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【過去のブルベ】2023年BRM520長崎_ケニーロード400km
※2023年にエントリーした400kmブルベ。
Instagramに長文の記事を残してたので、少し加筆修正してnoteに投稿します。
BRM520長崎_ケニーロード400km走ってきましたー!
400kmは1月のブルベ初出走以来。
みんなが口を揃えて「600よりきつい」という400。
そんな400だけど今回のルートは終始平坦基調であるものの、
230km地点に1000M超のヒルクライムがあり、
そこまできちんと脚を残せるのか?地上との気温差にどう対応するのか?課題の補給はどうだったか?
みていこう。
快晴の5月20日、スタートは恒例の しおさいの湯 。なんてったって温泉が発着地点なのだから、フィニッシュ即温泉。もうこれが最高なのよね。今回も無事に戻って来られるかな?スタート前から温泉が楽しみすぎるのだ。
エントリーしていた4名全員が揃い、ブリーフィングを経て12:00スタート。
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いつものごとく・・・重い(笑)
最初の関門は、100km地点の口之津港だ。
ここでフェリーに乗り天草へ渡るんだけど、最終便に乗るためには平均16km/hで走らなければならず、通常のPCよりも厳しい隠れた関門になっている。
(普通に走っていると問題無いのだが、パンクや渋滞、向かい風などで万が一乗船出来なかった場合、即DNFになる💦)
幸いにも追い風基調で快走し、4時間強で港に到達。この間、暑くて水3リットル消費した💦
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それでも、フェリーに乗るのはいつでもワクワクする。
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下船後12km地点本渡市街のPC1でも少々補給。ただこのあたりから固形物が喉を通らなくなってくる。
フェリーで一緒だったディミさんとここで別れ天草上島の北岸を西進する。
5年ほど前に1度だけ走ったことがある風光明媚なルート。
海岸線をひたすら、時折アップダウンがありながらも軽快に走る。
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妙にリアル
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その美しさにしばし見とれる。
天草から九州本土の三角(みすみ)へ渡り、ここから夜間走行へ。
固形物がダメなのでジェルを摂取してカロリーを繋ぐ。
道の駅宇土マリーナ でトイレに立ち寄った他は、コンビニにも寄らず淡々と走る。
宇土の市街地が近づいたとき、後輪がパンク。
幸い、近くに工場の明かりがあったのでそこで修理。15分ロス。
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途端にパンクが増える気がする
再出発し、お腹がすいてきたので200km地点でコンビニ休憩。ここで夕食。200kmを9時間半。フェリーとパンクがありながらもかなりいいペースで進んでいる。この時点で貯金が3時間。これだけあればヒルクライムがゆっくりでも大丈夫だろう。
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休憩しているとディミさんがやってきたが、「私は脚があるから先に進む、クライム手前のコンビニに行く」と言い残して去っていった。
そのコンビニまで20kmほど走るとディミさんが居た。
二人でカップ麺を食べながら、いよいよ迫る1000Mクライムのデータを確認。
距離は17km、平均勾配は5.7%だ。うーむ、なんとも言い難い🤔
でも先週、雲仙に登ったし、標高も勾配も似たような感じだし…ま、登れないことはないか!
登り始めで先行していた1人(タキノリさん)と合流し、3人でゆるゆる進む。
ってか、すごい勾配。これ聞いてない。時々10%を示す標識もある。
と思ったら一転下るのも何ヶ所かあった。
平均勾配こそ平凡だが、急勾配の登り下りを繰り返すのがケニーロードの正体だった。
ちなみに時刻は午前1時。道中街灯は皆無。ちょうど新月で月明かりも皆無。大きなイノシシが目の前を横切る。そんな中2時間近くかけて登り、峠に到達。笑っちゃうくらい真っ暗闇(笑)
補給して防寒着を着込み、VOLT800を2本とも光量MAXにして下る。
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暗闇の中のダウンヒルだったが、路面が超キレイで、かつ複数人だったのであまり怖くなかった。脇からイノシシがガサガサと出てきそうだったけど🐗
下りの途中にフォトチェック。南阿蘇の夜景が美しかった。ケニーロードはオートバイの聖地のようで、絶景ロードとして名高い。しかし我々は景色の見えない真夜中にここに来ている。冷静に見てちょっと何やってるかわからない状況だけど、まあこれがプルべなのだ。
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夜景がきれいだった。
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残るポイントは360km手前にあるPC2のみだ。
R325との交点にあるオシャレなローソンで防寒着をしまい込み、水を補給。
ここでディミさんは「道の駅に行く」(たぶん仮眠)と言い残し先に出発。
この先20kmほどで24時間営業のジョイフルがあるのだが、そこで休むかどうか迷った。
どうしょっかな~眠くならなかったら行く意味ないよなーとか思い、真っ暗闇の国道をひたすら下ってゆく。
結果、眠くならなかったのでジョイフルはパスして先に進むことにしたが、程なく睡魔がきてしまった(ジョイフル寄らなかったこと、ここで後悔!)
危ないので慌てて道の駅旭志のベンチになだれ込み仮眠。15分ほどで再出発。
道の駅七城メロンドームのあたりで空が白み始め、山鹿温泉で日の出。
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補給は間に合っているのだが、とにかく眠い。
その後フィニッシュまでの100kmは、終始仮眠しながらの走行となった。
(頭が回っておらず、危うくPC2でレシートもらい損ねるところだった)
鹿島から川棚までの最後の30kmに峠が2つあり、ただでさえヘロヘロなのに追い討ちをかけられたが、何とか乗り越えフィニッシュ。24時間にわたる長き戦いだった。
ブルベは不思議なことに、フィニッシュしてしまえば辛さ苦しさを忘れ満足感しか残らない。
そして毎度のことながら、やはりフィニッシュ後の温泉は最高だったぞ♨️