経営者必見:IT投資が企業の未来を左右する理由
こんにちは、DeepApex株式会社(ディープエイペックス)代表取締役の市川 駿です。
デジタル化が進む現代のビジネス環境において、ITは企業活動の中核を担っています。しかし、多くの企業がIT投資に躊躇する現状があります。なぜ企業はIT投資に二の足を踏むのでしょうか?本記事では、その理由を探り、IT投資の重要性について経営者の視点から解説します。
なぜIT投資になかなか踏み切れないのか?
ITや情シスの投資になかなか踏み切れないという経営者の方が多いと思います。なぜ営業やマーケティング(特に広告費)にはお金を出せるのに、ITや情報システム部門(以下、情シス)にはお金をかけられないのでしょうか。私はその理由は、ITや情シスの特性にあると思っています。経営者の方からすると営業やマーケティング費用は、会社の売上に直結しやすく、投資の効果が見えやすいかつリスクが少ないと感じます。そのため、お金をかけたとしても、比較的期間が短く投資回収ができます。経営者にとっては投資した後の回収までの期間が非常に重要になります。また、売上が上がり、利益が出ることが経営者にとっては最も重要なことの1つです。投資回収期間はキャッシュフローにダイレクトに効いてくるので、経営者はできるだけ早く投資回収できるものに投資をしたいと考えます。これは経営者としては当然のことです。
一方で、中長期的に会社の成長を考えるフェーズでは、ITや情シスへの投資は重要度・優先度ともに上がってきます。IT基盤がしっかりしている企業は、中長期的に見ると成長が加速します。ITの基盤がしっかりしていない状態で会社が成長することもできますが、どこかの時点で必ずIT基盤への投資は必要になります。ある程度の規模以上(おおよそ従業員50名以上が目安)に成長してからIT基盤を整えようとすると非常に大きなコストがかかってきます。企業が成長し、業務が複雑化するにつれて、IT基盤の整備にかかるコストは指数関数的に増加します。今まで放置してきたIT基盤はその頃には整理がされておらず、行き当たりばったりの対応となっているはずです。その状態から会社はどんどん成長して人が増え、退社する人も出てきて、日々の業務が非常に多くなってきます。そうなった時にIT基盤や情シスを整えようとしても、そこには非常に大きな労力がかかり、対応にも時間がかかることになります。組織において整っていない状態を作ってしまった後に、正しい姿にしていくのは非常に大変なことです。だからこそ、私は多くの経営者の方にできる限り早くIT投資をすべきとお伝えしています。
IT投資を早い段階から行い、情シスを整えておくことのメリットは何か?
IT投資を早い段階から行い、情シスを整えておくことの最大のメリットは、少ない投資で効果が得られやすく、事業成長に合わせて適切な施策を計画的に実施できる点です。IT領域においては、しっかりとグランドデザインを策定し、自社に合った形でIT基盤を整えていくことが重要です。決まった形のテンプレートを当てはめても不十分であり不適切なことが多いのが、IT領域の特長でもあります。その理由はITは事業の基盤であるため、事業が異なれば業務が異なります。業務が異なるのであれば、当然必要であるIT基盤も異なります。また、セキュリティ対策においても事業の機密性、経営陣のスタンス、外部環境によって対策すべきレベルが異なります。
IT投資についてのご相談や情シスをしっかりと整備していきたいという方は是非当社の情シスフォースにご連絡ください。