実は「大迷惑」な行為
「女子力が高いことをアピールしたいだけだろ」とか「他人の手で絞ったレモンは食べたくない」など、様々な意見が出てくる議題。
そんな中、俺はこれだけは声を大にして言いたい!
『ガスト』に猫型配膳ロボットが導入されて1年以上経過。
すっかりお馴染みとなったコイツらだが…。
このロボットは「店員が料理をテーブルに届けるための装置」であり「お客が食器片付けのために利用すべきロボット」ではない。
現に(親切心から)飲み終わったビールのグラスを一番上の棚置いた人がいて、その帰り道にわずかな段差でグラスが倒れ、床に転がって割れたのを見たことがある。
客は考えも無しに「テーブルの上を片付けたい」や「店員も片付ける手間が省けるだろ」と、グラスをロボットの上置いたのだが、結果的に倒れることになり、店に損害も与えてしまっているわけだ。
ただ、これは『ガスト』側も、帰り路に客が勝手に食器を乗せたら「乗せないでニャーン!」とか言う仕組みを作らないといけないと思う。
重量を感知してやれることだと思うし。
上記のグラスを割ってしまった客は決して悪気があってやっていることではないと思う。
ただ「ものを知らないだけ」だ。
ビールが入ったグラスと何も液体を入れてないグラスの「安定さ」を全く計算できない素人が「親切心」や「ついでに…」などと思わない方がいい。
あと、もう1つ『ガスト』に言わせてもらうなら…。
都心の店舗でロボットを導入している店は、もう少し店員側がロボットの動向に注意を払って欲しいと思う。
立地上「通路が狭すぎる店舗」も多く、そういうところでは客が通路に置いてはみ出した荷物でロボットが立ち往生しているのをよく見かける…。
で、店員も客も、しばらく”それ”に気付かないっていう。
人手不足を解消するために導入したロボットが、さらなる【足かせ】となっているケースを見かけるようになったなぁ〜と。
ロボットはトラブルに対しての融通が全くきかない。
与えられた命令をただこなすだけで、余計なインシデントが介入すると対応できなくなる。
よく「将来、ウエイターの仕事は無くなる」とか言われているが、そんなトラブル対応の出来ない「バイト」を100%信用することは出来ないなぁ。
少なくとも俺は。
あ! そう言えば。
昔、『ハイスクール奇面組』で「親切心の逆効果」について描いていたっけ。
対面から相手が来た時に、こちらが右にずれたら、相手も同じタイミングで同じ方向にずれ…。
「しまった」と思って逆方向に動くと、相手も同じ行動をするっていう。
お互い”親切心”で譲り合った結果、それが邪魔になるっていうね。
よく、混雑している道路で自転車に乗ってたオバちゃんが対向車が来ると自転車を降りたりするけど。
ああいう時の「動かない」という選択肢って、わりと年を経てたどり着いた結論なんだろうなぁ〜と、ふと思う。
だから、親切心で片付けを手伝ったつもりになってしまっては駄目ってことで。
素人は「動かない」が正解なのだと。