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叱り方は時と場合で変化するべき
よく聞くのがみんなの前で叱る必要はありますか?という考え方。
人前で叱るデメリット
集団の中で個人を叱ることにはデメリットがあると考えています。
それは、叱られている子どもの意欲が下がるという点です。
みんなの前で叱られることで、プライドが傷つけられます。
また、みんなの前で叱る必要ないだろう、と反抗的になることもあります。
そして、みんなの前で叱られていることもあり、恥ずかしくなってしまいます。
叱るならこっそりと
だからこそ、こっそりと、みんながいない場所で、個人的に話をする、
そんな工夫が必要だと言われいますし、確かに重要なことです。
そうすることで、じっくりと話ができるし、叱られている子どもも話を聞きやすい環境をつくることができると思います。
メリットもある
しかし、今日は、メリットもあるということを、集団の中で叱るべきタイミングがあることをまとめていきます。
どんな時に集団の中で個人を指導するか。
それはルールを守らなかったときや、集団の雰囲気を壊したときです。
個人がはめをはずしたり、集団の和を乱したときには集団で話をします。
なぜ集団で話をするのか。
個人への指導ではあるけれども、他の子どもたちへの忠告や、ルールを守っている子どもたちへの配慮、という意味を込めて指導をするためです。
一度起きたということは、今後も同じような問題が起きる可能性があります。そのため、二度と起きないようにルールの再確認をし、集団が安心して過ごすためにもみんなルールを守る必要がある、ということを個人への指導を通して全体に話をするようにしています。
また、常にルールをちゃんと守っている子どもたちを立て、それが当たり前であり、それが正義である、という空気感をつくるためでもあります。ちゃんとしている子どもがバカを見る集団はダメです。そのため、「いつもちゃんとしている人がいる、そんな人たちを馬鹿にする行為だ」というような話を集団に向かってするようにしています。
まとめ
以上でまとめてきたように、叱る方法は時と場合によって変化させるべきです。
叱ることは、集団をまとめるチャンスでもあります。
それをうまく使い集団を作っていく。
そんな考え方が大事ですね。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまでのラインを越えたらダメ、ということを全体に伝えるためにも、全体の中で叱ることもときには大事。