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1年前

1年経過するののは早いものである。

その1年後はガラッと変わってしまうものでもある。

1年前、ある特例子会社に勤務してした。

長期に勤務することを前提に選び、3回目の面談と入社した会社である。そして可能ならば自宅を出て一人暮らしも検討していた。

入社してすぐに「退職」という選択肢を選ぶとは思いしなかった。この会社にいることで自分という存在を否定し、自分が自分でいられなくなると考えたからである。

会社の実態はまるで宗教団体のような雰囲気である。
「君をこの会社の色に染めてあげる。我々の言っていることが全て正しい、だからなんでも言うとおりにするんだよ。君をこの会社でイチから育成していくのが我々の役目だから」

「なるほどそういう意味か」自分はすぐにこの言葉の意味を理解した。

新しく入った社員を洗脳させて服従させるのが目的である。

目つきが明らかにおかしい。入社してまだまもない1、2年の社員はやり直しが効く雰囲気が漂う。

相談なんて結局形式的なもので何の役にも立っていない。

上層部は、「何でも相談するようにというものの、結局マニュアル的で責任回避ばかりの典型的な社員の集まり。結局話にならない。なんかあっても形式に面談してあげますという雰囲気。

この会社で10年近く働いている社員は明らかに洗脳されているとわかる。

何故、そんな会社を事前に見抜けなかったのだろう。

障害者雇用というものは、そうなってしまうものなのだろうか。障害者雇用でも幅広いから会社によっても異なるだろう。偶然こんな悪態ついた会社だったのだろうか。

つまりは自分はハズレを引かされたということ。

傲慢な人間ぞろいな会社。

自分らが言えば何でもやってくれんだろうと考えている。その時点で人生をなめ切っている連中の集まりでもある。

このような特殊か環境が生じてしまう背景は何故だろう。

特例子会社のような多種多彩な障害者集約を集めた企業や団体では、きちんと定められたルールの上でやらないと会社全体をまとめることができない一面もあるのだろう。

それが結局は服従と支配関係の宗教的な関係になってしまい、ひたすら上から洗脳され続ける。結果「敬虔な信者」が生まれてしまう構造になのだろうと自分が考えている。

「障害者雇用専門で渡り歩いてきた場合と、健常者の中にいる障害者雇用で渡り歩いてきた場合とでは、この会社で味わう雰囲気は全く異なってくるとと考えていい。。

自分の場合、後者で味わってきたので、入社して違和感だらけだった。それは決しておかしなことではない。おかしく思って普通なのだ。

信者(明らかにこの会社に染まっている社員のことをそう呼ぶ)の話によると、これまでに退職した社員のことを不幸な人間のレッテル者扱いされる。何回聞いたことか、信者たちが勝手にそう思っているだけである。

会社を退職した人間=不幸な人間。そんな関係は絶対にない。

相手がどうあれ、この会社を退職しようが、何処へ行こうが相手は変えられないものであることを信者たちは理解できていない。

辞めようと思ったきっかけ。

入社直後、上司と「あるトラブル」があった。内容は一般の会社であれば皆無であろう内容である。

他の上司や人事にも相談した。相談しても、「特例子会社独特の事のことだから」で片づけられてしまった。

この会社を退職するきっかけになった。

この時点で試用期間だったが、ここで退職する選択肢もあった。当時の自分にはその勇気もなかった。

結局は、社会から見放された落ちこぼれた裸の王様が虚勢張って己の自己満足で働く会社であった。

価値も全くない企業。毎日が憂鬱に感じられた。

それから転職活動に臨んだ。当時のコロナで騒ぎ始めた時期であり、応募しても落ちてばかり。総合計で50社は応募した。

1件内定はもらえたが待遇面でズレがあり、本命の最終選考を前に辞退する。

これで内定がもらえると思った矢先に本命企業が最終選考で不採用。

結局、理由をこじつけてやめることにした。

彼らは一回辞めますと言っただけでは折れはしなかった。

数回を経てやっと相手側が折れた。

そしてその直後に退職しようした。

辞めて見て思うことは、「辞めて良かった」の一言である。

自分の人生、他人にとやかく言われる筋合いはないし、自分の人生、自分で決めて何が悪い。

こんな会社で半年近く働くんだったら、配達員とか自由に働ける仕事した方がはるかに時間を有効に使えただろう。

どうでもいい人間に自分の大事な時間を捧げる必要など全くない。

今現在は理由があって、さらに大変なところで働いているが、昨年の今頃と比較すれば全然いいと思う。

どうでもいい他人に無駄な時間を捧げる必要はないし、時間ばかり奪う人間からはさっさと離れるべきだ。自分の時間が殺されるだけだ。

本当ならば自由に生きて、生き生き働いて色んな所を回りたい。

これが本当の夢である。

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