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エピソードShun5『”お前は俺の誇りだ”』

今日もサトウキビとたわむれていた。

今私がお世話になっている農家さんの顔っていうか、容姿が母方の祖父に似ている。もう少し穏やかな表情をしているけど、それにしてもなんか雰囲気が似ているなと思っていた。

だから日頃一緒に仕事をしていると、じいちゃんにまつわる思い出がふと蘇ってきたりする。。。

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母方の祖父は米の農業従事者であり市議会議員をしていた人。ちなみに今も生きている。じいちゃんちに行ったらじいちゃんの選挙関係なのかポスターが貼ってあったのを覚えている。家には功労者に向けて贈られる表彰状みたいのもあった。よく国会議事堂の向かいにある議員会館で開催される会議に出席していたことも、私が国家公務員になってから知った。あんま話したことはないけど、地方自治体の中でも責任ある立場で献身的に国に働きかけていたんだと思う。

そんな祖父だから、私が国家公務員を辞めて山小屋で働くと打ち明けた時にはなんとも言えない一言をもらった。

しゅん辞めるな。お前は俺の誇りだ。”

生きているうちにこういった一言をもらえるのはとても名誉なことだ。けど、当時の私はこの仕事をやめたらじいちゃんにとって自分は価値がなくなるのだろうかと、悲観的になったことを覚えている。本当は好きな道を選択した自分を称えて欲しかったのだ。。。

とはいっても実際に自分の価値がなくなるのかと言えばそんなはずもなく、やっぱり孫がお国のもとで働くっていうのはじいちゃんながらに本当に嬉しいことだったんだろうなって今なら分かる。

。。。

私の職場は国会議事堂だった。当時、会議のために議員会館を訪れたじいちゃんは国会議事堂内の参観ツアーにも参加したらしい。その時、内部にいた職員に”うちの孫がここで働いているんです。どうぞよろしくお願いします。”てな感じで当時上司だった男性職員にじいちゃんが自分の名刺を渡した、というちょっとしたエピソードもある。


そんなことをふとサトウキビ狩りをしながら思い出したら、なんかじいちゃんを愛おしく感じて会いたくなった。

サトウキビ狩りしてるって言ったらなんて言うんだろうな〜。。。


▶︎今日の例文

Can you believe it?(それって信じられる?)

多分じいちゃんは信じられないだろうと思ったので今日はこの例文!

今日も読んでいただいてありがとうございました。


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