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10/25発売 QUELL「What Do We See」PVの感想

はじめに

 はじめまして。QUELLのオタクです。今回QUELLの新曲について語りたいと思います。しかし急に言われてもどういうこっちゃいとなりそうなので、ツキプロ、QUELL、新曲のシリーズについてかるーく説明してから感想を語ろうと思います。


ツキノ芸能プロダクションとは?

まずはツキプロについて簡単に説明しようと思います。


ツキノ芸能プロダクションは2・5次元に存在する架空の芸能事務所であり、以下の情報はすべて架空のものとなります

https://tsukino-pro.com/company/

 公式HPでは以下に会社概要や所属タレントの紹介があります。タレントの人数が多いためここでの紹介は控えます。ドラマCD,楽曲、X(Twitter)、インスタ、グッズフェア、オンリーショップ、アニメ、声優さんのライブ、劇場版アニメ、実写映画、2.5次元ダンスライブなど幅広いコンテンツを展開しています。
 大きな特徴としてはアイドルが歳を重ねることです。デビューしたときは高校生だったのに会社員になっていたり、三十路を越えたり…。2年に一度ビジュアル、身長更新があります。私はQUELLの双子と同い年なので親近感があります。
 個人的に面白いなと思うのはアイドルに手紙を送れることですね。舞台を観劇した際にプレゼントボックスがあったのですが、キャスト用とキャラクター用で分かれていました。その時だけだったのかもしれませんがその発想がなかったので驚きました。ちなみにスタッフ宛用もあります。
 Twitterでも本人たちがSSのほかに宣伝やリプ返、イベントレポを行うためファンとの距離が近いことも魅力の一つです。

QUELL について

━━君に捧げる、ひとしずく。
それは祈りと願いの唄。

QUELL はツキプロ3番目のシリーズSQ (スケア)のユニットです。SQはSolidS(ソリッズ)とQUELL(クベル)で構成されます。デビュー日が
・SolidS 2015年3月13日
・QUELL 2015年10月28日
同じく後続組と呼ばれるALIVEシリーズのデビュー日は2015年2月20日なのでQUELLだけデビューが半年以上遅れています。その理由についてはアニメやCDをぜひ見てもらいたいです。
 メンバーは和泉柊羽、堀宮英知、久我壱星、久我壱流。
 柊羽はリーダー兼プロデューサー兼作曲家で元国民的アイドルユニット(無期限活動休止中)。幼少期は複雑な家庭環境で過ごしSolidSのリーダー篁志季を兄のように慕っている。
 英知はもとADだったが柊羽に頼まれQUELLのマネージャーに転身。その後壱流の一声からユニットメンバーとしてデビューする。生い立ちが複雑なQUELLの中では一般人代表。
 壱星は双子の兄。施設で育ち工場で働いていたが濡れ衣をきせられ、おこった壱流と共に飛び出したが雨の中倒れてしまう。口数が少なく、大抵のことは見様見真似でできてしまう天才肌タイプ。
 壱流は双子の弟。倒れた壱星と一緒の所を出張中の柊羽に拾われて二人で上京しデビュー。喜怒哀楽がはっきりしていて考えるよりも直感で動くところがある。

「What Do We See」

この楽曲はALIVE、SQが展開している『あの頃の僕らは』シリーズです。

 
初期曲のセルフカバー&新REMIXを含む、今だからこそお届けしたい新曲CDシリーズと、 あの頃(過去)を題材にしたドラマCDで構成する新シリーズです。

https://x.com/tsukino_pro/status/1512343233397141508

「時を越えて」(1stアルバム収録)の新バージョン、つまりデビュー時の楽曲を現在の彼らならどう歌うのかが聴ける夢のようなシリーズなんです。ジャケットも1stアルバムとリンクしていて見比べると身長や表情から成長が感じられます。

PVの感想

 まず大前提として頭に入れておいてほしいことがあります。それは私が偏見にまみれていることです。私は根拠もなくさもそれが正解かのように語るかもしれませんが、それは一解釈であり他のだれかからみれば全く違う姿で見えているかもしれない。私は私がこうだと思ったことを信じるけれどあなたに見える姿が違ったならあなたにとってはそれが正しい。是非や正誤を問いたいのではなく、こんな見方をしてる人もいるんだなあと知ってほしくて今書いています。では。

タイムスタンプ風に進めようと思います。

  • 0:05 ツキプロのロゴですね。これは2018年まで使われていたものですから昔を表現しているのかなと思います。テーブルの上にコップがひとつ倒れて水がこぼれていますがQUELLになる前の柊羽だろうなあ。志季さんに置いて行かれて追いかけていた背中を見失って心にどでかい傷を負った頃。柊羽の心を泉でイメージしてます。凪いだ水面に外部からの刺激がおちることで波紋が広がり波紋の重なりがメロディのもとになる。柊羽はその外的要因や波紋の状態を客観的にロジカルに『どうしてそうなって何を伝えたいのか』を分析することが得意なのかなと思いました。また自己啓発的な歌詞がちょくちょくあるのも分析に由来するのかなとか考えたり。そもそも水がなければ音が生まれないならばコップが倒れて水がないあの状態はかなり危機的状況だったんじゃないでしょうか。あと、関係ないんですけど「Above the best 」の歌詞に『器いっぱいになったらこれ以上はこぼれるから またからっぽにしたなら一から水溜めれるんだ』というのがあります。前半柊羽、後半壱流パートです。柊羽が幸せがあふれそうでこれ以上ないってなっても、壱流が幸せはみんなに配って空っぽになったらまた溜めればいいじゃんっていってるみたいで好きです。幸せに足踏みする柊羽を壱流が持ち前の行動力で引っ張てくれてるみたいですよね。

  • 0:06 スポットがついてロゴが現在のものに変わります。テーブル上のコップが4つに増え水が満たされています。会社ロゴで時間経過を演出するとはおしゃれですね。コップはいわずもがな、QUELLです。上記の歌詞を連想した身としては今4人ともが幸せに満たされていることが嬉しくてたまらないですね。

  • 0:14 イントロ。すでに全然違う!ワクワクしてます。ちょっとだけSeafloorという曲のイントロに似ていて要素を入れたのかなと思いましたが改めて聞いてきたらそこまで似てなかったから勘違いかもしれません。ここで家庭用天体望遠鏡が出てきます。ここ大事な伏線です。

  • 0:16 歌いだしです。確認してきたんですけど1stアルバムの3曲すべて柊羽が歌いだしですね。デビュー時は和泉柊羽のいるユニットという世間の先入観があり、3人は新人だったことを考えると当然の選択ではあるかと思いつつ、現在は壱星が歌いだしを務めていて実力の現れを感じます。別に柊羽以外が歌いだしの曲はたくさんあるんですけどあくまで比較としてね?

  • 0:23 壱流の立っている場所が階段ですね。立ち位置的に下ってるのかな。QUELLは水がモチーフですが階段をのぼるとか駆け上がるじゃなく下るという所に、深く潜る感じが表れてていいなあと思います。ちなみにプロアニ一期のOP『Because you are』も階段を降りて登場するんですよね。

  • 0:28 柊羽の手に天球儀。スケステep.9で芸能界のことを宇宙のように表現していたから(ニュアンス)QUELLが芸能界で生きていくにあたってプロデューサーの柊羽が羅針盤的な意味で天球儀を持っているのは納得です。あと勝手な解釈ですが芸能界で自分の目指したい場所がわからなかった漂流しているような感じだった柊羽が、航路を定める道具を持っているのは行きたい場所が見つかった、もしくはいままで追いかけていたひとつの目標だけでなく目指したい場所の幅が広がり視野が広がったような気がしてそれはとても自由なことだと嬉しく思いました。

  • 0:35 「瞳を閉じて」で大型天体望遠鏡が現れます。しかし天井が閉じていますね。このリンクからも望遠鏡=QUELLor柊羽の比喩がうかがえます。

  • 0:39 レンズに一条の流れ星がうつります。双子=流れ星なのでレンズ(=柊羽の瞳)に流れ星がうつることが出会いのシーンと重なってQUELLの始まりを想起しました。

  • 0:42 「頬を伝う溢れた星」壱流パート。さっきのレンズに映る流れ星が壱流の比喩だったのでしょうか。手前には天球儀、手元には石。この意味は歌詞を知ってると予想がつきますね。

  • 0:49 「素手で掴んだ錆びた石」柊羽パート。あ、理解です。リレーですね。大好きです。天球儀=柊羽、手元…掴んでいた石=次の歌詞。ところで建物の外側が水中なんですがどこでの撮影なんでしょうか?左手壁にテレビ?、背後にレトロなカメラがあります。

  • 0:53 「褪せた写真へ訊いた」英知パート。テレビ=英知、レトロなカメラ=褪せた写真。英知の前には砂時計と本があります。

  • 0:56 「戻らない過去に」壱星パート。本=壱星、砂時計=戻らない過去。(針の時計じゃなく砂な所が巻き戻らない感じが出てていいですね)今度は家庭用天体望遠鏡と石です。覚えてますか、0:14の望遠鏡。はじまりに戻りましたね。4つのパートではそれぞれキーとなるアイテムがアップされていました。ここではレンズにうつる流れ星になります。流れ的には石=壱流、望遠鏡にうつる流れ星=頬を伝う溢れた星かなと思います。最初と最後のカットが同じことから円になって繋がる演出えっもいです。ちょっと不安なのがテレビであってるのか、あんまイメージないけど石=壱流の解釈でおけなのかってところですかね。

  • 0:58 「独りの褥(しとね)」この時映った建造物えなんこれ、かっこいい柊羽さんっぽいとか思ったんですが、そう!これも望遠鏡、電波望遠鏡です。伏線回収です。家庭用→大型→電子とより遠く、よりよく見えるものへと変化していっているんですね。これ気づいたとき震えました。文字で書くと淡白な変化になって口惜しいのですがこの感動をどう表せばいいのか。柊羽ひとりの時はキラキラした世界で輝きに圧倒されてその中で生きていくことに精いっぱいだった。それがQUELLに出会って星をひとつひとつ見つけてはよく見れるようになって、星の一つだけじゃなくさらに多く見渡せるようになり、銀河の向こうさえ見ようとすれば見れるようになった。銀河のむこう、つまり芸能界という大きな箱の外側にはなにがあるのでしょうか。この視点を想像するとき、YOUR FREEDOMの歌詞「悔いなく終える為の光が差し込む方へと進もう」を思い出します。別に解散を匂わせてるとかじゃなく、信じていた永遠を失くした柊羽がそれでも大切な者や繋がりをいつか失わない為に何を信じればいいのか考え続けた答えがこの歌詞にはつまっているような気がするのです。言葉にできない実感なんだけど腑に落ちるというか。足場がちゃんとあってしっかり立っている感じ……。だからYOUR FREEDOMを越えて光のほうへ進んだ先を見せてもらえた気がしたんです。QUELLはこれからも進んでいけるんだと安心しました。なに目線ですかね笑

  • 1:00 同じとこですね。歌詞は独りなんですよ。一人じゃなくて。これ1stの時QUELLのメンバーのことまだよく知らなくて志季さんと喧嘩別れみたいになって孤独感の強かった頃ならわかるんですよ。暗い気持ちの心理描写が夜や嵐、雨でよく書かれているので、褥つまり寝るところですね、夜ひとり孤独って言葉が出てくるのは理解できるんです。ところが今回何が映ってますか?そう電子望遠鏡ですね。QUELLであることでひとりではなくなったんですよ。ここでそれを歌詞と映像で対比させてるんです。

  • 1:03 こっから1stと歌詞が変わります!!もう歌詞は見てきてください。上記の対比もあってここから『今のQUELL』に切りかわって加速していきます。映像ですが1stの柊羽、英知→ガラスの向こうにある水中のピアノ→ガラスの手前で二人がそれを眺めている。そしてピアノの向こう(ここ勝手な解釈ですが)扉が開いて光のさす階段を登っている。with no screansでガラスが無くなるのいいですよね。スケステep.9で柊羽が自分の心を柔らかくて厚い壁で覆っているといっていたんですがその壁がガラスとも重なっているのかなと。ピアノって柊羽の心の中心だと思っているので。プロアニ一期ED『小さな世界』の視聴動画が水色の風景にグランドピアノなんですよ。話の内容としてもQUELL内で柊羽だけ知名度があり大きな差が開いている中で縮めようと努力して、作曲にも関わるようになり始める回でした。これ以上喋ると脱線するのでストップしますね。なにが言いたいかというと未来を描いてるんじゃないかってことです。過去を振り返ってその先へ。思えば階段を下って水に潜って始まり光の差す階段を登ることで過去から未来への視点の変化がついてたんでしょうか。

  • 1:08 同じく1stの二人→水中のピアノ→外側から見つめる二人→階段を登っていると変化しますね。双子の場合身体的にも精神的にも成長の幅が大きくてエモさが倍増してるんですがどうしたらいいですか。1stの頃の警戒心バリバリの表情、あれが今や見ましたか。あんなに柔らかい表情で笑ってて。周りの大人たちがよい背中を見せて育ててくれたんでしょう。双子もええ子たちなんですよ。

  • 1:15 スイッチをあげるシーンですね。柊羽さんがやったそうですが感極まるものがありますよね。多分その場に居たら泣いてると思う。今すでにやばい。開いた天井の先に広がっている満天の星空を思うと言葉にならないです。

壱流「ドームの天井が開くシーンも、世界が広がっていく感じだったよな!」
柊「あのスイッチ、俺が上げさせてもらったんだが……気持ちが昂った」 

https://x.com/solids_info/status/1834191892692828258
  • Don`t be afraidこの歌詞が柊羽さんらしいですよね。恐れることはない。まっすぐな言葉を英語で伝えてくれる塩梅と、立ち向かう意思を与えてくれる感じがです。お前は何と戦ってるんだと思いますよね。でも「誰であっても生きることは戦いなんだ」。

    • 1:20 1stの衣装から最新の衣装に塗り替わります。歌詞「What do we see Clear skies feeling free?」(僕たちには何が見える。晴れた空に自由を感じる?)時を越えて何が見えるようになれただろう。過去と今をつなげて一文になってるやんけ。晴れた空!あの雨の中を走っていたQUELLが!蒼い水の「太陽が見えなくても傘さして雨あがるまで」とか「僕と君の晴れた空を想って」がわかりやすいですね。それだけではないのですが。バラード系は癒すような光に包まれる感じなんですけど光が神様からさす後光のようなイメージで太陽の光って感じではなかったんです。この感覚を伝えるのはここでは難しいです。別の曲の解体もしなければ説明が…。自由というワードの重要さはスケステep.9を見ていただけると。志季さんのYOUR FREEDOMの感想の所です。

    • 1:26 「時を越えて」ここで歌詞が戻ってきて1st姿の4人になります。歌詞と見た目が時を越えて戻り柊羽と壱流がいた場所が天球儀と石に変わります。正直ここをどうとらえたらいいのかわかってません。錆びた石が原石だとするなら北海道で双子を拾ったあの瞬間が原点だったのかな。

    • 1:31 「Just through storms and shadows Let`s keep writing our story」(嵐と影を通り抜けて僕たちの物語を書き続けよう)ここnightじゃなくてshadowsなんや、やばっ。柊羽のソロ曲shadows pastのshadowsから来てないか。4人並んで電子天体望遠鏡の下で流星群を眺めているところで終わります。これはDouble Shooting Starsかな。

おわりに

はい。ということで長々とお付き合いいただきありがとうございました。いかがだったでしょうか。自分で書いておきながら若干食傷です。これでフル尺まだなんですから発売されたら私はどうなるのでしょうか。新曲の「おかえりただいま」がB面に入っていますからぜひそちらも聞いていただけたらと思います。初めての投稿で読みずらい部分が多々あったかとは思いますがここまでお読みいただいてありがとうございまいた。

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