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【超私的感想】 M-1グランプリ 2023
番組は18:30のスタートだが、実質、審査が始まるのは19:00以降。
この30分の”余興”の間に見る準備を整えなければ…。
(今年も外出していて、帰宅がギリギリだったw)
まず、オープニングは昨年チャンピオンの漫才からスタート。
で…その後は大量のCMを消化。
また、ドキュメントというか「作り手の思想」的なものを見せつけるVTRもありーの。
MCの挨拶ありーの…。
ちなみに、毎年増えていくエントリー数だが、今年は8540組だったらしい。
そして、いよいよ審査員の紹介が始まった。
今年は、直前に『M-1』ドッキリでナイツの塙さんが炎上していたが…。
ギャグにせず、深く一礼して入場してきた。
また、今年は立川志らく師匠が勇退したので、その代わりに海原ともこさんが新たに加わった。
昨年、何かと物議を醸した山田邦子さんはそのままで。
で、7人揃ったところで早速、松本さんが塙さんをいじりだす。
そうだよね、「そこ」を消化しないと審査員できないもんね。
後はネタっぽいコメントが続く。
紹介が終わったところで、ファーストラウンドがいよいよスタート!
…なのだが、笑神籤の敗者復活のルールが大幅に変わった。
以前は六本木にあるテレ朝の横の極寒の野外ステージで敗者復活を行い、クジが当たった段階で敗者復活者が発表され、そのまま隣の生放送のスタジオになだれ込む…というものだったが、場所が新宿の「三角広場」になり、審査方法も会場のお客さんと芸人が選ぶという…敗者復活戦版の決戦投票が行われるように。
確か、敗者復活って視聴者投票だったっけ?
まぁ、それに比べれば組織票が集まりにくいから、公平に審査が行われる可能性が高くなるか。
好評…みたいなネットニュースも流ていたし。
あ、だからオープニングは新宿の屋上だったのか!?
なので! もう最初に「シシガシラ」が敗者復活したことが発表された。
そこの期待感を煽っても視聴率にならないから…との判断なのかな?
今年の【笑神籤】を引くのは…ワールド・ベースボール・クラシックで活躍した栗山英樹監督と岡本和真選手。
岡本選手、ガッチガチに緊張しまくりで初々しかった。
で、ここでモグライダーの資料が審査員とMCで違うというトラブルが!?
ふと、ここで思ったが…。
もしかして、スタートが遅いのって会場の「アイドリング」をしているのか?
笑う準備をしているというか。
決勝・1組目:令和ロマン
ヒゲともみあげが繋がっている…という枕。
少女漫画あるあるが「おかしい」という提案。
「同じ学校へ向かうのに、交差点でぶつかるのがおかしくない?」と。
にしても、ステージを動きまくりだな…。
好きな人は好きだと思うけど、爆笑が少ない!?
爆発は1回あったかあるかないか。
ただ全員90点台で、トップバッターから648点が出た。
『キングオブコント』もそうだが、全体的に高い点数で推移するのか?
大吉先生だけが最後の畳み方に苦言を呈していた。
決勝・2組目:シシガシラ
早くも敗者復活組が出た。
「禿げてんじゃねーか!」がつかみ。
合コンの看護婦と看護師の言い間違いなどを指摘する中、「ハゲは言っていいの〜!」と。
社会のコンプライアンスからハゲが漏れているという叫び。
うーん。。。
難しいジャッジだなぁ。
こちらも笑い(爆発)が少ない気がした。
邦子・大吉・松本の3人が80点台で627点。
上と20点以上の開きが出たな…。
審査員から後半にかけて爆発しなかった、というジャッジ。
よく敗者復活を通ったな…とも。
そこはかとなくトレンディエンジェルを思い出した。
決勝・3組目:さや香
昨年の2位が登場。
今年の大会のキーワードは「爆発」なのか?
紹介のナレーションとかに「爆発」とやたら入っている気がするのだが。
枕も無しに、いきなり「これからの時代、国際交流が大事」というネタを。
ブラジルからのホームステイを受け入れないことにした…という展開。
2人とも怒鳴り合い漫才で。
上手いなぁ…テクニックは最高だった。
全員90点台は当たり前…と思ったが、松本さんだけ89点!?
えっ!?
邦子さんが【98】でザワついた感じだったが。
松本さん「令和ロマンの【90】点は超えていない」と。
それでも他の人の点数が高く、659点で1位だったけど。
決勝・4組目:カベポスター
昨年のトップバッターが戻ってきた。
「金魚すくいの達人は何が原動力なんだろう?」というつかみから。
「願い事が叶うおまじない」という…学校の校長と音楽の先生が不倫している写真で強請る展開。
「ズッゼリ」というパワーワードww
ただ、最後の最後で噛んでしまい…。
点数には関係なかったようだが、80点台が4人で635点…現時点で3位。
礼二さん「爆発力が無い」と言ってた。
爆笑に向けてのフリが長かった、と大吉先生。
このネタは6分だったら良かったのでは…という指摘も。
ここでシシガシラが敗退。
決勝・5組目:マユリカ
初の決勝戦進出。
ゆくゆくは結婚したい…けど倦怠期が大変…みたいな漫才。
登場する時の腕組みは何だったんだ?
明日の同窓会から、不倫している夫にキレるところまで。
微妙な気がしたが…。
全員90点台で645点、3位に滑り込んだ。
紹介ナレーションの”キモダチ”を気にしていた。
ここでカベポスターが敗退。
半分の5組が終わったところで、ウエストランドと栗山監督・岡本選手とのトークもありつつ。
おいでやす小田さんがいる選手控室との中継もあったり。
決勝・6組目:ヤーレンズ
正統派しゃべくりかと思いきや漫才コント。
「引っ越ししたい」というシチュエーション。
ウザいスタイルの漫才?
マンションの大家のキャラが強いな…。
個人的には「ゴスペラーズで誰が好き?」「ドラム!」「全員素手喧嘩だろ」という会話が一番好きだった。
全員90点台、656点で2位。
爆発という意味では、一番爆発していたかも。
邦子さんが思わず「(結成)12年で(M-1)初登場…何(今まで)やってたの?」と漏らしていた。
塙さんは…シンプルイズベストと。
ボケ手数の多さとセンスが褒められていた感じ。
キモダチのマユリカ、ここで敗退。
決勝・7組目:真空ジェシカ
呪物コレクターがつかみ。
映画館を「A画館」「B画館」「C画館」とランク分けし、その中で底辺のZ画館とはどういうところかを漫コンで表現。
真空ジェシカワールドだった。
全員90点台ではあったが、643点で5位と…初戦敗退決定。
大吉先生曰く、オリジナリティ・新しさを審査対象にしているらしい。
確かに、奇抜さが足りなかった。
決勝・8組目:ダンビラムーチョ
「最近、副業でカラオケを始めようと思っている」…という。
ボイパみたいな形で、歌い手よりもカラオケパートが目立つ…的な歌ネタ。
松本さんが87点で…今のところ最低点数かな?
631点の7位…予選敗退。
みんな「一曲目(のネタ)が長い」という感想。
ここで、謹慎ムードだった塙さんが急にモノマネでブチ込んできた…。
劇場で年配にはウケるネタだけど…とのこと。
みんな口々に「最初が長かった」…と。
最後、岡本選手にユニフォームにサインをねだるっていうガチなボケで去っていく。
決勝・9組目:くらげ
題名は「物忘れ」か?
「31アイス、食べたのが思い出せない」と聞いた瞬間「えっ!? ミルクボーイ??」と思ってしまい…。
「サンリオキャラ」とか「口紅」とか…。
「なんでそんなメーカーや名前を知っているの!?」というボケなのだが、あまりにもシステム漫才の作り方がミルクボーイに似ていて…。
松本さんも「ミルクボーイを超えていない」と酷評。
塙さん・礼二さんだけ90点、あとは全員80点台で、松本さんに至っては86点とダンビラムーチョより下…で、合計620点と最下位。
ただ「正解がないアキネーター」というセリフは個人的に好きだった。
決勝・10組目:モグライダー
最後にきたかぁ。
錦野旦の「空に太陽がある限り」を題材にした漫才。
ともしげさんのキャラありきだったなぁ。
ただ、632点で7位と敗退が決定。
「さそり座の女」の進化版だったが…観客のウケが悪かった。
松本さんが「待ち疲れ」「売れちゃったから練習不足」と指摘。
が、さいごにともしげさんがコメントで「キンチョー」と「カンチョー」を間違え、そこで今日一番の爆発が起きるっていう。。
トップバッターだった令和ロマンがまさかの決勝進出。
ファイナルラウンド・1組目:令和ロマン
ヒゲがつかみなのね。
ドラマを再現する漫才コント。
一人が暴走して一人がツッコむ…あの動きはマヂカルラブリーを彷彿とさせるな。
謎の動きをする吉本興業の社員の形態模写に会場はウケていた。
(今田さん、涙流して笑ってたし)
ファイナルラウンド・2組目:ヤーレンズ
ラーメンが大好き…というところから漫才コント。
店主と客という設定。
ウザい店主にツッコム。
「メンジャミンバトン」という店名だったり。
ボケが細かいが…アンタッチャブルのザキヤマさんみたい。
ファイナルラウンド・3組目:さや香
最先端技術。
四則演算にもう1つ、「見算」を追加したい。
意味不明すぎて理解できない、笑いが少ない。
攻めたな…は確かに。
『X』を見てたら「負ければ(笑い飯の)【チンポジ】」と書かれていて。
まさに勝負した感じ。
「ロッチ現象」とも言えなくはないが。
うーん。。。。
どうだろ?
確実に「優勝はこのコンビだ!」ってのが思い浮かばないのよね。
俺個人の予想としては(消去法で)令和ロマンだが、結果は……!
令和ロマン 4票
ヤーレンズ 3票
さや香 0票
あ、、当たった。
令和ロマンが優勝とのことで。
トップバッターで決勝進出は2005年の笑い飯以来らしい
そして優勝したのは中川家以来。
1本目より強いネタを残していたのが…令和ロマンだけだった…という評価も。
なんだろうな…。
俺の中では、昨年のウエストランドみたいに爆発は起きなかったし、一昨年の錦鯉みたいな感動も無かった。
むしろ、優勝者発表までのCMで流ていた「強風オールバック」を空気階段がパロってやっていたやつのが面白かったぐらい。
正直……腑に落ちなかった2023年の『M-1グランプリ』だった。
放送後、麒麟・川島さんがMCで『Lemino』の配信があり…深夜からは千鳥さんMCでYouYubeでの反省会の配信があるらしい。
反省会のコンテンツビジネスが凄まじい印象…。
あと、ワリと早く決勝動画をアップすることで海賊版対策をしてきた公式YouTubeが、今年は上げるのが遅い。(25日の朝時点)
考えてみると、モグライダーとかダンビラムーチョとかの「歌ネタ」がたくさんあったイメージあるので、その著作権処理に手間取っているのかな?
もしくは上げないのだろうか?