【猫動画】を見てふと思う
最近のYouTubeの視聴履歴が「ビジネス系YouTuer」から「猫」「生物への餌やり(爬虫類・蟻・G)」へとシフトしてきている。心に何か抱えているのかもしれない…(苦笑)
にしても「スゴい多いなぁ…」と思うのが、捨てられたり野生化している猫の数。たくさんの動画投稿者が【野良猫に餌をあげる】や【捨て猫を保護しました】という映像をアップしまくっている。
犬もそうだが、”猫”というジャンルには多くのファン(愛好家)たちがいる。ゆえに、どの動画も「収益化のできるラインの視聴者数」と「そこそこ再生回数」があり、中には100万回以上再生されている動画も。
『チュール』を片手に、捨てられたり野生にいる猫を探して餌を与える様子をスマートフォンなどで撮影。それを数分程度の動画にまとめてアップするだけで数千円とか数万円、バズれば数十万円になる。何か「楽して稼げそう」感が否めないところもある中、色々な飼い主不在の猫映像を見ているうちに2つのパターンがあるなと思った。
野良猫・捨て猫を見つけて保護し、飼い主を探しました系
ただ餌をあげて可愛いを撮影しましたよ系
前者は個人・団体と問わず保護までの様子を撮影し(自宅で飼い始めましたも含めて)飼い主が見つかるまでを追いかける動画。後者は一時の飢えをしのぐための餌をあげる動画。で! 後者のコメント欄を見ていたところ「むやみに餌を与えないで!」という内容が多数見られた。
というのも、自己満足(と収益)のために野良猫に餌を与えて生きながらえさせることは今後、より多くの子ども(野良猫)を生み出してしまう。餌をあげるなら一時でも保護して去勢手術を受けさせてから再度放つべきだ…と。確かに言っていることはそうだよな。
【人間】の場合で考えてみると…。前者は「生活困窮者を自社で雇ったり他社へ紹介して仕事を与えて自立させる」で、後者は「生活困窮者にその日の食事やお小遣いを与えて放置」といったところか?
最近、ZOZOの元社長・前澤友作さんが「お金配りおじさん」と称してSNSのフォロワーに現金を配りまくっている。自身のYouTubeで「お金を配る理由」について解説しているが…。ココに集まってきているフォロワーの多くは「とにかくお金を配れや!」「私にもお金をちょうだい!」と言った人格が多いのが現実。
前澤さんは前者である「仕事を作る」系のこともやっているが、後者の「お金配り」のインパクトが強すぎて、若者から見たら「お小遣いをくれる人」に映っているんだろうな…。ただ、そういう人たちは一時的に10万円とかもらったところですぐに使い果たし「足りねえよ!もっと!」ってなっているのが現実なのだと。
あ…猫の話題に話を戻すと「猫にとっての幸せって何なのかを考えて行動しないとバッシングのキッカケになるよ」ってことで。「餌やり動画が嫌なら見なきゃいい」「わざわざコメント残すな」では済まさない。だって現実問題として引き取り手が無く保健所に送られたり、野生でカラスなどに捕食されてしまう”不幸な猫たち”も増えてしまうんだから。そうならないように啓蒙(コメント)する人も必要なんだろうな〜って思った。
猫も人も、「幸せになる命」が増えて欲しいね。