投資初心者がお金を増やす為に短期投資するのはやめといた方がいい
こんにちは!
泉です。
会社員の生活を不自由に感じている人が、
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ために役立つことを発信しています。
今回は、投資初心者が短期投資でお金を増やすことについて、私の考えをお話しします。
短期投資=安いときに買って高いときに売る
投資は売買する期間で、長期投資と短期投資に分けられます。
長期投資とは例えば、
配当金目的で高配当株をひたすら買いためていく
数十年かけてひたすら買い足していき、資産が大きく増やしてから必要な分を少しずつ切り崩していく
みたいな投資のやり方です。
短期投資は、
数時間単位もしくは数日単位で主に個別株を売買
企業の業績や株価の推移(チャート)から判断して、株価が下がっているときに買って高くなる時に売って利益を得る
みたいな投資のやり方です。
株の基本は「株価が安いときに買って高いときに売る」なので、短期投資はある意味投資のスタンダードなのかもしれないですね。
短期投資を繰り返せば雪だるま式にお金が増えると思っていた
今でこそ私は投資信託や配当株を長期で持ち続けて、じっくり資産を増やそう、という方向性で投資をしています。
しかし、投資を始めてすぐの頃は今より少しヤバイアグレッシブな考えでした。
具体的には、
「短期投資を繰り返してお金をちょこちょこ稼いで種銭を作って、そのお金で少しずつ売買の規模を増やしていけばどんどんお金増えるじゃん!」
というもの。
今の自分からすると色々と突っ込みたくなります。
企業の決算書とかちゃんと読んで投資する銘柄決められるの?
どのタイミングで買いを判断するの?買ってもっと下がったりしない?
いつ株価が上がるの?1か月後?1年後?10年後?
もし下がったら売るタイミングはどうするの?(いわゆる損切り)
過去の自分に向けてなので、少々言葉がキツくなってるかもしれません…(笑)
というのも、個人的に短期投資には悔しい思い出がありまして、「自分には短期投資は無理だ、、」と思い知った出来事がありました。
少しご紹介させてください。
私が短期投資を諦めたきっかけ
2つあるのでお話しますね。
<将来は水素燃料だ!と勇んで購入した銘柄>
もう4年くらい前の投資を始めてすぐの頃。
これからの自動車燃料は水素だ!と考え水素燃料の関連企業を探していました。
しかし、水素燃料関連株の筆頭だった「岩谷産業」の株価は、コロナのV字回復を機にそのまま急激な右肩上がりを続けている状況。
もう少し買いやすい銘柄は無いかと探していて目を付けたのが「宮入バルブ」という銘柄でした。
株価も安くて買いやすく、チャートを見ても直近で上がってきていて、当時の自分にはそのまま右肩上がりで伸びていくだろう、という根拠のない自身がありました。
そして思い切って購入して少し経った頃だったでしょうか。
暴落したのです。
なぜ暴落したのかもわからない。
いつ回復するかもわからない。
売ってリセットしたいけど、既に結構下げてしまってるので踏ん切りがつかない
結局、数か月待っても一向に株価は上がらず、仕方なしに売りました。
先日久しぶりに株価を確認してみたら下がったまま。
約4年ずっと持ち続けていたらいわゆる「塩漬け」のまま、資産は一向に増えなかったことになります。
<我慢できずに売った銘柄>
もう一つはルネサスエレクトロニクスという日本の半導体銘柄を購入したときのことです。
半導体銘柄って株価の動きが比較的大きいのが特徴です。
ルネサスエレクトロニクスを購入してしばらくマイナスが続いていたのですが、ある時一気にプラスに転じます。
しばらくマイナスの生活が続いていたので、プラスに転じた時点で売却を決めてしまった。
またマイナスに転じられてはつらいとの思いだったのですが、この判断をすぐに後悔します。
なんと、私が売却した直後に更に暴騰して購入した時の2倍に迫る株価にまで上がったのです。
今では最高値からはいくぶん下げているものの、私が購入したころと比べると高い株価を維持しています。
短期投資で資産を築くイメージが全く湧かなかった
これらの経験で悟ったのは「自分に短期投資は向いていない」ということ。
とにかく、短期の売買を前提とする短期投資をしている頃は株価が気になって仕方がなかったのです。
今考えると、正直メンタルが結構しんどかったです。
また、上述の宮入バルブの例のように「次にいつ株価が上がるか、全く見込めない」というのもありました。
これは単に私の読みが甘すぎるというのもあるでしょうが、いつ上がるか見通せないような銘柄を買って、資産構築できる気がしなかったのです。
私の短期投資に対する懸念をまとめると、
買った銘柄がいつプラスになるか分からず、資産運用の見通しが立てずらい
個別株なのでリスクは大きく、マイナスになったときのダメージも大きい
売買のタイミングが超シビア
投資信託と比べて株価の増減が大きく、メンタルがもたなそう
といったところ。
個人的には投資初心者が資産を増やすことを目的に短期投資をするのはオススメしません。
(私の友人の中には、スリルを求めて短期投資を楽しむ、という人もいます。それは個人の趣味なので止めません、、笑)
私が株式投資をするのは資産運用のため。
増えるか減るか全く分からないような方法では意味がありません。
そこで長期的に見れば資産が増える可能性の高い「インデックス投資」に移行することにしました。
もし投資を始めたばかりで、未来のGAFAM(Google/Apple/Facebook/Amazon/Microsoftの総称)に投資して大儲けしてやる!と思っている方がいるかもしれません。
たしかに、中には企業の決算書を読み込み、あらゆる情報収集を行って近い将来急成長するであろう中小企業を狙い撃ちする凄腕の投資家もいます。
でも、投資を始めたばかりの方にそんな芸当ができるでしょうか?
一気に儲けたい気持ちはとてもよくわかりますが、「急がば回れ」だよ、と言いたい。
じっくり、確実に時間を掛けて運用するのが資産最大化の一番の近道だと思います。