自分のやりたいプレーをやらせてもらえない
こんにちはシュンです。
今日は「自分のやりたいプレーをやらせてもらえない」という悩みをいただいたのでこれに答えていきたいと思います。
こういう悩み持っている方、非常に多いと思います。僕自身も上手くいかない時はこういう気持ちになったこともあります。ただこれ、根本から間違っていることが多いのでその辺り含めて答えっていきます。
自分のやりたいプレーをするな
結論
です。これはどんなにバスケが上手い選手でもそうです。自分のやりたいプレーをするというのはバスケットにおいて全く必要のないことです。なぜなら、バスケットはチームスポーツで味方5人、対戦相手5人いるからです。
どういう事かというと、目的は相手に勝つことそのために相手よりも多くの点をとり、失点を少なくしなければなりません。極論をいうと、
こんな選手が試合に使われるでしょうか。使われないですよね。自分のやりたいことをするなとはそういう事です。これは少し極端な例ですが、要するにチームとして相手に勝つために必要なプレーをプレイヤーはしなければならないのであって、自分のやりたいプレーをやっていてはダメなのです。
何をすればいいいのか?
では何をすればいいのか。という話ですが、簡単です。
です。リバウンドが弱いチームであればリバウンドの強いビッグマンが重宝されますし、シュート力がないチームであればシューターが重宝されます。ガードがいないのであればガードです。そして、ポジションが同じでも選手によって特徴があり、長所と短所を補い合える存在がいれば試合で使われる機会が増えてくるでしょう。
まず必要なのはチームが何を必要としているか、監督がどういう選手、プレーを求めているかを徹底的に考え抜かなければなりません。これはあのトップリーグであるNBAでもそうです。大学まではバリバリの点取り屋としてドラフトでピックされたものの、いわゆるロールプレイヤーとして活躍する選手が大半です。これは自分が得点するよりも、もっと得点能力の高い選手がいる事によって、自分に求められる役割が変わっていくからです。
そして逆にツン絵に自分のやりたいようにプレーしているように見える選手もいます。レブロンやコービー、ドンチッチなど自分の自由にプレーしていますよね。これはやりたいプレーと求められるプレーが一致しているだけです。勝つためにはコービーにシュートを打たせたいとチームが思っているのです。そしてコービーも自分がシュートを打って試合に勝つと思っています。こういう選手に憧れて自分が点を取りたい、ゲームをコントロールしたいと思うかもしれませんが、彼らも自分のエゴだけでプレーしているわけでは無いのです。
自分のやりたいプレーをやるには
とはいえ、バスケットをしている選手ならば「自分が点を取りたい」「活躍したい」と思うこともあるでしょう。そんな選手はどうすればいいのか。
チーム、監督が自分に求める役割を徹底的に高いレベルで行う
結局まずはこれです。どれだけ自分のやりたいプレーをやろうと思っても、まず試合に出てプレータイムを獲得することができなければそもそもプレーすること自体が出来ません。チーム、監督から圧倒的な信頼を勝ち取る必要があります。
認められたら自分のプレーの幅を広げていく
試合に出て信頼を勝ち取り始めると、徐々に許容されるプレーが増えていきます。リバウンドやDFを信頼されて試合に出始めても、必ずシュートを打つ機会は巡ってきます。キックアウトからのエクストラパスで自分まで回ってきたら3Pを打った方がチームのん上がれは良くなるでしょう。その機会を確実にものにするために練習を積み重ねるのです。
自分では「シュートを決めれる」と思っていても監督やチームからはそう思われていないことは多々あります。シューターとして試合に出れていないのであれば現状シュートが入らないと思われているのでしょう。だからこそ、試合にまずは出る、そこでチャンスに効率よくシュートを決め切る。これを繰り返すことで
「この選手にはシューターとしての役割も任せられる」
こう監督やチームに思わせることが出来たら、自分の求められる役割が増えていきます。そして自分のやりたいプレーが徐々にできていくようになります。
最後に
文章にするととても簡単ですが、この信頼を勝ち取り自分を証明していく事はとても忍耐が必要です。少しでも気を抜くと自我が出てきてチームから求めれらていない、自分のやりたいプレーが出てきてしまうからです。
しかし、僕たちは社会性のある生き物なので、徹底的に求められるプレーを繰り返し、周りからの信頼を得られることができれば、そのプレー自体に価値を感じることもできます。自分のやりたいプレーが増える、変わっていくという感覚です。僕自身、どちらかというとシュートを打つタイプで、DFが好きというわけではなかったですが、大学の時に「DFがいいから試合に使っている」と監督に言ってもらい、DFで相手を止めてチームに貢献できる事が自分のやりたいプレーの一つになりました。
もし今自分のやりたいプレーができていない、そもそも試合に出れていないという選手がいたら、「自分のやりたいプレー=得意なプレー、求められるプレーではない」という事を常に頭に入れてチームのためにプレーし続けてみてください。
僕も25歳で岡山のプロチームのサテライトに入った時に、1年目はそこが全く理解できておらず、プレータイムをほぼもらえませんでしたが、2年目はどういうプレーを求められるかを徹底的に考えることで、トップチームの選手と一緒に試合に出してもらえるくらいに成長することができました。
あの時にアドバイスをくれた先輩たちにはとても感謝しています。この記事が僕と同じように悩む人にとって良いきっかけになれば嬉しいです。ではまた