ヘリコプター
夏真っ盛りの8月。
おれはヘリコプターに乗った。
片道10時間かけて歩いても辿り着かない奥地にものの10分ほどで到着した。
あのとき何を感じたのか。
自分に問うてみてもそのアンサーが返ってこない。
それくらい夢中になって山の景色を目に焼き付けようと必死になっていたんだと思う。
普通に生きていたら到底することのない経験に胸が高鳴っていた気もする。
とにかくこれまでの出会いや、無理な選択をしてきた自分に感謝しようと思った。
壮大な景色は人を丸く収めるちからがあると思う。
励みになります。