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【学校】 卒業アルバムの”利権”問題を考える

 当方、未婚・子無しなので”現状”は分かりかねるんだけど…。

今って『卒業アルバム』はどうなってるの?

 若いADたちとも話す機会が失われてしまっているので、状況がさっぱり分からないんだけど…。

 ウチらが学生だった頃は、もちろんデジタルカメラやスマートフォンなんて存在しなかった。
 なので、運動会や校外学習(遠足)、修学旅行などのイベントごとに「専属のカメラマン」がいたりしたわけだ。

 卒業の年度になると、クラスごとの集合写真や部活ごとの集合写真を撮影したりもしてたよね。
 で、そうやって彼らカメラマンが年間を通して撮影した写真を集め「卒業アルバム委員」なる存在が編集するっていう。

確か(当時は)ポジの写真をハサミで切り、台紙にレイアウトして油性ペンで手書きの文字を書いたりなどしてたっけ?


 そして、オッサンになった今。。
 写真のデジタル化が進んだ現在だから問う。

あの時の「ネガ」は
誰が管理してるの?


 正直に白状すると…俺の小・中・高の卒業アルバムが行方不明になっている。
 (あれ? 東京に持ってきてなかったんかな?)
 個人で持っていた、子供の頃からの写真を貼り付けたアルバムはあるんだけど、卒業アルバムだけはどこにあるか分からない。
 というのも、2000年前後に実家が建て替えをして、その時の引っ越しの荷物の梱包を親任せにしちゃったんだよね…。
 なので、まさか捨ててはいないと思うけど、実家のどこに保管されているのかがまるで分からない。
 (帰省しても探そうとも思わないし)

 ま、今すぐに必要なものじゃないからいいんだけど、ふと飲んでいる時などに「卒業アルバムを見返してみたくなる気持ち」になる瞬間ってのがあって…。
 そんな瞬間ときに、アナログであるアルバムを手元でキチンと保管していないと見ることができないわけだ。

 で、そういう状況に陥った時に役立つのが「デジタル管理」である。
 最初の「問い」はそんな思いからきている。

 デジタルで管理なら、クラウドのサーバーに写真データを保管しておけば、パソコンが変わろうと、スマホを機種変しようと、シンクライアントなので(利用サービスのパスワードさえ紛失しなければ)半永久的に保管が可能となっている。

 2011年、東日本大震災で発生した津波により多くの写真が流された…というニュースを見て「クラウドに保存しておけばいいのに」と思ったことがあるが。
 現像(プリント)された写真という、アナログははアナログの良さがあるけど、デジタルはデジタルの良さもある。
 なので、ハイブリッドで保管するのが令和の時代の正解な気がしている。


 ただ…卒業アルバムを保管したくても「データが無い」んだよね。
 なので「俺らの写真のネガは誰が管理しとんねん?」と疑問が湧いたわけだ。

 多分、地元のカメラ店と専属契約を結んでいるはずなので、そこの店が持っているんだと思うが…。
 だって、学校(=教育委員会)なので、『ココナラ』とか『クラウドワークス』的なサイトでフリーのカメラマンに頼むわけがないしね(笑)。
 予算を組んで業者を選定しているんだろう。
 だからこそ、ガッチガチの”利権”があって、ネガも渡さない流れなんだろうなぁ〜と。


 しかしながら、(昔はともかく)今の時代は「ネガ」にあたるデータも一緒に配ってもいいんじゃないだろうか?
 写真屋からすれば、それが「金のなる木」なので簡単に渡したくはないと思うんだけど、昔ほど「写真のハードル」が高いわけじゃないじゃない?
 ってか、やろうと思えば「みんながスマホで撮影した写真を集めて卒業アルバムを作る」ってことも可能だと思うし。
 プロのカメラマンとかは…集合写真の撮影以外は要らない状況になっていないだろうか?

 子どもたちに何の”思い入れ”もなく、ビジネスで遠足なりについていって「クラス全員をまんべんなく撮影する」というスタンスのカメラマンが撮った写真…。
 今思えば、全然「笑顔」なんてなかったよね。
 それより、友達が撮った記念写真のが笑っている確率が多かったし。


 ただ、数年前…「今は卒業アルバムのデータが収録されたCDがついてくる」ということを聞いたような記憶もある。

 昔よりは緩くなっているのかもしれないが、もうちょっと気軽に写真を後世まで楽しめるような仕組みづくりが出来るんじゃないだろうか?

 ……ん!

NFTにすりゃいいんじゃね!?

 



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