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どこもかしこも「二郎、二郎」

 最近、いろんな意味で話題になっている「二郎インスパイア系」のメニュー。

 まずは、牛丼ファストフード店大手の『松屋』

 プロモーションとしては大成功しているのかもしれないが、味が酷評だらけ。
 「普通」とかじゃなく「マズい」とハッキリ言う人が続出している模様。

 試食しに行こうかと思ったが、ここまで酷評の嵐をくらっているメニューにお金をかけるのはちょっともったいないかも…と思っている。
 さすがにコレは「二郎の面汚し」っぽいな…。


 「松屋がインスパイア系ね…」と思いながらネットサーフィンしてたら、なんと!
 東海地方の盟主『スガキヤ』も二郎系ラーメンにチャレンジしたというニュースが!

 「スガ・ジロー」だと?
 いや…それよか、これって

『ラーメン二郎』のネームバリューにすがろうラーメン

 じゃないか?
 お遊びとしてはいいとは思うけど…。


 立て続けに『ラーメン二郎』を彷彿とさせるメニューを見て、そういや思い出した!

 『かつや』でも二郎っぽいカツ丼を出していたっけ…。
 食ったけど「たいしたことないわ」って思った記憶。

 コスパ最悪レベルなメニューだったな。


 加えて!!

 『ガスト』も「ガス郎」とか言って乗っかっていたぞ!?

 これも食べたが…全然満足のいく商品じゃなかった。
 「二郎」を名乗っているくせに麺量が足りないとはどういうこと!?
 一番の不満は「ニンニク」が使われていないところ。
 ニンニク無くして二郎を語るべからず!(怒)


 こうした各社の「二郎系に乗っかれ!」な動きに関して、飲食コンサルタントの永田ラッパさんが『松屋』のケースで語っていた。

 それによると、SNSを使って商品をバズらせることが出来た段階で、松屋の目論見は成功したようで…。


 でもさ、『ラーメン二郎』の看板ネームバリューって、そんな著作権フリーだったっけ?(苦笑)
 インスパイア系という名のパクリラーメンをはじめ、どこもかしこも「二郎、二郎」。
 松屋のマーケティング同様、二郎を名乗れば二郎マニア(本家のジロリアン)が試食しに行くことが分かっているからこそのパクり戦略であるとは思うが。
 にしても、キャンペーンとして安易すぎるよね。

 そして!
 人のふんどしを借りときながら「マズい!」という評価をもらってしまうのはどうなんだい?
 せめて”二郎”の名前を入れ込むなら、美味い商品を作れよ。
 形だけ真似インスパイアして、味をリスペクトしてないじゃん!


 2年ぐらい前、フジテレビでやっていた最初で最後の『ラーメン二郎』ドキュメント番組で、ラーメン二郎の味を作り上げた総帥(おやっさん)がインタビュアーに

「二郎系ってどう思います?」

 と聞かれたところ、

「自分のラーメン作れよって思う(苦笑)」

 って答えていたのが印象的だった。
 つまりは、ラーメンのパクり(インスパイア)を含め、二郎の看板を勝手に借用しようとする輩を、少なからず快く思っていないということ。


 今度、現社長さんに「なんか、勝手に名前使ってる商品が増えてますね?」と聞いてみようかなぁ…。




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