キャンプブームが終わりどうなるか
2019年頃から始まってコロナで加速したキャンプブームが終わりをむかえつつある。
増えすぎたキャンプ場は経営が下手な所は潰れまくっているし、中〜底価格帯の個性の無い量販店で作ったようなキャンプギアはリサイクルショップに溢れてる。
もともとアウトドア好きなファミリーがコロナ禍で旅行に行けないファミリーを誘ってキャンプを教えて、そのファミリーが自分達も出来たからと周りをグループキャンプに誘ってとにかくキャンパーが増えた。
そして2023年、コロナがほぼ終わって世界はまた開かれた。国内も国外も
そうなると旅行好きはしばらく旅行に忙しくてキャンプからは遠ざかるだろう。
さらにいろんな経験をしたいというファミリーは違うアクティビティーを始めると思う。色々な自治体はそういう人を取り込もうといろんなアクティビティーを提案しだしている。
でも今回のブームで本当にキャンプ好きになった人もたくさんいる。そういう人たちが次はどうなるか、が問題だ。
僕達アウトドア業界は何を提案すればいいか。
僕の答えは「ツーリズムとハイキング」である
キャンプで自然の楽しさを知った人はめちゃくちゃ多いと思う。外で食べる飯とか映える景色とかもそう。
このキャンプビギナーたちは毎回同じキャンプ場に行く事は少ないし、行った先ではその土地のご飯を食べて温泉に入り観光をして帰るって所までがキャンプって事が多い。
でも5回、10回、15回くらいキャンプをするとちょっと何かが物足りなくなってくる。
ギア品評会とかインスタ用の写真を撮るために行く人たちもちょっとずつマンネリしてくるって話しもよく聞く。
せっかく道具を揃えて、慣れてきて、さらにちょっとマンネリ化してきたキャンプを楽しむために何をするか。
1、キャンプ場周辺の観光地やその土地のショップ巡り
2、キャンプ場に隣接または近いアウトドアフィードでのライトアクティビティ
っていうのがここ最近色んな人から聞く話である。
湖ではSUPやカヤック、釣りをやる人も増えてるし山では散策やマウンテンバイクをする人もいる。
でもキャンプ人口は老若男女満遍なくいるしファミリーでも初めやすいのは断然ハイキングだと思う。
ちょっと前に流行った山ガールとかとも違うファミリーハイクやカップルハイク、年配の人のライトハイクなど、グループキャンプの延長で山に入って行く人達が増えると思う。というかそうやって山の魅力を知ってもらいたい。
と、言うように希望も結構入ってるけど
色んな著名人が言うように日本の自然は他国に比べてもすごい豊かだし見どころは沢山ある。
キャンプブームからの流れで自然に踏み込むハードルが少しだけ下がった今、アウトドア業界の僕達がこの「ツーリズムとハイキング」の魅力を上手く伝えられたらキャンプを上手く使いながら自然を楽しむ人が増えると僕は思う。