【エッセイ】 酒席嫌いの若者世代に告ぐ
(酔っ払って)連続投稿更新のためにしたような「昨日の投稿」をちょっと深掘り。
昨晩、常連の【スナック】に飲み仲間の社長さんと居たところ、高齢男性と30代ぐらいの女性が揃って来店。
初対面でもわりとフランクに話しかけられるのが【スナック】の良いところ。
最初は男女2人だけの空間を作っていたが、カラオケを歌い出したあたりから交流が始まった。
聞けば、男性は富山県で自分の会社を持っている実業家。
女性は中国からフィギアなどを製造・輸入・販売している女性社長。
(女性は中国人の方だが、メチャクチャ日本語が上手かった)
で、しばらく飲んでたのち、建築関係をやっている飲み仲間の社長さんが「俺、今、和歌山で**栽培をやろうとしているんですけど、何か仕事を振ってくださいよ!」と言ったら、男性実業家が「だったら今度、富山に遊びに来てください!」と。
なんか“ビジネスの卵”みたいなのが生まれた瞬間があった。
ところで…。
20代ぐらいの若者が思い描く【スナック】とはどんなイメージだろう?
そんな感じだろうか?
数千円を払っているが、基本的に食べ物は「いかくん」とか「ポテトチップス」みたいに駄菓子屋で売っているようなおつまみばかり。
ちょっと気の利いた店だと「ママの手料理」などが振る舞われたりするが…。
そういったサービスの飲食店に対し、
とか思うことだろう。
言い方が悪いけど「キャバクラの劣化版」みたいなところもあるので、女性の接客があるわけでもないのに…。
…って思うかも知れない。
実際、数年前の俺は新橋のスナックで(2時間)5000円を支払わされた時に「なんでこんな高いんだ!?」と意味不明に思ったことあるし。
逆に、仲間だけでの飲み会は楽しいし、グルメ知識の経験値にもなる。
が……《それだけ》なのだ。
楽しい時間が過ぎるだけで、自分の価値観や環境を変えてくれるような出会いというのは滅多にない。
お店にもよるが【スナック】は客の心の距離が近い。
ATフィールドを展開する人が少ない。
ゆえに、知らない人同士で
など話していき、知り合いや友達、または仕事へと発展する可能性がわりかしある。
ただ自分の場合、行きつけの【スナック】は男性がマスターなのだが、ちょっと特殊な業界上がりの人のため、お客もちょっと特殊な人たちが来店してくる(苦笑)。
謎に「会社社長」が来店するのもそのためだ。
そこでトップ同士が意気投合しビジネスの話をするのだから、仕事の進み具合が早い。
実は俺も2012年までは、今の若者のような…
と、わりと「外飲み否定派」だった。
ところが、2013年に”とあること”があって、外飲みをして「いきつけのお店」を作る努力をするようになった。
そこで仲良くなったのが(隣にいた)飲み仲間の社長さんだったりする。
メンバーの結婚式にも招待されたりした。
こんな…いいオッサンなのに大人になってから10年以上長く付き合える友達なんて出来るもんじゃないぜ?
2000年前後のインターネット創世記…。
【掲示板】だったり【チャット】だったり【ICQ】だったりで知り合いが出来たこともあった。
オフ会も何度か開催し、何人かで富士急ハイランドへ遊びに行ったりもした。
ところが…ネットだと住んでいる場所が遠いせいか集まりが悪い。
当時、ネット発信でリアルで交流のあった知り合い…今は全員音信不通となっている。
ネットの繋がりなんて、わりと《そんなもの》だったりすると思っている。
外飲みなんて意味がないと思っている若者諸君。
ってことで。
自分から言いたいのは…
……と思う。
……多分(笑)。