(というか16タイプ)にハマっていきそうで、「INFJの私はいろいろ裏側が読めて……」と香ばしい興味を持ってくれていそうなことを言っている人もいます。
まあ、実際に裏を読めるかどうかはどうでもいいのです。ここでとやかく言う話ではありません。
ただ、その数が異様に多い。人口の1%というのは盛りすぎだと解釈したとしても、さすがに数が多すぎではないでしょうか?
そこで私儀、どういうことかない頭で考えてまいりました。
INFJが多い理由
とりあえずINFJの多さを見て思いつく限りでは、以下の2パターンがあるのではないかと。
1.判別が難しい
2.単純な憧れ
それぞれどういうことなのか?ちょっと見てみましょう。
判別が難しい
これに関しては、もう理由は明白です。
そもそも判別の材料が曖昧すぎて、どうとでも言えるんですよね。
例えばINFJにありがちな「本質を見抜く」だって、「この人は漫画を楽しそうに読んでいるから漫画が好きなんだ!」と言えば、漫画好きという本質を見抜いたことになってしまいます。
他にも共感力なんてものは特にFJ型はどのタイプも得意分野でしょうし、信念の強さだって、クズがよくやってるこだわりの押し付けなんかをそう呼ぼうと思えば呼べます。
理屈さえ合えば、結構誰でもフランクに名乗れてしまうわけですね。
妄想なんて誰でもすることだし、多くの人には譲れないものも当然あるわけで。誰でも何かしらINFJに近しい要素を持っているわけです。
そこに診断結果という導線/お墨付きを得たら、当然名乗る人も爆増します。
単純な憧れ
突然ですが、あなたはNi好きですかー!?
多分この記事をご覧になっている方で、「嫌い」と答える方はそう多くないのではないかと。
ネット民でもそうでなくても、「本質を見抜く」とか「将来を見据える」とか、そそるワードが満載です。
そんなNiを主機能、つまるところ思考回路の主戦力として用いているINFJ(とINTJ)は、当然ながら厨二心的にはたまらない憧れの的となるわけです。
知的で超常的な佇まい。そして芯の強さに、共感力。
「強くて優しいカリスマ」にちょっとでも憧れる人であれば、どれか一つには憧れを抱くものです。
まあ現実にはヒ⚪︎ラー総統閣下とかもこのタイプを疑われているわけですが……きれいに理想化されてしまえば、闇の側面など見えることもありません。
「全てを見抜く願力」
「あらゆる人の導き手となれる指導力」
「魔性とも言えるカリスマ性」
ええ、私もほしいですよ!ほしいよコンチクショー!……失礼、取り乱しました。
とにかく、こんな感じに正の面が取り上げられることによって、INFJは多くの人の憧れになります。
そして憧れのタイプの一部を自身に投影し、なりきることで、自分もまた自分が考えるINFJへと変化していく。
こういう人、中級者に結構見られます。
番外編:生きやすさと性格タイプ
N型は生きづらい。特にNi主機能は、MBTIの元ネタとなったユングも「生きづらい」と明言しています。
というわけで、自身の生きづらさ、不器用さの答えを性格タイプに求めるケースも少なくないでしょう。
Se劣等。これはMBTIやそれを素体にした16タイプをやっていると、結構目にするようになる文字列です。
極端に言えばSe=要領のよさを欠いているというわけですが……とかく、現代はよほど器用でなければ爪弾きにあいやすい排除主体の社会です。
そんな実社会での不器用な立ち回りと苦しみを、「Se劣等だから」「INFJは世渡りが下手だから」と結びつけるのも、よくある話なのかなと。
わかるよ、その気持ち。
自ブログでさらに細かく書いてます
というわけで今回も自前のブログの宣伝記事なわけですが(ダイマ)
当ブログでこの話題を取り上げたのが最初。それを簡易化してお届けしたのがこの記事。要は連動しているわけです(?)
とにかく、詳しいことは以下リンクにまとめています。毒盛りな内容なので閲覧注意ですが、興味がおありの方は見に来てください!
まとめ
というわけで、今回はINFJが日本人に多い件について考えてみました。
正直に言えば、名乗るに至る経緯も名乗りたい気持ちもわかります。私も名乗れるものなら名乗っています。
実際、格好いいですよね。社会に適応できない不器用さは別として。
物事や人の心の本質を見抜く目。高いカリスマ性。自分の信念を曲げない強さ。
私だってほしいです。
ですが、どこまで行っても人は等身大の上にしか生きられません。なんだか悲しいですが、ないものを「ある」と言い張っても、後々苦しくなるだけです。諦めます。
ともあれ、INFJを名乗る人は日本人にはかなり多い。その理由を、今回考察させていただいた次第です。
さて、INFJと言えば、私なりに本気で考えだしたINFJ像も以下記事にまとめています(ダイマ)
もし興味がおありでしたら、そちらも覗いてやってください!