airpods以前、airpods以後。

airpods を買ってからというもの、周囲の環境音の大きさに驚く事に気づいた。

特に駅。考えてみれば、自動で流れるアナウンス、駅員のアナウンス、電車の往来の音、電車が来る時のBGMの4重苦にさらされている。今まで弱音を吐かなかった耳を讃えたい。

ただ、airpodsを着用して周囲をミュートしていることに慣れると、今までとはやや弊耳の状況が異なってくる。「登戸駅まじうるせえwww」と毎日思う自分がいる。airpods以前まではなんとも思っていなかったのに。

そう考えると、慣れってすげえなと思うとと共に、人の感覚の常識を変えるプロダクトってすげえなと感心する。airpodsが凄いのは、環境音をほぼ完璧に消し去ることができることではなく、ミュート後に「世界ってこんなに音に溢れてるのか!」と音に対する感覚を取戻させてくれたことだった。airpodsは、いつの間にか失った人の感覚を取り戻すプロダクトだ。

本筋とは逸れるけど、「またLINEしよう」「以後はmessengerで」「今度Zoomするね」という一企業の一プロダクトであるはずのものが一般動詞化することがあるのもまた人の常識を変えるプロダクトなんだなと感じた。

時代の常識を変えるプロダクト、素敵。

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