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韓国アイドルがオーディション番組をする理由


2020年冬、どこにいってもBTSのDynamiteが流れている。TikTokを開けば日本人、外国人問わずDynamiteのダンスを踊る。

僕の通うジムではアメリカの有線放送的が常に流れているのだが、ジムに行くたびにBTSが僕を迎えてくれる。

BTSのDynamiteのMVはYoutubeで公開後24時間で1億110万回再生され、24時間最多再生回数で歴代1位となった。

ちなみにBTSのDynamiteの前の記録保持者はBLACKPINKのHow you like thatの8630万回再生であった。

日本においてはNiziUが飛ぶ鳥を落とす勢いで人々を魅了している。その他にもTWICE、IZ*ONEなどの数々の韓国アーティストが活躍する。

今回は、その裏にある厳しいオーディションにスポットライトを当てる。

アイドルも超競争社会 

数々のK-POPアーティストは厳しいオーディションを勝ち抜いてデビューする。それは、僕たちの想像を絶する厳しいオーディションだ。

デビュー予定組入れたとしても、そのポジションを維持するために毎月課題が与えられて、評価されないと1か月でそのポジションから落とされて、また挑戦者からスタートだ。

そしてずっと一緒に練習してきた練習生仲間を蹴落とさないとデビューすることはできない。華のあるK-POPスターではあるが、その裏側では沢山の血と汗と涙が流れている。

韓国では、このデビューまでのプロセスをYoutubeやTV番組で全て公開するのだ。例えば、TWICEはSIXTEEN、IZ*ONEはProduce48、NiziUはNizi Project、TREASUREはTREASURE BOX。

これは要するに"デビュー前からファンを作ってしまう作戦"だ。

応援したくなるしくみ

デビュー前からファンを作り、人気絶頂の状態でデビューをするという
新たなマーケティグスタイルを作ったのがK-POPといえる。

このオーディション番組は長いものでは1年にわたってデビュー前のアイドルの卵に密着する。その中では、審査員から当然厳しい言葉を言われることもある。

そうしてまだ若い15~17くらいの少年少女たちが本気で努力する姿を惜しみなく見せてくれる。ある意味このオーディション番組を見ているとドキュメンタリー番組を見ているような気持ちになる。

最初はダンスや歌が上手くできなかったメンバーが、周りのメンバーと比べて自分が劣ることに涙し、居残りで自主練をして、最終的には審査員に認められるほど成長するなんてこともある。

そういった努力する若者の姿に人々は魅了されるのだと思う。

努力する人は応援したくなる

努力する人を見て応援したくならない人はいるのだろうか。人間の心理として人間が本気で努力する姿を見ると応援したくなる。

オーディション番組時代からファンの人もいるだろうが、デビューしてから楽曲を聴いてそのアーティストを好きになることもあるだろう。

そういった人も、Youtubeでいつでもデビュー前の現メンバーの姿を見ることができる。そしてそのグループ誕生の物語を知ることができる。

だからこそオーディション番組に価値はある。

いちおしオーディション番組

これだけオーディション番組の話をしたのだから、みんなにお勧めを紹介したい。

先にも紹介したがTREASURE BOXだ。この番組は、YGエンターテイメントからデビューしたTREASUREというグループのデビューまでを追った番組だ。ちなみにTREASUREには日本人メンバーもいる。

虹プロジェクトのJ.Y.Parkは厳しいことも言うが、基本的には優しい口調で話すが、TREASURE BOXで主に審査を行う当時YGの代表プロデューサーのヤン・ヒョンソク氏(YG創設者)はそんなに優しくない。

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厳しい言葉もかなり言う。それに圧倒される練習生たちだが、その言葉にも愛があるのがわかる。

TREASURE BOXは素晴らしいオーディション番組ではあるが、時に残酷に感じると思う。しかし、それも新たなK-POPスターを誕生させるために必要なことなのかもしれない。

時間があるときはぜひ見てみてほしい。





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