不安定な状態を作り出すこと
医療的ケア児の旅行の手引きを作っているときに、一緒に作っているオレンジホームケアクリニックさんとディスカッションして、ふと腑に落ちた一言。
「不安定な状態が一番自然な状態である」
人はどうしても安定させ、固定化したがる。
仕事、人間関係、住まい、成功体験、失敗体験、など。
学校教育で刷り込まれたからなのか、人間の本能なのか、どうしてもそのまま思考を停止して、固定して、自動的にやり続けることがある。
仕事の一時期うまくいったやり方をいつまでも繰り返している。
長い付き合いだから、とダラダラと関係を続けている。
うまくいかない時期があったから私はうまくいかない人間だと、いつまでも引きずる。
仕事に固執する、マニュアルにこだわる、安定を求める。
ある程度はいいと思うが、それが行き過ぎると取り返しのつかないことになる。
効果性(方向性・目的)を求めるのか、効率性(時間・速さ)を求めるのか、
バランスが大切。
最低限のマニュアルがあるから会社としての生産活動を維持できるし、マニュアルがあるからゲストへのプラスαのサービスへの制限がうまれる。
でも、マニュアルがないからスタッフが必死になって考えるし、ゲストが本当に喜んでもらえるサービスが提供できる。
大切なのは、絶対に大切にする目的とビジョンをチームで共有し、意見を交わし、事例を共有し、ディスカッションし、やってみて、の積み重ね。
だから、意図的に不安定な状態を作り出す。
会議体でも、必ず収束させる必要なんてない。拡散し続ける会議があってもいいと思う。
カチッと全部決めて、固定するのでなく、マニュアル化するのでなく、常に話し合いが生まれ、みんなで考え、最適解を一人ひとりが見つけ出していくような状態を作っておくのが大切。
うまくやろう、、、、うまくやろう、、、、
ミスせずやろう、、、、ミスせずやろう、、、、
言われた通りに、、、、言われた通りに、、、、
ではなく、
目の前の人を本当に喜ばせているか???
本当に目的達成に向かった行動か???
別の視点や角度から見たらどうなんだ???
という問いかけ、からの、行動。
自然界も、固定されているものなんて一つもない。
すべてを作っている原子は常に振動しているし、振動数が高くなればエネルギー量も高くなる
だから、自動的に同じことを繰り返すのでなく、自分から不安定な状態を作り出し、それを楽しみ、不安定な状態だから最高のパフォーマンスを発揮できるチームをつくる。
「不安定な状態が一番自然な状態である」
ということで、僕は何かまた新しいことをしたくてうずうずしています!!!
もっと発散、拡散させようと思う!!!
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