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㉚ 「先生、結局この1時間何をしていたのですか?」をなくす方法。
教育でよく言われるのは「見通しを立てなさい」ということである。
どういうことか。
授業の見通し、つまり1時間の授業が終わるころにどんな力がついていればよいのかを示すものである。
それに向かって、子どもたちは学んでいく。
この見通しがなければ、1時間何をすればよいのかが分からずに迷子になっていまう。
だから、教育では、よく「見通しを立てなさい」と言われる。
そして、口頭ではなく、目につく場所、黒板などに記載し、いつもでチェックできるようにしておくこと、とも言われる。
この見通しを立てる、ということに関して最近思うことは、
どれだけの子どもが見通しを立てられているのか、ということである。
また、本当にゴールから逆算して授業を受けているのか、ということである。
実際にアンケートをとっても「めあて」の意味が分かっていない子どもも多い。
我々としては、見通し(めあて)を立てる意味を明確にし、1時間の中でその都度、めあてを確認し、しっかりとゴールに向かっているかどうかを確認し、軌道修正をする時間をつくること、そんな時間が大事だと思うようになりました。
また、めあてを書いて満足するのではいけないと思い始めました。
そして、今回特に思うのは、すべての子どもが同じ「めあて」はありえない、ということです。
子ども一人ひとり考え方や、考える力、学力などが違う、その中で、全員同じ目標では、困り感を抱いている子どももいるのでは?と思うこの頃です。
どうすれば個別最適化ができるか、どうすればそれぞれにあった目標を設定することができるのか、これについては今後しっかりと考えていきたいですね。
私の勝手な考えです、間違いがあると思いますので悪しからず。