⑮ 先生が考える教育のゴールって何ですか?
「今の成長」ではなく、「10年後、20年後の活躍」を目指す。
それが大事だと思っています。
就職後すぐに活躍できる、も大切だと思いますが、長期的に成長を続けられる大人になってほしい。
だからこそ、学校は何ができるか。
種をまいていく、ではないかと思っています。これはつまり基礎を作っていくということです。
様々な種類の種をまき、ゆっくりと、じっくりと、大きく、ずっしりとした根を伸ばす。
それが大人になったときに、大きな木となり、簡単には折れない立派な木になります。
我々は、この立派な木になることを願っています。
そのためにも、いろいろなことを経験させ、いろいろな価値観を教え、いろいろな失敗経験を積ませ、いろいろな話を語り、根を張っていく。
また一面的な価値観を押し付けるのではなく、多面的に物事を考えていく、そんな柔軟性が必要であり、常に学び続け、知ろうとし続ける、いろいろな価値観を触れ続ける、いろいろな体験をし続ける、そんなことを大事にしたい。
それが子どもにとっての肥料になり、立派な木に育っていくことを信じて。