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クリエポ参加レポート2024

はじめに

クリエポ3年連続3回目の参加レポートです。
今年は書けないかなーと思っていたのですが、他の方のレポートを読んで、同じ場所にいても、それぞれ考えていることや感じ方って違うよね、そしてそれを読むのって楽しいよね!と思いまして、私も書いてみることにしました。
今年はあまりブースの仕様や予算の詳細は書きませんが、こんなこと考えたのねーとご興味のある方にお読みいただけたら嬉しいです。

個人ブースのクオリティが高い!
毎回思うことですが、今回も個人個人のブースのクオリティがどんどん進化されていて、歩いているだけでも本当に勉強になりました。
ブース上部の名前のパネルの横に、できること、やりたいジャンルを目立つように書くのはもはやデフォルトな感じでした。
また、タペストリーは一枚絵で見せるだけでなく、どのようにイラストを展開できるかを具体的に書いている方も多かったです。
実用、教材系のイラストを求めている方には、むしろその方が直接的で親切なのかもしれないなと感じました。
私のブースはというと、圧倒的に実用的なお仕事が多いにも関わらず
世界観で見せようとしてしまったため、情報の伝わるスピードが一歩遅れてしまったなと感じています。(自分のブースについては、後ほど書きますね。)

そして、もう一つ驚いたのが、お仕事実績の並べ方がそれぞれ工夫されていたことです。
グッズを作っている方、映像ができる方、出版を中心にお仕事をされている方
それぞれに、見せ方が全然違う!
自分のイラストが展開されるとどのように見えるのかを一所懸命伝えようとしている熱量がこちらまで伝わってきて、胸が熱くなりました。
ブースの主様とお話はできなくとも、熱い眼差しを遠くから送っておりました…!

自分のブースについて
さて、ここからは自分のブースについてです。

⚫︎ブースの軽量化
今年の私の裏テーマは「軽量化」でした。
実は去年、あれもこれもと持ち込んだところ、輸送量が当社比でかなり高くついてしまったため、いろいろ見直しを計ったのでした。
・ステンレスのパンフレットスタンドを紙製に変更
紙製のスタンド、良かったです!
スタンドの下部分にパネルを貼ることができましたし、歩く人の目線の高さに合わせることもできました。
(こちら、多く質問をいただきましたので記事の最後にリンクを貼りますね)
・書籍の実績はパネルにまとめ、実物の持ち込みを減らす
・タペストリーの素材を変更
今まではターポリン→今年はトロマットに変更しました。
ターポリンは発色がいいのですが、重さがある。
逆にトロマットは軽いけれど、色が薄く出がちということを聞いていたので「これでもか!」というくらい鮮やかな色で入稿をしました。
結果、程よく穏やかな発色で出来上がり、自分としては満足でした。
来年以降は、絵柄の色味や彩度に合わせて素材を検討しようかと思っています。

⚫︎一枚絵で勝負するということ
これまで3回出展してきて、私はずっと1枚絵で見せるという方法をとってきました。その方がブースの統一感が出ますし、メインビジュアルのお仕事を増やしたいと思っていたからです。(もちろん今も思っています!)実際、過去2回はそれでそこそこ足を留めていただけたかなと思います。
ですが、今回は苦戦しました。
お客様の情報を受け取るスピード感がどんどん上がっていて、「自分にとって必要な情報か」を見極める目が、よりシビアになっていると感じました。
私は今回のメインビジュアルで、自分のイラストの軸を掲げましたが、より直接的に、「何ができるか」を伝える努力が足りなかったと思います。
もちろんこれは、人によってちょうどいいバランスが違うと思います。
私の場合は世界観を伝えるお仕事よりも、実用的なお仕事が圧倒的に多い。
その割に、世界観を見せる割合の方が多くなってしまったのだと思います。

今年のブースです!

ただ、反省ばかりではなく、良かったこともありました!
手前に置いた人物パネルがかなりいい仕事をしてくれて、教育関係のイラストをお探しの方へ、きちんと届いたなと感じました。
また、去年に比べて「冊子の表紙をお願いできますか?」というご相談も確実に増えました。
足を留めていただけると、お求めのものも伺うことができるのでまずはブースに興味を持っていただくところからですね。
まだまだ改善の余地ありだなと思いました。
きっと、来年も悩むことでしょう!!

⚫︎パンフレットの配布状況
1日目→100部弱
2日目→250部
3日目→100部強
他の方もおっしゃっていましたが、
初日はお客様の数も少なかったように感じました。また、様子見で積極的に配らなかったこともあり、100部以下。
2日目は、時折立ってお渡しもしました。
お客様の数も多く、初日の倍以上。
3日目はギリギリの数になってしまったため、スタンド置いておくだけでした。15時ごろには全て無くなりました。

2日目に立って配っていて気がついたことに、
冊子をお渡しして、しばらくたってから戻ってきて商談に、、というパターンが何回かありました。ただ座っているだけではなく、自分で積極的にお渡しすることでお仕事の機会が増えることもあるのかなと感じました。

長く続けている方には、お仕事の途切れない理由がある
今回も、周りのブースの方からたくさん勉強させていただきました。
お客様の途切れないブースの方は、やはりそれだけの理由があるのだと思います。
イラスト描けます、だけではなくて、その先の展開まで予想(もしくは勉強されているのかも)し、提案するところまでいっているのです。
一朝一夕でできるようになることではないですが、せめてその姿勢を見習わせていただきたいと思ったのでした。

クリエポが、「お値段以上」な理由

今年もありがたいことに、出展料以上のお仕事が無事決まりました。
クリエポは、出展料が高い。
それは皆さん口々におっしゃっていますし、もちろん私もそう思います。
ですが、その額を出しているからこそ、本気の試行錯誤ができるのかなと思っています。
そして、第一線でお仕事をされている方とお互いの健闘を讃え合う時間は、なににも代え難い嬉しい瞬間です。
また、普段メールでやりとりをしているクライアント様、xなどで投稿を見ていますと声をかけてくださる方とお話をすると、自分が社会と繋がっているのだなと感じます。普段がほとんど引きこもりの自宅作業のため、とっても貴重な機会です。

最後に
クライアント様や家族の協力、そして健康があってこそブースに立てることをわすれずにいたいなと思います。
来年も元気にブースに立てるよう、
お仕事も健康管理もがんばらなくては。

長いレポート、お読みいただきありがとうございました!

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