⑰ 感想文は人格を形成するために書く。
なんで、行事の後って感想文を書くのか。
子どもたちはたいてい嫌がります。
なぜ、嫌なのか、勝手に考えてみました。
すると、以下のようなことが理由として考えつきました。
・自分を見つめなおすことが苦手
・自分の気持ちを文章にすることが苦手
・誰かと違うことが嫌
・誰かに依存してきたため、自己決定能力が低い
めんどうくさい、という理由もあると思いますが、この4つが理由としてあるのでは?、と最近考えています。
ただ、学校での感想文を書く際の課題として、「先生はこんなん書いてほしいんでしょう?」というような感想文を書く子どもがいることが挙げられます。
その場を回避するために、心にないことを書く子どもがいます。
それがとてももったいないなと思います。
どうせ、感想文を書くなら、「自己としっかりと向き合う」、それを大事にしてほしい。
前回の投稿で同じようなことを書きましたが、行事を通じて、どんな経験をして、どんな学びがあって、どんなふうに心のうちが変化したか、成長したのかを書くためのものだと思っています。
講演会などで話を聞いて終わり、ではなく、体育大会や合唱コンクールなどをして終わり、ではなく、それぞれの活動を通して、何を感じたのか、それを書きしるすことで、自分の気持ちを客観的にみることができ、自分のことを知ることができると思っています。
それが人格の形成につながると思います。
感想文については、今後もしっかりと考えていきたいですね。