真実語を書きたい
私は、青山俊董師から戒名を頂いた。ハーバード大学に講演に招かれた世界的な尼僧様である。
道元禅師偈(げ)
西来の祖道 我東に傳う(印度から中国そして今、日本へと道を伝えた)
釣月耕雲(ちょうげつこううん=日常の生活の一つ一つの行)古風を慕う(古風=真実
禅とは、最も洗練された人生態度である 内山興正師)
世俗の紅塵 飛んで不到(いたらず)(場所がどこであろうと、坐禅を行じ、心のありようによって世俗は強欲や自己中心性で溢れていても、自分の心には到らない)
深山雪夜 草庵の中(うち)(人間の心の弱さを知るからこそ、静かな、越前の山の中での、修行僧に24時間見守られながらの我儘ができない、自分を律する生活をしていこうという誓願)
青山師のもとに(愛知専門尼僧堂、コロナ前、男性も通う事ができた)接心(月始めに、一日15時間の坐禅を3〜5日連続して行う)に3年ほど通わせて頂いた。海外の方が多く坐禅していた。青山師に、坐禅を教わり、澤木興道師、内山興正師の著書を読むように勧めていただいた。青山師に感謝の思い尽きず、真実の道を歩みたい。
「アレキサンダーとか、シーザーとかジンギスカンとかは、大泥棒でしかないな。スターリンやヒトラーなどは、石川五右衛門や天一坊みたいなものとくらべものにならぬほどの大泥棒じゃ。大げさな格好でやりよるが、結局国定忠治と一緒で「ゆけるところまでゆこうじゃないか」というだけのこっちゃ。ところがこんな泥棒の親分どもをエライと思っておるー泥棒の子分たちは。そこへゆくと坐禅は途方もなく徹底したことである。これさえわかれば、人間、泥棒をせんでもいいのじゃ。」(澤木興道)