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51 結局、複数担任制って良いの?悪いの?

複数担任制が導入されつつあることに対して私が思うこと。

それは、嬉しいけど微妙な気持ち。


はじめまして、先生をしています、旬五郎といいます。

先生1年目の方や、学校の先生を目指す方の支えになればと思い投稿します。

読んでもらえると嬉しいです。

では、始めます。


今回は「複数担任制」についてです。


メリット
・子どもたちにとって、いろいろな大人と関わることができる
・子どもたちにとって、話しやすい大人がいるかもしれない
・先生が楽になる

デメリット
・統一感がなくなる
・先生との関係性が薄くなる

以上でメリット・デメリットについて書いたが、その補足をしていきます。
まずはメリットから。

〇 子どもたちにとって、いろいろな大人と関わることができる
 →担任一人ではなく、複数の担任と関わることができる。
  これは、子どもたちの成長にも大きく影響を与えるなと感じることが
  ある。いろいろな考え方を持つ大人と関わることで多様な価値観が
  培われることが予想される。

〇 子どもたちにとって、話しやすい大人がいるかもしれない
→担任が一人だと、1年間担任は変わらない。
 もし、子どもにとって苦手な先生だったり、どうしても好きになれない
 先生もいるかもしれない。嫌いではないけど相談をすることに抵抗がある 
 先生かもしれない。
 そんな子どもにとって複数担任制だと、得意な先生も一人くらいいるかも
 しれない。

〇 先生が楽になる
→これまで一人で抱えてきた様々な仕事が複数制になると、その仕事量も分散される。働き方改革が叫ばれている世の中にも合致している。

次にデメリットについてまとめます。

〇 統一感がなくなる
→情報を共有すれば良い、という話に落ち着きそうではあるが、複数担任制
 になると、様々な先生が、それぞれに違った考え方を持つ、するとどうな 
 るか、子どもたちへの指示も変わることもあるかもしれない。

    A先生はダメって言ったのに、B先生は良いっていう。

 なんてことも起こりうる。
 すると子どもたちはどちらの指示に従えばいいのか分からくなるのでは? 
 と思うことがある。

〇 先生と子どもの関係性が薄くなる
→一人制では、子どもたちのよりどころは、担任一人である。そのため、
 様々な相談を受けたり、担任しか知らないエピソードがあったり、行事を 
 一緒に経験したり、なんてこともある。また子どもたちの成長の過程を見
 ることができる。
 そのような過程の中で担任と子どもたちの関係も深くなってくると思って 
 います。
 しかし、複数担任制になると、知らないところで、いつの間にか成長して
 いるということや、知らない思い出が生まれる、なんてこともあるかもし
 れない。(私のわがままではありますが。)

以上が私が考える、複数担任制のメリットとデメリットです。
もっといろいろな考え方があり、メリットもデメリットもあると思います。


だからこそ、複数担任制の場合は特に、学年間での情報共有は丁寧に行うことが必要です。

例えば、
子どもと話したこと、
授業中の様子、
保護者との会話、
子どもとの決め事、
子どもに指導したこと、

などを1から10まですべてを共有する。

そうしないと、ちぐはぐな指導になりかねないし、信頼も失う。

こういった対策をする必要があると思います。

あくまでも私の意見ですが。

以上です。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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