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Leica M11 を買った話(前半)

人生で何回か人生を変えるようなものに出会いがある。人だったり、仕事だったり、風景だったり、物だったり。

Leica M11は、まさにその一つだと思う!

良いものは、自分をひとつ上のレベルに引き上げてくれる。
まだ腕が足りないが、腕を上げよう、上手くなろう、もっと撮りたいとモチベを上げてくれ、新しいことにチャレンジさせてくれる。


これまでの写真生活とLeicaに出会うまで

カメラバックを選ぶとき、カメラとの向き合い方をもう一度考えた。私が辿り着いたのは「スナップ」を撮るということだった。

影のシルエット
Leica M11 Summicron 50mm ISO64 F/2.8 1/320s

何気なく撮っていた写真の中に、自分の目で見たときよりも明らかに「綺麗」と思える写真が何枚か撮れる。人を撮っていると「ああ、なんかいい表情だし、このとき本当に楽しかったなぁ」なんて思ってり、「この人こんな顔してるんだ」と、普段見ている景色と全然違うものが見えたりする。

世界は本当は自分が見ているものよりも実はすっごく「綺麗」なんだなと、カメラを始めて思ったことが、一番カメラにハマったところだろう。

本当は一番撮りたいのは「人」なんだけど、人を取るにはコミュニケーションがすごく大切。ここはまだまだ修行中、、、

α6400は何を撮っていた?何が撮りたかった?

α6400では、カメラを使うということが目的になっていたので、とにかく初めて手にした本格的なカメラを使って撮りまくろうと思っていた。レンズも単焦点を買い、その後ズームレンズを買って、現場でレンズを交換したり、三脚につけて長時間露光で夜景を撮ったり、色々していた。


しゃこたんの漁港の昼
α6400 ISO200 52mm F1.8 1/4000s


兼六園 紅葉のライトアップ
α6400 ISO500 105mm F2.8 1/4s


東京駅にて 人々にカメラを向けて
α6400 ISO200 52mm F22 1/6s

写真を始めたころは、超望遠のレンズを買って、圧縮効果の効いた写真を撮りたいと思っていた。インスタのRKさん(アカウントは rkrkrk )の写真に憧れて、風景で誰にも表現できないような写真を撮りたいなんて思っていた。

機材高すぎ問題、、、「沼」問題

では、こうした写真を撮るためにはどんな機材が必要なのか?カメラを始めて2年もすると、だんだんわかってくる、、、この界隈は沼だらけだと。超望遠のレンズ、いくらするん??三脚もちゃんとしたの買わないと倒れたりしたら、目も当てられない。露光計?さらにレフ板に、ライト、もっと良いフルサイズの一眼カメラ、、、そもそも車持ってないし、機材運ぶのに大きなリュックとかキャリーとか必要じゃん、、旅費は??

この沼どこまで沈むの?? 怖くて一歩も動けなくなっていた。

ついにLeica Mという存在を知る

α6400とともにカメラや撮影の楽しさを知ったが、これから私はカメラとどう付き合って行こうか?など頭の端にこびりつきながら過ごしていた。

youtubeで写真を勉強しているのだが、その中に一本でついにLeicaの存在を知る事になった。(あ、説明不足かもしれませんがカメラや写真についてはまったくの素人で、コンデジは持っていましたが、SONYのα6400以外の本格的なデジイチやフルサイズ一眼レフなどは持っていないし、知識もありません。そんなやつが、Leicaにお出会います。)

「もろんのんTV」という女性フォトグラファーでカメラや周辺機器を紹介してくれるチャンネルにて、「高級カメラLEICAって結局何が魅力なのか?作例あり【bird and insectさんコラボトーク】」という動画内でLeicaのMシリーズ、レンジファインダーについて知る。

このマニュアルでフォーカスを合わせるレンジファインダー、一個体ずつ全てドイツの職人が金属を削り出して作る、無骨でおしゃれな見た目、そのすべてが心に刺さった!めっちゃ欲しいとすぐになった。
しかし、値段を調べてびっくり、100万越え?レンズ、60万??(アポとかもっと高いと後から知ったw)

絶対一生買わないカメラなのかな?なんて重いなら、GINZA SIXのLeicaへ実機を触りにいった。そこの店長さんにMについて教えてもらうと、レンジファインダーを操っている姿がかっこよくて、惚れてしまった。シャッター音もすごく良い。α6400と比べて(電子音だからね汗)全然違う、、あ、これ触っちゃうとダメなやつだ、欲しい、、、と一気にハートを使われてしまった。Qシリーズも安いからいいけど、私は絶対にレンジファインダーのあるMシリーズが良い!!と一気に買いたいという思いが強まったのだった。

私のLeica(買っちゃったのよね)
iPhone16 Pro ISO125 24mm F1.78 1/50s

この値段買える?トータルを考えて見た

では計算してみよう
α6400をこれから使っていく?いや絶対にフルサイズを買うだろう。撮るものは圧縮の効いた見事な一枚を追い求める?そうなるとトータルはいくらになる??

本体が30万くらい、超望遠のレンズも40万くらい?さらに単焦点も変えで持つと考えると10万くらい、三脚5万くらい、キャリーバックが1万くらい?さらに、フルサイズは持つには大きいから、APS-Cのデジイチをもう一個買うかも?

こんなこと考えてたら、きっと160万くらいすぐいくよな。生涯のカメラにかかるお金を考えると絶対に160万は超えていくことは全然想像できる。

なら、このLeica M を買って心を決めてしまえが良いのでは?レンズをいっぱい買って表現を増やすより、単焦点の50mm標準レンズ一本で「スナップ」を楽しむと!!!そうすれば、この先のカメラでの出費はむしろ抑えられのでは?

さらに、動画でも言っていたが「Leicaはぶっちゃけ無料」だ。リセールバリューが大きいので、最悪売れば、そこそこのお金は戻ってくるだろうw

あとは、年に何回かある無金利ローンの時期があれば買えるのでは?
Leicaを現金で買うお金はある。しかし、無金利ローンにして、その金額分を株か何かにしてローンの間運用すれば、それも足しになるだろう!!

緻密な計算の上、、、、買います!!

と、記事がかなり長くなってしまったので後半に続きます。


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