⑲ グループワークって何気なくしているけど、どんな効果があるの?
アクティブラーニングや他者とともに学ぶ、などが活発化している昨今。
各学校で様々な取り組みが行われているが、よく見かけるのが、グループワーク。
では、グループワークのメリットとデメリットってなんだろうか、ということについて書いていきたいと思います。
私の経験を踏まえて書いているものです。
決して正解ではありませんし、間違えている部分もあると思いますが、悪しからず。
〇 メリット
● 他者の視点を知ることができる
→他者と共同してワークを行うことで、他者の考え方や、物事のとら
え方、価値観を知ることができ、自分との違いを認識することがで
き、さらに自分の価値観、視点を再構成することが期待できる。
そして、一人では思いつかない意見を創ることができる。
● 一人でできない子どもの手助けとなる
→どうしても一人ではできない子どもはいる。そんな子どもの困り感
をなくすために他者の協力を促すことができることが期待できる。
● やる気につながる
→一人ではなく、みんなで行うことで安心感が生まれ、物事への
モチベーションが上がる。
● 他者に説明することで学びが深まる
→講義を受けるよりも、個人で学ぶよりも、他者に説明をする、他者
に教える、という時間を増やした方が知識は定着すると言われてい
ます。
〇 デメリット
● フリーライダーが生まれる
→グループで行う、となると必ず出てくるのがフリーライダー。これは
いわゆる「ただ乗り」状態です。つまり、他の人がつくったものをう
つすだけの人が出てくるということがある。
● 友達とおしゃべりする
→グループですると出てくるのが、関係のない話をする人が出てくると
いうこと。ワークとは関係のないことを、話し始める。
● グループ内の関係性が左右する
→子どもがグループワークを行う際には、関係性ができているグループ
と、関係性ができていないグループでは圧倒的に出来栄えに差が生ま
れる。
ぱっと思いつくものを挙げてみました。
メリットを生かすためにもグループで行う意味、メリットをあらかじめ伝えることが大事だと思っています。
また、デメリットもはっきりと伝えておく。そしてそうならないために班の構成や、細かなルールを設定する。
そんな工夫が必要になると思います。
もっとメリット、デメリットは存在するはずです。
グループワークをする際は、メリットだけに目を向けずにデメリットにも目を向けて改善を図る必要がありますね。