旧来の【サブスクリプション】の価値
『新聞』というメディアが絶滅へまっしぐらというニュース。
これを見て、ふと…
「これって、昭和時代から続くサブスクリプションの一種だよね?」
と気付いた。
月々3000〜4000円とか払えば、毎日ニュースが届けられる…という。
メールマガジンやオンラインサロン、他『NETFLIX』や『Amazon プライム』もそうだけど、サブスクリプションって「これワリに合わないな!」と思われたら解約されてしまうのが当然の時代。
自分が興味の無い料理法や節約などの生活ニュースとか載せても…そりゃ若者は必要としないよ(苦笑)。
インターネットにリーチ出来ない高齢者層しか、もはや新聞が取り込む余地は無い。
『日経』とか『日経流通』とか…専門色が無い大衆新聞はますます窮地に立たされていくだろうな。
今や情報はインターネットで「無料」かつ「最新」のものが手に入る時代。
1日1〜2回しか発行されず持ち運びも不便な『紙』という媒体でのサブスクリプションに限界が生じているのは間違いない。
じゃあ「新聞がオワコンか?」というと【情報】の内容に関してはオワコンとも言い切れない。
だって…やっぱり
お金を払って買う専門家の一次情報
と、
専門外のコタツ記者が書いた受け売りの二次情報
じゃ、その情報の価値は天と地の差ほどあると思うし。
昔…タレントのプロフィールのリサーチを任された若手作家が資料を出して、総合演出に「これ、どこの情報?」と聞かれ
「ウィキペディアです!」
と堂々と答えていた。
やり直しさせられたのは言うまでもない(笑)。
Wikipediaは誰でも編集が出来るわけだから、そこに偽の情報を紛れ込ませることも出来る。
そんな「アンオフィシャル」な情報を「公式」としてテレビが取り扱っていいわけがない。
テレビ各局は、総務省から電波の免許をもらって運営しているわけだし。
それと同様に、新聞や雑誌は「お金を払わせて買ってもらっている」わけだから、適当なウソ情報を掲載すると媒体の沽券に関わるというわけで。
「無料」で得られる情報というのは、やっぱり”それ”だけの価値しか持たない。
本当に価値のある情報は有料でしか手に入りにくい。
ただ、その入手先が若者になるほどインターネット媒体に依存するようになっている…だから『新聞』も時代に合わせた形にしていく決断が必要になっている。
しかし、その一方!
無料で…誰かの思想に沿って切り抜かれた要約記事を読んで事件の全体像を分かった気になっている日本人が多くなりすぎているな〜と思う昨今。
最後の最後に必要なのは自分の「情報の真偽や必要性を見抜く目」ということになるのかな?
ちなみに…。
俺の見解としては、今後やってくる「日本国民1億人の総貧乏世界」により、貧富の差がさらに拡大。
「有料のサブスクリプションなんて契約してる場合じゃねぇ!」という貧困層が無料で見られるテレビに食いつくため、さらにテレビの民度(質)が下がるんだろうな…と思っている。