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キャシアン・アンドー6話までの感想
スターウォーズの新作ドラマ「キャシアン・アンドー」が折り返し地点の第6話まで配信されました。
このタイミングでここまでのキャシアン・アンドーの感想を述べていきたいと思います。
【注意!】キャシアン・アンドー第6話までのネタバレを含みます。
めちゃくちゃいい!
いやぁ~、非常に面白い。
ツイッターの反応を見ても好印象で、スターウォーズの新たな名作になる予感がします。もしかしたら、マンダロリアンよりも好きって方も多いかなと。
それくらい見応えがありますね。では、キャシアン・アンドーの何がよいのか。
単体作品として面白い
まず、マンダロリアンのときにも感じた、それまでのスターウォーズ感がないところ。スターウォーズの小ネタや伏線が詰まったファン・ムービーではなく、1つのドラマ作品として勝負している部分。
スターウォーズに限らず、ここ最近のマーベルにも言えることですが、どこか他の作品とのつながりや小ネタ、伏線に引っ張られるあまり、単体として面白いと言える作品が少ない気がします。
なのでその反動か、1つの作品として仕上がってるところは魅力に感じます。こういうほうが新規参入もしやすいのでいいと思いますね。
登場人物が個性豊かで魅力的
スターウォーズ特有の登場人物が多くなりがち!名前覚えられない!は今作にも反映されていたものの、サブキャラクターにもしっかりスポットが当たり、見せ場があったのが良かったです。バックグラウンドをもっと知りたいと思えるキャラが多かった印象。
特に4話から6話に登場したアンドーの仲間は、個性的なキャラが集まっていましたね。
個人的に一番良かったのはヴェル。
目つきと声のトーンからはリーダーとしての風格は感じられました。しかし、ミッションのゴーの合図を躊躇してしまうところやアンドーを前に行かせるところなど、弱い一面もあり、GOOD。
他にもネミックやスキーンなどはもっと見たかったキャラでしたので、ここで脱落したのが残念。シーズン2が終わったときには、時系列的にもうアンドーとは会えないの!(泣)ってなりそう。
死を重く描くシリアス・スターウォーズ
ここまでシリアスなスター・ウォーズは初ではないでしょうか。
今までも死ぬシーンはありましたが、トルーパーがやられるなど軽い場面が多かった気がします。フォースと一体化するとか、神秘的な最期を迎えるパターンもあり、死を実感しにくかった印象。最近だとライトセーバーが肉体を貫通しても死なないとか…
対して、キャシアン・アンドーでは死を重くリアルに捉えていました。ネミックが金貨で下敷きになるシーンとか、音がやばかったですね。他にも主要キャラが容赦なくやられていくので、次にアンドーが死ぬかもしれないと、6話の終盤は特に緊張感MAXでした。こういう体験がスター・ウォーズでできるととは予想してなかったです。
ロケ撮影しているこそできるリアルで臨場感のある演出
今回はドラマボバ・フェットやオビ・ワンときとは異なり、セット撮影ではなくロケ撮影をしています。そのおかげで作り物感がなく、リアルにそこで暮らしているような雰囲気がありました。自然の匂いや空気を映像を通して感じられましたね。
緩急があった
6話までの構成はというと、前半の3話はアンドーが最初の惑星を脱出するまで、後半の3話が仲間とミッションを遂行するというもの。そして、前半の中でも1話と2話、後半では4話と5話がゆっくりなペースで物語が進み、大きく動くのは3話と6話でした。
この緩急が非常にうまかったと思います。物語が前に進まないエピソードも、決してつまらないものではなく、キャラクター同士の会話・駆け引きにスポットがあたり、見ごたえのあるものになっていました。
細かいディテールにこだわりを感じる
第6話まで見て、どうしても「目」の印象が強いですが、タイ・ファイターの見せ方とか、本当に細かいところまで制作陣の強いこだわりを感じました。作品を通して完成度の高いものを作りたいんだ!と気概を感じたのは久々です。
最後に
第6話までは大絶賛だったキャシアン・アンドー。見る前にここまで良いとは全く予想できなかったですね。もしかしたら、制作陣の中で今までのスター・ウォーズに不満というか「スター・ウォーズはこんなもんじゃない!」というのがあったのかもしれませんね。
シーズン1が残り半分なのが信じられないくらいあっという間だった6話。まだコルサント周りでキャシアンにあまり繋がりが見られないので7話以降に期待。