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【令和の笑い】ってなんぞや!?
「お伊勢参り」シリーズのスピンオフ。
今回の旅は『東海道中膝栗毛』の「弥次喜多(+α)」な…中年男3人旅であったが。
その道中は車移動だった。
もちろん、数十時間をトークだけでつなげるわけじゃないので、テレビやYouTubeを車載モニターに流したりしていた。
そこで、見ている「チャンネル」が全然自分と全く違っていることに軽くカルチャーショック。
以下のような「心霊系チャンネル」は…趣味だからいいとするが。
2人はビジネス系とか知識を得られる「意識高い系」のチャンネルは一切見ていない…。
逆に、ほぼほぼバラエティのチャンネルを見ていた感じ。
『エガちゃんねる』とか『NOBROCK TV』とかの。
むしろ、俺はこういうのはチェックしていないよ…。
バズったものだけ「どういうことをしているのか?」と見るぐらいかな。
地上波をチェックするだけでも大変なのに、ネットで超細かいのを拾っていたらきりがなくてね…。
しかしながら、今どきの「YouTuberのためのYouTubeチャンネル」は一切視聴していないのは「へぇ〜」だった。
ヒカルやHIKAKIN、東海オンエア的なチャンネルって、オジサン世代には刺さらないものなんだな…と。
【THE YouTuber】な人って、ティーン世代が中心になって支えている印象がした。
インターネット登場以前は「地上波の笑い」がメディアの全てだった。
俺を含め、子供・若者は「そこ」に娯楽を求めていた。
PTAから敵視されまくった『めちゃめちゃイケてるッ!』とか…今では絶対に地上波じゃ出来ないこととかやっていたもんね。
【数取団】とかww
あれ…今、放送したら笑えるのかな?
奇しくも…
今でこそ「迷惑系」と言われるようなことは『電波少年』とかがやりまくっていた…。
アポ無し上等で、パレスチナのアラファト議長に突撃したりとかさ(笑)。
他にも、渋谷のガチ不良に絡まれに行ったりとか。
松村邦洋さんが、”下剤”と”下痢止め薬”を一緒に飲んでどちらが勝つか…の人体実験をしてたりとか。
ユーラシア大陸ヒッチハイクだって、今じゃ出来ないよね…。
予算的なこともあるけどコンプライアンス的にも批判続出だと思うし。
でも、【そういうの】が面白かったわけだし、【そういうの】を見て育ってきたわけだよ…昭和の世代ってのは。
そんなことを考えていたら
今の若者は【何】を「面白い!」と思っているのだろう?
という疑問が湧いてきた。
彼らが地上波に求める【笑い】って!?
最近、腹が抱えるほど大笑いしたお笑い芸人(芸能人)って誰なの?
現在の地上波で「純粋な笑い」を提供しているレギュラー番組って、そんなに無いと思うんだよね…。
MC(出演者)はお笑い芸人なんだけど…そんな芸人が出演するバラエティ番組と言えば、必ず「情報」が乗っかってくるじゃない?
特にゴールデン帯に流れる番組は。
グルメ、旅行といった視聴者が興味のありそうな情報を絡めて、それに笑いをプラスしている感じ。
『ぐるナイ』の「ゴチになります」しかり。
なので…『水曜日のダウンタウン』と『ゴッドタン』がギリギリのラインなのかな…?
お笑いのロジックで視聴者を惹き付ける(笑わせる)地上波最後の砦って感じの番組は。
そんな、”電波”で流せる純粋な笑いを届けるために、作家を含むスタッフ一同は日夜知恵を絞っているわけだ。
「ポケモンカードを売った&買った」みたいな大金を見せる企画とか、安易なドッキリとかに走らないよ?
【緊急】とか【ご報告があります】を連発したりもしない。
毎週、大勢のスタッフが考えに考え抜いて、純粋に「どうやったら笑えるか?」を追求しているのだよ…地上波は。
ただテレビでも、体を使ったゲームをやって勝った負けた…という企画は終わっているのかもしれない。
『東京フレンドパーク』みたいな。
芸能人がゲームに奮闘していても、出演者のファン以外の視聴者は何も興味がない気がしている。
『魂グラデーション』とか…出演者以外のことが話題にならないもんな…。
こういうのは「昭和のバラエティ」を見慣れている人だけがなんとなく見ている印象がある。
そう考えていくと…。
コンプライアンス、コンプライアンスとがんじがらめな地上波って、益々「笑い」に対して厳しくなっていくんだろうな。
笑いを追求するほど、笑えない状況になっていく。