見出し画像

360度カメラについての実験&考察 【2023】

 これまでにも、いくつかの360度カメラ(メタバース)に関しての記事を書いてきた。

詳しくは「サイトマップ」から!

 とりあえず、2023年度の使用感を多少記録しておくとしよう…。


 現在、日本でメジャーな【360度カメラ】は主に2機種。
 「THETA」「Insta360」だ。


 そんな【360度カメラ】だが…

全然盛り上がっていない!
むしろ盛り下がっている!


 と思っている。

 個人的には大好きなカメラなのだが、いかんせん使い方が特殊すぎて…。
 一般の人が3(〜10)万円とか出してまで「買いたい!」となるカメラじゃないからね。
 手でグルグルと回す感じなど、写真の見た目は「派手」なんだけど、なぜか「映え」ないのよ。
 だからカメラも「売れない」。

 で、その「売れない」というのが公開できるプラットフォームの少なさに起因している…と問題提起をし続けているが、依然として改善される気配は無さそう。


 さらに、当事者であるプラットフォーム側も需要が少ないからか機能を削り始めた!?
 どういう仕組か分からないけど、『Insta360』で撮影した360度写真はGoogleMapにアップしても360度ストリートビュー使用に変換されないのだ。

 試しに、この前の関西・北陸ツアーでの…

 「つけナポリタン」が食べられる『アドニス』の店内を撮影した写真で実験。

Insta360

 アプリで顔に部分にスタンプを貼り加工を施して360度写真としてアルバムに保存。
 それをGoogleMapへ投稿すると…。

実際にGoogleMapにアップした写真

 全然360度化されない。
 いつまで待ってもこの平面のままである。

 おかしい…。
 以前、別なお店の360度写真を『Insta360』のスタンプ仕様でアップした時はちゃんと360度化したのに…。
 仕方ないので失敗作はその後削除したが。


 続いて、コンビニ内のイートインでの写真を撮影。
 それをアップする実験。

『Insta360』で撮影した元の写真

 まず、スマホのGoogleMapアプリからアップロード。
 続いて、全く同じものをパソコンのブラウザからアップロード。
 結果……

同じ写真をスマホ&PCからアップ

 全く360度化されず。

 次に、『Insta360』で撮影した写真をスマホの『THETA+』アプリでボカシ加工を加えてみた。

 『Insta360』で撮影した写真を『THETA』のアプリで加工するという…ちょっと荒業ではあるが。
 なぜこんなことをするのかというと、『Insta360』のアプリはスタンプ機能はあってもボカシ機能が無いので、加工後がいかんせん「子供っぽく」見えてあまり好きではないのだ。
 (上の喫茶店の写真を見ても分かる通り)

 で、ボカシを入れたた360度写真がこちら。

『Insta360』で撮影、『THETA+』で加工

 コレを再びアップロードしたら…。
 アプリからアップした写真(下写真の右側)は先程と同じ360度化されなかったものの、パソコンからアップした写真はようやく360度仕様になった。

左側が成功したもの

 つまり!!

『Insta360』で撮影
  ↓
『THETA+』アプリで加工
  ↓
パソコンに転送
  ↓
ブラウザの「GoogleMap」からアップロード

 という手順を踏めば、Googleでのプラットフォームで写真は360度化されるようだ。
 …………

クソ面倒くさい!!


 撮影したデータをスマホのアルバムに入れて、それをスマホのアプリからアップすれば360度化される…なぜそれができない?
 もしかして、『Insta360』の製造が中国企業だからだろうか?

 あと、ボカシなどの加工で『THETA+』を通すと画質が悪くなっている感じもするのよね…。
 なんかすごく気分が悪い。
 【THETA】の360度カメラを使っている時は、こんな苦労は全然無かったぞ!?


 あ!
 ちなみに、『Facebook』にスマホアプリ経由でアップしたら、加工前も加工後もしっかりと360度になっていた。

『Facebook』に投稿

 さすがはVR推しの「META」社直轄のサービスだ。。

 ただ、こういうことになっているから「メタバース」もまるで普及せず、【Meta Quest 2】も売れ行き不振になっているんだと思う。

 まぁ、360度の世界含め、メタバースが普及しにくいのは以前に言及したことがあったけど。

 まさに、この通りになっちゃっているんじゃないのかな?


 YouTuberがスポーツのシーンなどで360度カメラを使用しているのが分かる動画もあるんだけど、それらは全部「平面」に切り出しちゃっているのよね。
 まぁ、それも正しい使い方なんだけど。

 「臨場感」「空間を切り取る」といった…感動を与える使い方がされておらず、もったいない気がするんだよな…。

 普及させるための画期的アイデアを、未だ模索中。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?