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【超私的感想】 THE W 2024
リアタイでチェック出来なかったのだが、なんとか「優勝者は@@!」のネットニュースに触れずに番組をチェックすることが出来た。
ただ、ネットに触れられず、見終わるまで仕事が進められなくて大変だったけどね…(苦笑)。
ま、初見でチェック出来る喜びを噛み締めつつ。
まず最初に
「あれ? なんか今年は雰囲気が違う??」
と思った。
紹介がやたらポップな印象を受けた。
意気込み紹介のVTRとか…。
その理由が
プロデューサーが女性になっていたらしい。
『M-1』とか『R-1』が、オープニングにラップを起用するなど「カッコいい!」に振り切ってるのに対し、『THE W』は「カワイイ」の印象付けを行おうとしているのだろうか?
そもそも、大会のロゴも昨年から「やわらかい印象」の形と色に変わっていた。
ちょっとずつ女性に見てもらえる大会への改革を進めているんだろうね。
さてさて…。
第8回目の開催となる大会の方は「ゆりやんレトリィバァ」さんがナレーションを担当。
司会はフットボールアワー・後藤さん。
昨年は体調不良で南キャンの山里さんが代理を務めたが。
今年は無事に戻ってこれたようで。
アシスタントが黒田みゆアナになっていた。
「あれ? 水卜アナじゃなかったっけ?」と思って調べてみたら、今年から黒田アナになったようで。
そっか…そうなんだ。
続けて審査員の紹介。
麒麟・川島明
アンガールズ・田中卓志
笑い飯・哲夫
阿佐ヶ谷姉妹・渡辺江里子
マジカルラブリー・野田クリスタル
さらば青春の光・森田哲矢
(敬称略)
昨年から2人ほど入れ替わっているが、さらばの森田さんは「人生初」の審査員らしい。
確かに、コントには定評があるからな…。
(でないと、相方の不倫騒動から復活できなかったw)
さらに、応援ブースにいる歴代女王なども紹介も。
ここまでの流れはスムーズに感じた。
大会のルールは「勝ち残りノックアウト方式」なのは相変わらず。
ルール説明が終わったところで、いよいよ決勝戦スタート!
Aブロック・1組目:やました
ピン芸人で、やたら喋りが達者。
印象は…「陽キャ」のヒコロヒー?(笑)
喫茶店で別れ話されているのにウザい女性の一人コント。
にしても、噛まない&詰まらないでよく言えたな〜。
泣いてタオル食べて終了。
なんじゃありゃ。
Aブロック・2組目:ぼる塾
他の大会のかっこよさに対抗して可愛い(ポップ)を極める…と感じたのはこの辺から。
食堂を舞台にしたコントで、酒入と田辺が客、きりやとあんりが店員の設定。
グルテンフリーでカスタマーハラスメント!?
とにかくドタバタコント…。
審査員が「吉本新喜劇」って言ってたけど、確かにそうだ!
ネタが短く感じるが…持ち時間って何分なんだろ? (※4分らしい)
ここから審査がスタートするが、視聴者も審査員ってのは健在で。
「…システム、大丈夫?」といつもハラハラしてしまう。
ちょっと不具合が出ると大会に支障が出るもんな〜。
CMを挟んで集計結果が出て、5対2で「やました」が勝利。
ぼる塾は売れているからなぁ…目新しさみたいなのもあったんだろうか?
Aブロック・3組目:にぼしいわし
コンビ、漫才。
シャネルでおばんざいを売り始めた…みたいな設定。
まとめ方は上手いけど…。
「やました」の方がインパクトがあった気がするけど…。
2対5で「にぼしいわし」が勝利。
プロは「にぼしいわし」を選んだか。
応援ブースから副賞となる番組出演の発表などありつつ…。
Aブロック・4組目:もじゃ
ピン芸人
廃品回収車のおっちゃんの役。
「型が古くて回収できない」ものばかり…。
挙句の果てに「奥さんも型が古い」とか言い出し、さらにバイク、犬…どんなものでも回収していく。
「大切に…するよ…」でオチ。
ワールドが独特だなぁ…。
最終決戦に進むのは…!?
5対2で「にぼしいわし」が勝利し、決勝進出が決定。
理論派の田中節が炸裂していた。
観客席全景が映ると「コロナ禍じゃなくなったんだな…」と改めて感じる。
Bブロック・1組目:レモンコマドリ
”細いの”と”太いの”のコンビで漫才。
ペットを預かってもらいたいというが、そのペットが「えんぴつ」…。
最初のうちはキャラに目がいきがちだったが、全体的にサイコパスな構成に。
枕元に…で悲鳴が起きていた(苦笑)。
昔の「ザ・パンチ(おねが〜い、●んで)」みたいな印象を受けた。
Bブロック・2組目:おかずクラブ
5年ぶりにテレビでネタをやるらしい。
設定は…叶姉妹の佇まいをオマージュしたような(笑)。
叶恭子がゆいPで、フォローする叶美香をオカリナが担当。
思い出せない姉、サポートする妹…「炭酸水〜!」でオチ。
オカリナがオチで噛んだのにアドリブで返すという威風堂々のベテランっぷりを見せつけた。
結果は3対4で「おかずクラブ」が勝利。
初めて3対3で競って決まる形に。
「レモンコマドリ」が敵に塩を送ってた(拍手してた)。
Bブロック・3組目:紺野ぶるま
5年ぶりにカムバック。
年配の受付嬢vs若者という設定。
いちいち、行動やら言動が古い。
「ふる…(鐘でチーン)」と紺野ぶるまらしさも混ぜ込んできていた。
そうだよね…下ネタがどうこう言う以前に、元々「チ●コ謎掛け」やってる人なんだよ?
ネット民には「今更、何言うとんねん」って感じがする。
結果は2対5で「紺野ぶるま」が勝利。
Bブロック・4組目:キンタロー。
「顔面凶器」のキャッチコピー…今の時代に…いいのか?(苦笑)
婚活アドバイザーの設定だったが…フリップを使ってものまねのフリを入れ、有名人のモノマネをオリジナルで披露。
モノマネのオンパレード。
「ハリウッドザコシショウ」みたいな印象を受けた。
よく”コレ”を決勝に残したな…(笑)。
俺的には「紺野ぶるま」が勝つかと。
モノマネが優勝しないと思うので。
結果は4対3で「紺野ぶるま」が勝利。
思っていた以上に、わりと接戦だった…。
森田さんがコメントで「(キンタロー。は)ベストアルバムを見ているような」と。
なるほどね…。
Cブロック・1組目:忠犬立ハチ高
決勝初出場のコンビ。
国会答弁の設定で、予算の答弁が始まるのだが…。
ぶりっ子する大臣と、攻める野党?
「2位じゃダメなんですか?」みたいなパロディありつつ。
「(嵐の)松潤が好き!」で意気投合するバカバカしさ。
【X】で「いつ潤」がトレンド入りしていた。
Cブロック・2組目:エルフ
「鳩の恩返し」っていう…。
酒飲みすぎて記憶が無い中、携帯を届けに来た鳩。
ギャルらしくLEDの服でパリピモードで確変突入!
結果は5対2で「忠犬立ハチ高」が勝ったけど。
キャラ先行型かと思いきや、めちゃくちゃ設定がシッカリしてる。
印象(芸風)が若干ズレてるっていう…。
Cブロック・3組目:足腰げんき教室
ファイナルラウンドの3組が”シモネタ”だったとか言われていたけど、実はココでもつかみが”シモネタ”っていう…(苦笑)。
レンタル彼氏の漫才コント。
背の高い方のキャラが強いな。…
一発ギャグを詰め込んだだけの印象!?
「忠犬立ハチ高」が勝つな…と思ったら、7対0で「忠犬立ハチ高」のパーフェクトゲームだった。
一番の笑いどころが、後藤さんが「足腰」ではなく「足コキ…」で噛んだところ。
Cブロック・4組目:河邑ミク
裁判の証言者が演技をし始め、裁判長から中止(ツッコミ)が入るっていう…。
途中、古畑任三郎的なモノマネが入ってなかったか?
そしたら、またもや7対0…「忠犬立ハチ高」がパーフェクトゲームで勝利し決勝進出!
最終決戦のルール説明ありつつ、いざファイナルラウンドへ!
最終決戦・1組目:にぼしいわし
「アイドルはウンコしない?」というシモネタなネタ。
ネタの「ターゲット」は誰なんだろ?
しゃべくり漫才でやりきった感じ。
最終決戦・2組目:紺野ぶるま
ファーストラウンドのネタの設定を引きずったまま展開。
受付から総務部へ異動していた。
やっぱり、イチイチネタが古い…(苦笑)。
構成は一緒だったのは、ウケた設定(勢い)でやるためだろう。
「胸板タウンページ」って…どういう例えだww
で、ところどころぶっ込んでくる”シモネタ”。
「レンジで(チーン)コ」とか。
さすがは「チ●コ謎掛け」の人。
最終決戦・3組目:忠犬立ハチ高
結成4年目、グレープカンパニー所属の2人。
漫才スタイルで、恋愛経験が無いのに官能小説を書くっていう。
文章を読んでいる間が長い(=笑いのボケ数が少なくなる)。
一瞬噛んだりしてヒヤッとしたが。
情景描写の緻密さと違って性描写が下手すぎるギャップ笑い。
にぼしいわしに「漫才に小道具持ち込むな!」とガチ説教されていた。
笑えればなんでもいい大会だけど、「漫才」を掲げるなら確かにその通り。
個人的には「忠犬立ハチ高」…かなぁ?
応援ブースで、(相席スタートの)山添さんが「ウンコ、タマキン、オッパイ」とネタの総評を述べていた。
よくぞ気付いたもんだ(笑)。
今どきのルッキズムを揶揄してはいけない風潮からか、「ブスネタ」や「デブネタ」ができないので、みんなソッチ路線に変えたのかね?
そして、いよいよ優勝者の発表へ!
結果は…
にぼしいわし → 4票
紺野ぶるま → 2票
忠犬立ハチ高 → 1票
ってことで「にぼしいわし」が8代目女王に輝いた!
にしても、この人たち何者?
調べてみたら…
フリーの芸人さんだったのね。
今後の活躍に期待ってことで。
今回の『THE W』。
ネット民の批判ターゲットに挙がったのは
「決勝3組がシモネタ」
「視聴者投票と審査員投票のズレ」
ってことで。
視聴者との感覚のズレについては、マヂカルラブリーの野田さんがコメントしていた。
視聴者が思う面白さとプロの視点は違うってことで。
『KOC』でも話題になった「審査員の好み」の問題もあるんだろうな。
良い大会だったと思うが…。
自分の勉強不足で、知らない芸人さんが年々多く出るようになっているな…って思った。
お時間があれば、過去の大会のメモ書きもどうぞ…。