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人生系YouTuberの迷走

 個人的に注目している「人生系YouTuber」と命名している人たち…。一芸を持たざるが者が故、自分の人生をさらけ出すことでコンテンツとして成立させている人たちを自分はそう呼んでいる。

 そんな人生系YouTuberが一斉に迷走し始めたw この同時感…『バキ』で言うところの最凶死刑囚のシンクロニシティか!?

 まずは、しょこたんにも注目され、雑誌『SPA!』ではシンデレラボーイと祭り上げられたやっちゃんさん。

 チャンネル登録者が10万人を超え順風満帆かと思いきや…。一番のウリであった【派遣】を辞め、「YouTuberとして普通のサラリーマンぐらいの月収もらってる」「動画編集で食べていけたら」的な発言をしたことで「お前、社会の底辺じゃないだろ!」というアンチが急増。さらに、ライブ配信のスパチャで金(投げ銭)を稼げることに味をしめた…と言われ始めたことで【金の亡者】と思われ始めた。

 確かに、スパチャは信者ビジネスとしては王道ではあるが…やっちゃんさんにはタイミングが悪すぎたかな。「派遣→体力的に辛いし実家のいざこざもあり退職」「アルバイト→想像以上にキツいから辞〜めた」 いや…現実として46歳の肉体にしてみればそうかもしれないが、一般的には【ゆとり?】と思ってしまう行動だよね。バイトを初日だけ出て辞めた人に対して、残っているバイトたちがどんなことを言っているか…まるで想像していなかったようだ。本人は対人関係が苦手らしいが、最近生配信を行ったことでボロが出て傷口が広がったっぽい。

 また、自分を「日本社会の底辺」として売り出していたにも関わらず、急に月収数十万円を得られるようになったことで初心を見失い、成功者としてのアドバイスを送り始めたことには…そりゃ、旧来にファンからすれば戸惑ってしまうことばかりだと思う。「今まで下だと思っていたのが、急に上から目線?」っていう。

 これに気付いたかどうかは知らないけど、いきなり自分のウリの1つである”妻子無し”に注目し、お見合い企画をアップしたりした。ただ…時はすでに遅し。「頑張ってます!」感をアピールするのは良いが、今更ながらは否めない。

 そして、同じく”派遣”をウリにしていたきよたんさん。

 コロナ禍で派遣から無職になり、そんな【無職の日常】を綴って動画をアップし人気を得ていたようだが…最新の動画を見る限り、心理的な限界に近づいている模様。典型的なコンテンツ不足に陥っているように見受けられる。

 本人は「プレッシャー」と言っていたが、動画を見る限りでは確実にマンネリ化から打破できていない印象だわ。「派遣」で人気を得て「無職の日常」と描き続けてきたが、パソコン教室&自炊料理だけの生活から”次に何を撮影すればいいんだ?”という更新のジレンマを脱出できず苦しんでいる感じがする。

 続いては、個人的に一番注目している人生系YouTuberのフカセンさん。

 両親や姉と死別し、孤独に生きる様を描く人生系YouTuberなのだが…アダムとイブよろしく「ペット飼育」という禁断の実に手を染めてしまった。

 保護猫を2匹引き取り、そのライフスタイルを届け始めたのだが…違う。あなたに求めているコンテンツは"コレ"じゃないのよ。地球という星で人間として生まれてきたことに思いを馳せ、その生き方が良かったのか? を振り返ることに共感や感動を覚えていたわけで。保護猫の飼育ちゃうねん。自分語りのエピソードが不足してきたからってペットに舵を切っちゃダメ!!

 中学生や高校生時代のエピソード、まだあるでしょ? アルバムに写真が残されてないかい? それをキッカケに当時の思いと今の現実の【人生の答え合わせ】をしていくコンテンツが感動を呼んでいるわけで…。

 そういう意味では、最近気になっている人生系YouTuberは…シャッキンさん。

 風俗通いで作ってしまった300万円の借金を返済する日常を動画にしているのだが、それなりに見れてしまう。現在のところ計画的に返済をしているようだが…彼が借金を返し終えた時点で、どうチャンネルが変化していくのかが観物だと思っている。だって、一番のウリが「借金返済」というコンテンツなわけだから、そこから脱出した時に何が残されているのか? 今後もチェックしていきたい。

 とまぁ、注目していた人たちが一斉にブレ始めたことに戸惑いを覚えつつ…。こういう「今後、どうしよっか?」となっているコンテンツに助言をしていくのが、実は放送作家の仕事でもあるのよねw 方向性や突破口を提案し続けることで、どうしたらいいのか迷っているのなら"コンテンツ提供のプロ"として相談に乗りますよ! 初回無料で。


<続編>


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