今後は「テレビ」が必要とされなくなっていく?
家電メーカーのPanasonicが(テレビの)録画用ブルーレイディスクの生産停止(=撤退)を発表。
ブルーレイデッキの方は作り続けるようなので、【DIGA】のユーザーとしては一安心だが…。
まぁ、Panasonicのディスクって1枚あたりの単価が異常に高かったからなぁ。
ありゃあ売れないよ。
ちなみに俺は、2013年に初のブルーレイデッキを手に入れて以降、ディスクの方は…
と渡り歩いてきた。
途中でSONYにも手を出してみたものの、全部が「ハズレディスク(=ゴミ・塵がつきまくり)」だったがため、以降は買わないようにしている。
maxellはディスクの品質が著しく低下してきたのを感じたので、今はVictorに落ち着いている感じだ。
トータルとしては…だいたい「1枚あたり100円」ぐらいのメーカーを利用している感じかな?
スピンドル1つあたり、だいたい4500円ぐらいだし。
ただ、ここ数年は顕著に
との実感がある。
今回のPanasonicしかり、TDKなどブルーレイディスク生産のメーカー撤退から始まり…。
家電量販店に至っては、年々、売り場面積が超縮小され続けているのを見てきた。
目立つ場所に売り場を設置しなくなったし。
記録したディスクの「保管ケース」側の廃番も増えてきた。
衰退原因として考えられるのは2つ。
テレビを見ない若者が増えた
動画配信サービスを利用する人が増えた
1に関しては、おかしな現象が起きていて。
「テレビ」は見ないくせに、違法アップロードされた「テレビ番組」を見ているっていうね…。
テレビ屋の末端として、一番ムカつく展開なんだけどさ。
【モニター(画面)】としてのテレビは必要無いけど、【コンテンツ】としてのテレビは消費するっていうね。
こんなことしているとテレビが儲からなくなり、いずれまともなバラエティが地上波では作られなくなるぞ。
2に関しては、YouTube含め、NETFILXとかアマプラとか…。
エンタメのコンテンツが充実してきた。
「地上波とおんなじこと」をやっているABEMAはともかく、海外勢のプラットフォームは『ドキュメンタル』とかのクオリティ高い番組も増えている。
加えて、日本じゃ制作できない予算規模のドラマとか…ね。
「視覚の奪い合い」が起きた結果、時と場所を選ばずに視聴でき、持ち運びも便利なスマホの方に軍配が上がりつつあるわけだ。
以前にどこかで書いたはずだが…。
俺はシンクライアント方式の…中央が権利を握っている動画配信方式は大嫌いだ。
謂わば
「自分の手元に番組が保存できない仕組み」
が苦手なのである。
だって、向こう側の都合で勝手に配信がストップしちゃったりするんだぜ?
これがいわゆる【作品に罪はない】問題ってやつだ。
「映画の公開直前に主演俳優が覚醒剤で逮捕された」とか「脚本家が強制性交罪で逮捕された」とかで、配信が中止されてしまったり。
いやいや…”作品”を楽しみにしていた人の気持ちはどうなるのさ? …と。
見たい時に自分のペースで見られない。
契約期間が切れたから配信停止で見られない。
ABEMAのバラエティとかFOD的なプラットフォームって、わりとそういうの多いよね。
『M-1グランプリ』のYouTubeにアップしているネタだって、半年後(5月末)ぐらいには配信を停止してしまうし。
なので、「自分の見たい番組を10年後とかに見る」ためにも、ブルーレイディスクの文化は残して欲しいんだよね…。
そりゃさ、ワイドショー的なニュースは「旬」ってのものがあるけど。
そんな中でも、「あー、コレ俺の(私の)笑いのツボだわ!」って番組、そこそこあるし。
『IPPONグランプリ』的な番組は、何年後に見ても面白いだろうし。
『すべらない話』も面白いよね。
個人的には1990年代の『ボキャブラ天国』をもう一度見てみたいと思う。
あと『電波少年』とか…。
そういうのって配信頼みにしていると、確実に「期限切れ」がくるから。
若い人には…ミニマリストが流行っているみたいだし、ディスク残すのって手間だと思うけど、ブルーレイを買い支えてくれないものかな〜と勝手に思っていたりする。
ちなみに、俺は…
4万タイトル近くの番組を3500枚以上のディスクで保管している。
ドラマはこのデータで管理していないし、保存用とか実家用など別に管理しているのもあるので、これまで買ったスピンドル(ブルーレイ)の総量は1000個(1個あたり50枚入)はくだらないだろうな…。
2013年からのゴールデンタイムで放送されている民放の連続ドラマの6割ぐらいは持っていると思うし。
ちなみに、上京してから溜めに溜めたVHSテープも押入れに山のようにあるのだが…。
これをどうするか、今迷いに迷っている(苦笑)。