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空き家は問題なのか、チャンスなのか

この前学生に質問された時、ハッとしたことがありました。

「旅音は、空き家問題にフォーカスを当てて解決しようとしたと思うんですが、何故空き家問題を取り上げたんですか!?」

正直、創業当時「空き家問題を解決する!」っていう意識はほとんどなく、「金沢の町並みを作っている大きな要因の一つが町家だし、それが残ったらいいな」くらい。自分たちが事業を拡大していった結果、空き家問題の一つの解決策になっていた、というのが正しい順番。

それよりも「金沢好きな人が増えたらいいな。金沢ファンが世界中におって、50年後も100年後もみんなで美味しいお酒飲めたらいいな。」って思いが強かった。

どちらかというと、当時町家に興味持っていた人はごく僅かだったので、町家好きの僕からしたら、空き家の町家が”宝の山”に見えた。

そして気が付いた、問題って人によって違うんや、解釈や、って。

事実と解釈の話は、コチラのnoto見てください。

そこに空き家があるのは事実で、全国的に空き家が増えているのも事実。でも、そこに対して問題だというのは、解釈。

もしかしたら、変な人たちの巣窟になるのでは、放火の心配が、防犯が、は、空き家になった結果起こる話。僕にはそれが宝の山に見える。

それを資産とみるか!?負債とみるかは!?はその人次第。

旅音とオレンジホームケアクリニックさんでスタートして、いまTryAngleがやっている

医療的ケア児がいつでもどこでも旅行いける社会を創ろう、というプロジェクトも、今まで旅行に行けないと思っていた人たちが旅行に行ける!ってなったらとっても面白そうだし、より多くの人たちに旅行に行ったり外出したりするきっかけになるかな、そしていろんな人が金沢に来てくれて金沢を好きになってくれたら、今まで金沢に来なかった人たちも金沢に来るきっかけになると思ったから。そして、そのためには受け手側の宿泊業者もしっかりと準備しないといけない、と思ったから。

かわいそう、大変だ、問題だ、という気持ちでなく、こういう可能性が広がったら面白いよね!みんなが幸せになるよね!!ワクワクするよね!!!って思考回路のほうが強い。

だから、いろんなことをして、みんなでより住みよい地域にしていきたいな、って思うし、”問題”といわれているものを”楽しみ”や”資産”に変えて、宝の山を築きたいな、って思う!

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