見出し画像

Shunが生まれた背景と目指す未来。自己紹介。

初めましての方も、そうでない方も。
僕は、Shunといいます。

料理を作ったり、飲食店の繁栄を目指してサポートしたりしています。
これまであまり自己紹介的なものをしてませんでした。


Instagramで発信をして約1年。

300,000人にフォローいただいた今、ここで少し自己紹介をしたいと思います。やっと。

僕は、フードクリエイター・プロデューサーとして活動をしています。
クリエイターとは?プロデューサーとは?

なんかカッコよくいっていますが、要するに「ものづくり」を仕事にしています。
自分のものを作っている(=クリエイター)、人のものを作っている(=プロデューサー)と認識してもらえたらと思います。

それの、「フード=食」です。
ですので、「食を、つくる人」ということになります。

具体的には、料理家として求められたところへレシピを開発したり、「コーヒーをオンラインで売りたい!」といった食のブランドを立ち上げるサポートをしたり、飲食店のメニューを開発したり、お店そのものの立ち上げをサポートしたり。

食にまつわる、ものづくりをしています。

Instagramの僕のことを知ってくださっている人も多いと思いますが、
(非常に残念なことに、)日本ではInstagramは案件以外に直接クリエイターさんへお金が払われる仕組みがありません。

僕は、案件をほとんど行っていませんので、基本的には全てInstagramの外で報酬をいただくお仕事をしています。
(2024年8月現在)


フレンチ界の、スターを目指した。

僕はもともと、フランス料理屋さんで独立して、星付きレストランを目指していました。専門学校に行って勉強し、いくつかの現場でレストランの一員として働きました。

どのようにメニューが作られているのか、お客さんはどこに満足して帰っていくのか。なぜこの野菜はこの大きさで切られているのか。
星付きレストランを作るために必死でしたから、何から何まで自分のものにしようとしていました。

だけど、1年ちょいで現場を離れます。

あんなに熱かった料理熱が一気に冷めてしまったのです。
突然発症した、左手の麻痺が原因でした。
料理ができなくなったことよりも、料理という自分の武器を取られただけで、生き方がわからなくなる自分自身の無力さに、大きく絶望しました。

二度と、料理を仕事にできない。
そう思って、毎日手入れしていた大事な包丁をケースにしまい、目のつかない暗い押し入れへ閉じ込めました。


ビジネスは、クリエイティブで面白い。

とはいえ、生きるためにはお金が必要です。
当時21歳の僕は、人生を諦めるには若すぎました。
スーツを着て就職活動の始まりです。

だけど、現実はそう甘くなく…。
今でも覚えています。書類選考も含めると、100社ほど落ちました。

当たり前です。
魚の捌き方と野菜の下処理は知っているけど、ビジネスの世界では全く必要ないスキルです。
面接の仕方なんて知らなかった。

面接のノックは3回なんて誰が決めたのよ。2回はトイレって。
トイレは鍵かかっていたら、わざわざノックしないでしょ。


そんなこんなで、なんとか…。
こんな僕を受け入れてくれたのが、営業の会社でした。
そこから、営業とマーケティングのノウハウを学びました。

21歳、若くしてチームを持たせてもらい、マネジメントというものを知りました。
22歳、リクルートで、個人店を長く繁盛させるために必要なこと、新しい事業の立ち上げを知りました。
24歳、クリエイティブ業界で、人は理屈ではなく感情で意思決定するということを学びました。ブランディングで伸びる企業と、そうでない企業を知りました。

料理が全てだった僕にとって、外の世界は眩しすぎるくらいに知らない事ばかり。
毎日が発見の連続で、のめり込みました。飲食店時代に感じていた「おいしくても、人が来ないお店」のヒントがビジネスに詰まっていたからです。


だけど、まだあの時ほどキラキラした自分ではなかった。


Shunが生まれた。

僕は去年、25歳で結婚しました。
妻は29歳。

「人生における、大きな選択は早い方がいい。」
僕はこう考えています。

たくさん経験してからじゃないと、後悔する。
こう言われることもよくあります。

どっちもその通りだと、本気でそう思う。

だけど僕は、前者の方がしっくりときた。
選択を絞る人こそ、本当の自由を手にできる人だと思うんです。


選択肢が多すぎると、意思決定に迷いが生まれます。
できることを絞ることで、自分にとって有意義な意思決定が素早く行えるもの。手を出すことをブラさず、自分の価値を高めていけるのです。

楽しいことや、魅力的なことはたくさんあるけど、僕は一人しかいなくて、時間は24時間しかない。
意味ある意思決定と、価値向上に時間を使えるのが僕の理想です。
選択肢を絞る基準が明確な人と、不要ところを事前に切り捨てられる勇気ある人が、本当の意味で周りに縛られない自由な人なんだと考えています。

料理のために大学進学や友達との遊ぶ時間を切り捨てた僕には、この考え方がしっくりきたのです。


実際僕は、25歳で結婚をして、家のご飯を妻のために作るようになりました。

それをSNSにアップしたのが、Shun|FoodCreatorの始まりです。
一人暮らしをしていたら、間違いなくShunとして活動していなかった。

妻へ。
あなたと結婚したい。そう思わせてくれてありがとう。


もう僕の料理を待ってくれる人はいない。
あの絶望から、6年。
仕事で食には関わっていたものの、それは僕の料理ではなかった。

だけど、結婚したことで毎日僕のご飯を待って帰ってくる妻ができた。
あの暗闇にしまった重い包丁ケースを取り出して、台所へ立ちました。


包丁は錆びていたけど、錆びは磨けばかつての輝きを取り戻す。


毎日の「おいしい」という声が、やがて料理を発信するエネルギーへと変わり、Shunというアカウントが誕生しました。
それは9月20日。ちょうど僕が26歳の誕生日に。


なんでそんなに伸びたのか。

僕は一度料理をやめました。20歳の頃に左手を麻痺し、自分に絶望し、もう料理で仕事をすることが怖くなったからです。

でも今、僕の料理を、僕が作るレシピを、プロデュースしてほしいという相談をたくさんいただくようになりました。

僕にとって、こんなにも幸せなことはありません。

とはいえ、Shunとして活動したのはまだ1年足らず。
どうして、そんなに短期間で伸びたのですか?と僕に興味を持って、聞いていただくことがあります。


  • たくさん人気クリエイターの方や、求められるコンテンツを研究しました

  • どのアカウントよりも尖ったブランディングをしました

  • 一度見たら忘れられない要素と、中毒性になるポイントを詰め込みました


など、狙って伸びた理由はいくつかありますが、
きっと一番大きな要素は、こんな小手先のテクニックではありません。


プロデュースの仕事をしていても常に感じますが、
結局、誰も真似できないところでしか、本当の意味での差別化を図ることはできません。

テクニックは、熱量の上にのみ積み上がるものです。
テクニックが、熱量を超えることは決してありません。


僕の場合、「もう料理で自分に失望できない」という熱量が人一倍強くありました。
一度挫折し、蓋をした感情をまた奮い立たせることは、失敗することで再起不能になるリスクも持ち合わせています。

それを覚悟で、挑戦を選んだわけで、他のどのクリエイターよりも圧倒的な熱量で取り組んでいました。正確にはわかりませんが、それくらいの気持ちで毎日撮影をしていました。


頑張るのは当然で、「頑張っていること」でマウントを取るのは好きじゃないのですが…。「本気だった」では抽象度が高すぎるので、あえて伝えると、サラリーマンの傍らで活動をしていましたので、平均睡眠時間は3〜4時間でした。

今ではもう少し上手くできたな。と思うこともありますが、これくらい本気で向き合いました。
誰かにコンサルをつけていたわけでもありませんので、睡眠を削ることくらいしか当時の僕にはできなかったのです。

量は、質に転化する

リクルート

かつて僕が働いていた、リクルートで新入社員の時に聞かされていた言葉です。
量もこなせない熱量しかなければ、ハリボテのものしか出来上がらない。それを高品質とは言わないし、そんなものすぐに見抜かれるぞ。と。

こういう意味だったかはわかりませんが、おそらくこの言葉が生まれた時より今は、AIやコンピューターなどの進化で質を高めやすくなっています。
僕はこの言葉の意味を、現代バージョンでこのように捉えています。


そうして発信したInstagramは、少しずつ見てくださる人が増えて、投稿を待ってくれる人ができました。
実際に作って、コメントやDMをくださる人ができました。
僕の可能性を信じ、声をかけてくださるクライアントが出てきました。


これからのこと。

今の僕の夢は、さまざまな食をプロデュースすることです。

一つは、お家の「家庭料理」。
僕はこれを「補う料理」と呼びます。

どんなに辛くても、生まれたからには、生きなければいけない。意思を持って生まれることを望んだわけでもないのに。ある意味で残酷です。

生きるためには、食べる必要がある。心の傷を埋めたり、栄養を補う必要があります。

生きることは、食べること。

この「食べる」に寄り添うことで、「生きる」希望を与えたい。
たくさんの人の、「明日もいっちょやってやるか!」をプロデュースしたいのです。


もう一つが、「飲食店やブランドなどサービスとしての料理」。
これを、「満たす料理」と呼んでいます。

生きる上で必ず必要ではないけれど、幸福度を高めるために必要な食の形です。マーケティングとブランディングのノウハウを使って、いくつものサービスを裏で企画しています。

生きるために食べよ、食べるために生きるな。

ソクラテス


ソクラテスが残した言葉です。
豊かに生きる目的ために、食事という手段をがある。
生きることの一番近くにある「食」を満たされたものにすることで、結果として豊かに生きることができるのです。


人に合わせることで調和をとる現代社会では、つい本当の自分の気持ちが置き去りになりがちです。
「食を楽しむ」という行為には、知らない間に、他人のリズムに合わせていた心のメトロノームを、自分のリズムにもどす。このような力があると思います。

僕にとって食をプロデュースする目的は、プロデュースした先にいるすべての人が、食を通じて自分らしく生きるためのチューニングをすること。にあります。


日本という、偶然にも食文化が豊かな環境に生まれてきた最大の恩恵を、しっかりと享受して、新たな価値を生み、善く生きるために還元する。
僕が、食に救われ、今こうして活動ができているように。

こんな想いを持って、これからShunは日本を代表するフードクリエイター・プロデューサーになります。



Shunは、本気でお店をブランディング、再建したいクライアント様を募集しています。

・レシピリニューアル
・店舗ブランディング
・コラボイベントの実施
など…

詳しくは、お気軽にお問い合わせください。
https://shun-foodcreator.studio.site/#contact


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集